“戦争:いくさ” の例文
“戦争:いくさ”を含む作品の著者(上位)作品数
三遊亭円朝4
与謝野晶子3
薄田泣菫2
徳冨蘆花2
泉鏡花2
“戦争:いくさ”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 地理・地誌・紀行 > アジア50.0%
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究9.1%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸8.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
それは無理もない、亡くなつた男は一生涯細君と戦争いくさを続けて来たのに、弁士は独身者どくしんもののやうに言つてゐる。
戦争いくさがないと生きている張り合いがない、ああツマラない、困った事だ、なんとか戦争いくさを始めるくふうはないものかしら。」
号外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
まだるつこい飯なぞ食つてゐては、とて戦争いくさは出来ないといふ事に誰よりも早く気がついたのは、幕末の江川太郎左衛門であつた。
ところで、お前がその戦争いくさの話を語るのが、上手だという事をお聞きになり、お前のその演奏をお聞きになりたいとの御所望である、であるから
耳無芳一の話 (新字新仮名) / 小泉八雲(著)
「八たび戦争いくさに出て、生命懸いのちがけの働きをした者は自制の道をわきまへてゐますぞ。」
「道服に一腰ざし。むくつけい暴男あらおとこで……戦争いくさを経つろうを負うて……」
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
「僕達はバヴアリア人だよ、仏蘭西は大好きなんだが、止むを得ず戦争いくさしてるんだからね。」
そこで自分は戦争いくさでなく、ほかに何か、戦争いくさの時のような心持ちにみんながなって暮らす方法はないものかしらんと考えた。考えながら歩いた。(完)
号外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
彼は仕事着にはだし足袋、戦争いくさにでも行く様な意気込みで、甲斐々々しく畑に出る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
戦争いくさはいやなもんでごあんすの、山木さん。——そいでその婚礼は何日いつ?」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「だってそうじゃないかお前、今度の戦争いくさだって日本の軍人がえらいから何時いつでも勝つのじゃないか。軍人あっての日本だアね、私共は軍人が一番すきサ」
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
子供が戦争いくさごッこをやッたり、飯事ままごとをやる、丁度そう云った心持だ。
私は懐疑派だ (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
雲をつかむような話で、あるいはシナの皇帝は位を皇太子に譲ってどこかへ逃げて行っちまったとも言い、なあにそうじゃない、戦争いくさに負けて新安府へ逃げたのである。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
此辺では「雹乱ひょうらん」と云って、雹は戦争いくさよりも恐れられる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
この若い者が戦争いくさに出るとは誠に危ない話で、流丸りゅうがんあたっても死んで仕舞しまわなければならぬ、こんな分らない戦争に鉄砲をかつがせると云うならば
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
この暴風雨あらしにそうして居られては済むまい、瓦が飛ぶ樹が折れる、戸外おもてはまるで戦争いくさのような騒ぎの中に、おまえの建てられたあの塔はどうあろうと思わるる
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
世間は直ぐに戦争いくさよりは余計乱れると、私、思うんですよ。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
何しろ世間は泰平すぎるし、腕はあっても出世は出来ず、天下を狙いたいにも天下のあきはないし、戦争いくさをしたくも戦争は起らず、せめて女にでもぞっこん打ち込む事が出来ればまだいいが
「実にいい月じゃないか。戦争いくさに行くとは思われんね」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
旦「何うも君は押付けたような事をいうのが面白い……君に出会ってこのまゝ別れるのは戦争いくさの法にはえようだから、どうだえ何処かでおまんまべてえが付合わねえか」
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
是は戦争いくさの時に物見をした松だと申す事でございます。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
唯協同して生活を営む上に互に自分に適した仕事を受持つので、児を産むからけがらわしい、戦争いくさに出るから尊いというような偏頗へんぱな考を男も女も持たぬように致したいと存じます。
産屋物語 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
武芸ぶげい偵察ていさつ戦争いくさ駈引等かけひきとうにすぐれた、つまり男性的だんせいてき天狗てんぐさんはほとんど全部ぜんぶこのくにあつまってしま
灯の影にひらめく得物の光、暗にうごめく黒い人影、ののしり騒ぐ濁声だみごえ、十字鍬や、スクープや、ショーブルの乱れたところは、まるで戦争いくさの後をまのあたり観るようである。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
「花火ではありません——戦争いくさでやられました」
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
さればとて少女と申す者誰も戦争いくさぎらひに候。
ひらきぶみ (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
今にも戦争いくさが起りそうに見える。
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
戦争いくさをしようにも隣の国がない。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
『兄さん、貴方は死んで呉れちゃいやですよ。決して死ぬんじゃありませんよ。貴方は普通ただ兵士へいたいですよ。戦争いくさの時、死ぬ為に、平生つねから扶持を受けてる人達とは違ってよ。兄さん自分から好んで、』
昇降場 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
いゝえ後家さんだ、姿なりの拵えが野暮でござえます、お屋敷さんで殿様が逝去おかくれになって仕舞ったので、何でも許嫁いいなずけの殿様が戦争いくさ討死うちじにをして、それから貞操みさおを立てるに髪を切ろうと云うのを
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
露西亜ロシヤ戦争いくさ何方どつちともまるまでの所、いやでもあらうが花ちやんに、放鳥の機嫌きげんを取つて貰はにやならないのだからつて——わたしだつて、赤児あかんぼの時から手塩にかけたおめえのことだもの
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「ハヽヽヽヽ、時局と女とは何の関係もあるまい、戦争いくさ門出かどで祝言しうげんするなど云ふことあるぢやないか、松島も久しい鰥暮やもめくらしぢや、可哀さうぢやに早くして遣れ——それに一体、山木、誰ぢや、媒酌ばいしやくは」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
もっとも厳粛な式を行って居るところに行けば、いずれも真面目な顔をして真面目にお経を読み、いかにも真実ありがたく見えて居るですけれど、普通の壮士坊主共が寄り集って居るところに行くと、男色の汚い話、戦争いくさの話、泥棒の話がおもであって
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
明日あす大楠山おおくすやま巻狩まきがりじゃ』などと布達おふれると、乗馬じょうば手入ていれ、兵糧へいろう準備したく狩子かりこ勢揃せいぞろい、まるで戦争いくさのような大騒おおさわぎでございました。
途端に其処に通掛った近衛の将校の方があったのです——凛々りりしい顔をなすった戦争いくさに強そうな方でしたがねえ、其将校の何処が気に入らなかったのか、其可怖こわい眼をした女の方が、下墨さげすむ様な笑みを浮べて、屹度きっとお見でしたの。
昇降場 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
はい、わちきほか親戚みより頼りも有りませんが、たった一人なかの兄のある事を聞いて居ましたが、若い時分道楽で、私が生れて間もなく勘当になって家出をしましたそうですが、随分気性な人ゆえ戦争いくさにでも出て討死もしかねない気性ですから
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
先方むこうではわしの物じゃかららん用を勤めたら金を遣るぞ、勤めをして貰うのは当然あたりまえだから、先方さきへくれろ、それを此方こっちゃで只取ろうとする、先方さきでは渡さんとする、是が大きゅうなると戦争いくさじゃ、実に仏も心配なされて西方極楽世界阿弥陀仏を念じ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
……杉山の子息……あれア、今は徴集されて戦争いくさ(日清戦争)に行つてるだ。あの山師にや、村ではもう懲々こり/″\して居るだア。長野に興業館といふ東京の山師の出店でだな見ていなものを押立おつたてて、薬材くすりで染物のう御始おつぱじめるつて言つて、何も知らねえ村の者をだまくらかして、何でもはア五六千円も集めただア。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
何、もう御覧のとおり、こちらは中庭を一ツ、橋懸はしがかりで隔てました、一室ひとま別段のお座敷でござりますから、さのみ騒々しゅうもございませんが、二百余りの客でござりますで、宵の内はまるで戦争いくさ、帳場のはたにも囲炉裡いろりきわにも我勝われがちで、なかなか足腰も伸びません位、野陣のじん見るようでござりまする。
伊勢之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)