“屁古”の読み方と例文
読み方割合
へこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おれは目を三つおきに読んだだけだが、こんなことで屁古へこたれるようなものはシステムでもなんでもありはしないのだ。
黒い手帳 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「……佐原屋といえば、こんどの禁制でいちばん手いたい目にあった組だ。一万斤の生糸の売渡しが破談になったばかりか、そのためにトーマス商会と訴訟になり、その談判に一日の通弁料が百両という仕あわせでは、いかに佐原屋でも屁古へこたれたこったろう」
顎十郎捕物帳:14 蕃拉布 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)