“屁:へ” の例文
“屁:へ”を含む作品の著者(上位)作品数
野村胡堂6
夢野久作6
柳田国男5
正岡子規4
夏目漱石3
“屁:へ”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]10.0%
歴史 > 伝記 > 日本8.3%
文学 > フランス文学 > 小説 物語3.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
渋谷へ行ったみな子に東京駅であうはずがあるものかなどという理屈は、こういう異常時の人間の心理を知らぬものの理屈だ。
秘密 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
彼等をシベリアへよこした者は、彼等が、×××餌食えじきになろうが、狼に食い×××ようが、とも思っていやしないのだ。
渦巻ける烏の群 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
「その代り今後ますます貴様を軽蔑けいべつしてやるからそう思えだろう。僕は君の軽蔑なんかとも思っちゃいないよ」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「待て、ええ、でもない喧嘩けんかと違うぞ。裁判だ。罪がきまつてから罰することだ。騒ぐない。噪々そうぞうしい。」
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
五年も十年も人のしり探偵たんていをつけて、人のひる勘定かんじょうをして、それが人世だと思ってる。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
忠家はこのを聞いた時に「心うきことにも逢ひぬるかな。世にありて何かはせん。出家しゆつけせん」と思ひ立つた。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
翌る朝、草川巡査に報告に行った時には、まさかこんな田舎の駐在所に居るッポコ巡査に、看破みやぶられるような心配はあるまい。
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
上原は渋江氏に対して余り同情を有せぬ人で、優善にはかすという渾名あだなをさえ附けていたそうである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
石太郎いしたろうの名人であるのは、浄光院じょうこういん是信ぜしんさんに教えてもらうからだと、みんながいっていた。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)
をひった話などしたら、まっさきにおかあさんはわらいだしてしまうだろう、とても、まじめにとってくれぬだろう。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)
ふみすぎにけり、で杉を使ったなどは随分せつない、歌仙の歌でも何でも有りはしない、音律不たしかなせつのような歌である。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
彼は直立不動の姿勢を取り、両膝をぎゅっと締め合わせ、横面よこづらをぴしゃりと来るぐらいとも思わず、いよいよ図に乗ってきた。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
徳三郎は少しマゴマゴしながら、それでも、庭口の物干竿をおろすと、お勝手口まで持って来て、格子の外から、ッピリ腰に構えました。
「怪談ですよ、心細いな、こいつは食べるものじゃありません、それ、よく言うでしょう、猫が化けたとか、いたちを垂れたとか」
「おい、君、ついでにレムブラントもデュラアも、我々同様を垂れたと云う考証を発表して見ちゃどうだ。」
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
実をいうと三洋丸ぐらいの機械を持っていれあ、速力を五ノット増すくらいの事は河童かっぱなんだ。
焦点を合せる (新字新仮名) / 夢野久作(著)
彼にとっていっさいが河童かっぱだということを示すために、にんじんは、そとへ出ると口笛を吹く。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
だから中戸川なかとがは氏を得たのち始めて或重大な役目を勤めるやうになつたと云ふべきである。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
の音で隣りの独房にいる同志の健在なことを知る——三・一五の同志の歌で、シャバにいたとき、俺は何かの雑誌でそれを読んだことがあった。
独房 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
これは福富の織部おりべなる者面白くをひる事に長じ、貴人面前にその芸を演じ賞賜多くて長者となる。
「そうですね。そう云ってもいでしょう。勘定かんじょうをされるのが、いやですからね」
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「どうだ歩けそうもねえな。まるでっぴり腰だ。ちっと休むが好い。おれは遊びに行って来るから」
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「そのお半はまた、腰抜け彌八なんかをとも思わないから、次には、お六に乗り移り、それからお房に変り、近頃は一番綺麗なお萩の御機嫌取に夢中だ」
「そんなこたあでもねえさ」と老人は云った、「いかずちの船大工に頼めばすぐつくろってくれるだ、いいとも、おらが持ってって頼んでやるだよ」
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「そんなこたあでもねえさ」と老人は云った、「いかずちの船大工に頼めばすぐつくろってくれるだ、いいとも、おらが持ってって頼んでやるだよ」
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
こういう狭い場処や危険な所も、モノに導かれると通行ができるのだが、ただその人がをひるときはモノが手を放すので、たちまち絶壁から落ちることがある。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
をコクとかうそをコクとかいう下品なことばが暗示しているように、つまりは狭いところを無理に通して、附いているものを落そうという行為であった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
あやかさんという人は一人の男ぐらいとも思っていないので、世界中の男が、つまり自分のよりどり随意の品物に見えるというような楽天家じゃないかと私は思う。
不連続殺人事件 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
人間孤独の相などとは、きまりきったこと、当りまえすぎる事、そんなものはでもない。
「悔恨の無い文学は、のかっぱです。悔恨、告白、反省、そんなものから、近代文学が、いや、近代精神が生れた筈なんですね。だから、——」また、どもってしまった。
(新字新仮名) / 太宰治(著)
弗々々ふっふっふっの如くらすガソリンの余煙よえん
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
自分だけのことを云えば、その時の私には落第などは河童かっぱだった。
前途なお (新字新仮名) / 小山清(著)
「ナアニ。機関車は全部鉄造りじゃけにな。あんげな石ぐらいでもなかろ」
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「あ、こわい、こわい。沈香じんこうもたかず、もこかずにいるんだな」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
「雲のあわやから鬼がけつん出して縄で縛るよなをたれた」
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
私は元来葛根湯というせんじ薬が大好きでのようなことでもすぐ女房に葛根湯を煎じてもらうのであったが、何もグスに葛根湯を勧めるのは親切気なぞあってのことではない。
葛根湯 (新字新仮名) / 橘外男(著)
「ほんとにまぬけでのろまで」とお秀は舌打ちをする、いかにもかんに障るといったような舌打ちである、「あれでよく通船が飼っとくもんだ、あきれ返っても出あしねえよ」
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「ほんとにまぬけでのろまで」とお秀は舌打ちをする、いかにもかんに障るといったような舌打ちである、「あれでよく通船が飼っとくもんだ、あきれ返っても出あしねえよ」
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
かゝなかにも社会しやくわい大勢力だいせいりよくいうする文学者ぶんがくしやどのは平気へいき平三へいざ行詰ゆきづまりしともおもはず。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
それと共に、母の小言などはとも思はぬ態度そぶりやら、赤黒い顔、強さうな肥つた体、巡査、鉄砲、雁の血、などが一緒になつて、何といふ事もなく叔父をおそれる様な心地になつた。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
の神の赤きほこらの真つ昼間大肌になりて汗ふきにけり
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ひったことまで一々罪に勘定されたら助からんわい
人間失格 (新字新仮名) / 太宰治(著)
みんな尻を立てゝ、かけまはつてひろひました。誰かが、つづけさまにをたれると、みんながはやしたり、笑つたり、歌をうたひました。けれど誰も手を休めず、ドン/\、栗をひろひました。
栗ひろひ週間 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
社会的責任の如き河童かっぱではないですか。
余はベンメイす (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
不意に、格子障子があけられて、奥からゴマ塩頭のツルツルと滑つこい皮膚を持つた六十あまりの童顔のぢいさんが、店へ出てきて、私の前で手をついて、つぴりごしをしながらペコペコ頭をさげた。
イボタの虫 (新字旧仮名) / 中戸川吉二(著)
人の後ろにかがんでいては恩賞にもにもならぬ。
糞、尿、など多く用ゐたるは其角きかくなり。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
これからだって、どうなることか、分るものか! 分るものか! 俺が一人死ぬことは、誰れもとも思っていないのだ。ただ、自分のことを心配してくれるのは、村で薪出しをしているおふくろだけだ。
渦巻ける烏の群 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
その客たちは、熱心に舞台を見ているわけではなく、盛んにコップの音をさせたり、ぺちゃくちゃしゃべったりをひったりするのであった。僕には勝手のちがうこと、いやあきれることばかりであった。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「三七郎は子分共や町内の衆の、出入事の度に物を貰ひつけてゐるから、申松爺さん精一杯のお使ひ物もとも思はない、——あ、爺さん又持つて來たか——などと、良い心持になつて、大概ひとりで食べる」
二百万や三百万の金はでもなくなる話だ。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
がしょう、がしょう、と思うて、おれも八人斬ったが、天下国家とやら、このおれには、とんと夢で踏んだのようなもんじゃ、匂いもせん、音もせん、スウともピイともこかんわい。——ウフフ……馬鹿なこっちゃ。
流行暗殺節 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
先様じゃアとも思召おぼしめさない
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ウッカリ云うたら言い出しコキじゃ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
トント外国の漫画に出てまいりますっぽこドクトルそのままで……読みさしの新聞の裏面に「花嫁殺し迷宮に入る」という標題が、初号三段抜きで掲げてありますところを特に大うつしにして御覧に入れておきます。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
路行く人を河童かっぱと駆ける。
丸の内 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
ぎゅう、ミルクに、ソップにバタ、しゅしゅらしゅんげ(ひげの事)の長いナッポレオンだね、そうら三杯酢は、すっぱいものだね、猫とんびにかっぱのったれかっぱ、とって投げほい」というのである。
新古細句銀座通 (新字新仮名) / 岸田劉生(著)
「岡っ引きをとも思わないわけだな」
この時は試験はの如しだと思ふた。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
でもこき出しひッたらよかろう
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
でも景清、外道げどうの大将
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「死んだ者のことを彼れこれ言ふわけぢやねえが、ね親分、聽いておくんなさい、このあつしも去年の秋、一兩二分借りたのを、半年の間に、一兩近けえ利息をしぼられましたぜ。十手や捕繩をとも思はない爺イでしたよ」
うんともいうなもひんな
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
私はその時分、彼女をつくづく天稟てんぴん淫婦いんぷであると感じたことがありましたが、それはどう云う点かと云うと、彼女はもともと多情な性質で、多くの男に肌を見せるのをとも思わない女でありながら、それだけ又
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「そうか、おれが小男とわかってもか。ふふふ、なるほど、おれは小男だが、ここにいる娘は恐ろしいやつよ。こいつはな、暗闇くらやみでも眼が見えるのだ、そして、男より力が強く、人を殺すことなど、とも思っていないのだ」
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
彼はをひる。
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
これも臭気を嗅がしめるのが目的と見えて、ただそれだけでも相応に臭いのに、更にその際の唱えごととして「隣の婆々ばばをひった」という類の下品な言葉があり、またふふらのふんというような鼻の音の声色をはやしにしている。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
……なぜおれは年をとってしまったのだ? なぜおれの気持があの人に通じないのだ? あの飾り気たっぷりの言い回し、カビの生えた女大学式な考え、世の中を滅ぼすものとかなんとかいう、愚にもつかない理屈——いやはや、じつにやりきれん。
李杜りと王孟おうもうの如き詩人を、蕪村時代の日本に生れて俳句を作らしめたりとも、彼らが蕪村よりはるかに立ちまさりたる技倆ありとも信じがたく、蕪村をして盛唐に生れしめなば、一ぽこ詩人にて終りたらんとも信じがたく候。
人々に答ふ (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
お前の顔は、どう見たって狐以外のものではないんだ。(狐をケツネと発音するのです。どこの方言かしら)よく覚えて置くがええぞ。ケツネのつらは、口がとがってひげがある。あの髭は右が三本、左が四本、ケツネのというものは、たまらねえ。
貨幣 (新字新仮名) / 太宰治(著)
笑ってちャいけないヨ、それじゃネ萩の花と置いてはどうだ、そりャどういう訳だ、どういう訳もないけれど外に置きようはなしサ 今萩がさかりだから萩の花サ、そんな訳の分らぬのは困るヨ、じゃ君ひり虫というのはどうだ 屁ひり虫は秋の季になってるから
(新字新仮名) / 正岡子規(著)
それサ辞世の歌一首詠もうと思ったが間に合わないから十七字に変えて見たがやはりまだ五字出来ないのだが、五文字出来なけりャ十二字でも善いじゃないか 言って見たまえ、そんなら言って見よか「をひって尻をすぼめず」というのだ 何か下五文字つけてくれ
(新字新仮名) / 正岡子規(著)
越後南蒲原みなみかんばら郡の子供言葉に、剖葦の鳴声だと言って、それと三分二以上同じものが伝わっているのみならず別にまたひり爺の昔話の一変形として、小鳥が娘の腹に飛び入って、そういう唄を歌ったというものも採集せられている(『昔話研究』二号)。
といったような極めて荒っぽい決議で、旅費を工面して二人を旅立たせた……というのであるが何がさて、無双の無頓着主義の頭山満と人を殺すことをとも思わぬ無敵の乱暴者、奈良原到という、代表的な玄洋社式がつながって旅行するのだから、途中は弥次喜多どころでない。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
上述の月氏国王が謀を馬に洩らしてしいに遭ったり、フリギアや蒙古の王の理髪人が穴に秘密を洩らしたりしたについて想い起すは、アラビヤ人がを埋めた話で、これもその節高木君へ報じたが、その後これについて、政友会の重鎮岡崎邦輔氏が、大いに感服された珍談がある。
「いいか、みんなきけ。今から一番どりが鳴くまでじっと眼をつぶっていろ。そうすれば眼が見えるようになる。おれはこれから二人の塩漬けの人間を生き上らせに行くんだ。邪魔をするとおれのの音をきかせるぞ。おれの屁の音をきくと、耳がつぶれて一生治らないのだぞ。ヤ、ドッコイショ」
豚吉とヒョロ子 (新字新仮名) / 夢野久作三鳥山人(著)
太「うか、それで婆ア様ア悦んで行くのだ、久しく尋ねねえだが秋口は用が多えで此の間買った馬は二両五粒だが、たけえ馬だ、見毛みけいが、うも膝頭ひざっこ突く馬で下り坂は危ねえの、くしゃみばかりしてベエたれ通しで肉おっぴり出す程だによ、婆ア様に宜しく云って下せえ、左様だら」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「頼まれたんですよ、親分。——この月見は無事に濟みさうもない。主人の丹右衞門は剛腹だから、おどかしの手紙が三本や五本來たつて、とも思つちやゐないが、側にゐる奉公人の私共が心配でならない。兎も角、客の一人といふことにして、一と晩見張つてくれるやうに——と扇屋の手代小半次といふのが、たつての頼みだ」