“国柄”のいろいろな読み方と例文
旧字:國柄
読み方割合
くにがら80.0%
こくへい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然し今の日本は、かみにもひとにも信仰のない国柄くにがらであるといふ事を発見した。さうして、かれは之をいつに日本の経済事情に帰着せしめた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
こういう国柄くにがらは沿海のいわゆる百越ひゃくえつ地帯などをさがしまわったら、まれにも類似の例を見出し得られるものであろうかどうか。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
是以こゝをもつて君をはいして親王を立、国柄こくへいを一人の手ににぎらんとの密謀みつぼうあり 法皇ほふわうも是におうじ玉ふの風説ふうせつありとことばたくみざんしけり。時に 延喜帝御年十七なり。
是以こゝをもつて君をはいして親王を立、国柄こくへいを一人の手ににぎらんとの密謀みつぼうあり 法皇ほふわうも是におうじ玉ふの風説ふうせつありとことばたくみざんしけり。時に 延喜帝御年十七なり。