“裸馬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はだかうま85.7%
らば14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手前たちも知っているだろう。(和吉の顔をきっと見る。)はりつけになる奴は裸馬はだかうまにのせられて、江戸中を引きまわしになるんだ。
勘平の死 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
この時女は、裏のならの木につないである、白い馬を引き出した。たてがみを三度でて高い背にひらりと飛び乗った。くらもないあぶみもない裸馬はだかうまであった。
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ことに、裸馬らばを駆る技術に至ってははるかに陵をしのいでいるので、李陵はただしゃだけを教えることにした。左賢王さけんおうは、熱心な弟子となった。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
公主嶺馬駆る見れば裸馬らばにして著ぶくれの子が風あふり来る
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)