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はつ
ふりがな文庫
“
発
(
はつ
)” の例文
旧字:
發
是等
(
これら
)
の㕝どもをおもひはかるに、越後のうちには地火をいだす
火脉
(
くわみやく
)
の地
多
(
おほ
)
く、いまだ陽火を
得
(
え
)
ずして
発
(
はつ
)
せざるも多かるべし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
川塲を
発
(
はつ
)
して沼田に
帰
(
かへ
)
れば、郡役所、警察署、収税署等の諸員及有志者等、一行の安着を
歓迎
(
くわんげい
)
し、
直
(
たた
)
ちに三好屋に於て
盛
(
さか
)
んなる
慰労会
(
ゐらうくわい
)
を
催
(
もよふ
)
されたり。
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
夫
(
それ
)
羅山
(
らざん
)
の
口号
(
こうがう
)
に
曰
(
いはく
)
、
萬葉集
(
まんえふしふ
)
は
古詩
(
こし
)
に
似
(
に
)
たり、
古今集
(
こきんしふ
)
は
唐詩
(
たうし
)
に
似
(
に
)
たり、
伊勢物語
(
いせものがたり
)
は
変風
(
へんぷう
)
の
情
(
じやう
)
を
発
(
はつ
)
するに
贋
(
にせ
)
たり、
源氏物語
(
げんじものがたり
)
は
荘子
(
さうし
)
と
天台
(
てんだい
)
の
書
(
しよ
)
に
似
(
に
)
たりとあり。
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
親子
(
おやこ
)
若
(
もし
)
くは
夫婦
(
ふうふ
)
が
僅少
(
わづか
)
の
手内職
(
てないしよく
)
に
咽
(
むせ
)
ぶもつらき
細々
(
ほそ/\
)
の
煙
(
けむり
)
を立てゝ世が世であらばの
嘆
(
たん
)
を
発
(
はつ
)
し
候
(
そろ
)
は
旧時
(
きうじ
)
の作者が
一場
(
いつぢやう
)
のヤマとする所に
候
(
そろ
)
ひしも
今時
(
こんじ
)
は小説演劇を
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
気を
焦
(
いらだ
)
って源助町の比企一隆斎、鏡丹波らが、一時に左右から斬りこんで、たちまち
打
(
ちょう
)
ッ! の刃音、
発
(
はつ
)
! の気合い、
混剣乱陣
(
こんけんらんじん
)
の場と化し去ったが、茨右近は
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
とお言いになると、大将はうやうやしく琴を受け取って、
一越
(
いっこつ
)
調の
音
(
ね
)
に
発
(
はつ
)
の
絃
(
いと
)
の標準の
柱
(
じ
)
を置き全体を弾き試みることはせずにそのまま返そうとするのを院は御覧になって
源氏物語:35 若菜(下)
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
恁
(
か
)
く
嬌瞋
(
きやうしん
)
を
発
(
はつ
)
しては
屹度
(
きつと
)
可
(
い
)
いことはあるまい、
今
(
いま
)
此
(
こ
)
の
婦人
(
をんな
)
に
邪慳
(
じやけん
)
にされては
木
(
き
)
から
落
(
お
)
ちた
猿
(
さる
)
同然
(
どうぜん
)
ぢやと、おつかなびつくりで、おづ/\
控
(
ひか
)
へて
居
(
ゐ
)
たが、いや
案
(
あん
)
ずるより
産
(
うむ
)
が
安
(
やす
)
い。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と、とつぜん、ヒュウッと二
発
(
はつ
)
の
弾
(
たま
)
が飛んできて、ヤッローの
胸
(
むね
)
にあたりました。ヤッローは、もうだめだ、とは思いましたが、かりゅうどにつかまらないように、一生けんめい飛びました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
覇王樹
(
さぼてん
)
のくれなゐの花海のべの光をうけて
気
(
き
)
を
発
(
はつ
)
し居り
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
是等
(
これら
)
の㕝どもをおもひはかるに、越後のうちには地火をいだす
火脉
(
くわみやく
)
の地
多
(
おほ
)
く、いまだ陽火を
得
(
え
)
ずして
発
(
はつ
)
せざるも多かるべし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
幾度
(
いくど
)
掛
(
か
)
けてもチヤンと、
存生中
(
ぞんしやうちゆう
)
に
物言
(
ものい
)
ふ
通
(
とほ
)
り、
音色
(
おんしよく
)
が
発
(
はつ
)
するのだから
其人
(
そのひと
)
が
再
(
ふたゝ
)
び
蘇生
(
よみかへつ
)
て
対話
(
たいわ
)
でもするやうな
心持
(
こゝろもち
)
になるのだから、
大
(
おほ
)
きに
是
(
これ
)
は
追善
(
つゐぜん
)
の
為
(
ため
)
に
宜
(
よ
)
からうと考へられまする。
世辞屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
或は
岩
(
いわ
)
に
触
(
ふ
)
れて
澎湃
(
ばうはい
)
白沫を
飛
(
と
)
ばし、或は瀾となり
沈静
(
ちんせい
)
深緑
(
しんりよく
)
を
現
(
あら
)
はす、沼田を
発
(
はつ
)
して今日に
至
(
いた
)
り河幅水量
共
(
とも
)
に
甚
(
はなはだ
)
しく
减縮
(
げんしゆく
)
せるを
覚
(
おぼ
)
えず、果して尚幾多の長程と
幾多
(
いくた
)
の険所とを
有
(
いう
)
する
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
またのぼりゆき/\て
桟齴
(
かけはしのやう
)
なる道にあたり、岩にとりつき竹の根を
力草
(
ちからくさ
)
とし、一歩に一声を
発
(
はつ
)
しつゝ気を張り
汗
(
あせ
)
をながし、千
辛
(
しん
)
万
苦
(
く
)
しのぼりつくして馬の
背
(
せ
)
といふ所にいたる。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
其議論の
激
(
はげ
)
しき
遂
(
つひ
)
に小西技師をして、
国境論者
(
こくけうろんしや
)
は別隊を
率
(
ひき
)
ゐて
別
(
べつ
)
に
探検
(
たんけん
)
すべしとの語を
発
(
はつ
)
せしむるに
至
(
いたり
)
たる程なりき、
若
(
もし
)
糧食
(
れうしよく
)
の
備
(
そな
)
へ充分にして廿日以上の日子を
費
(
つひや
)
すの覚悟なりせば
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
またのぼりゆき/\て
桟齴
(
かけはしのやう
)
なる道にあたり、岩にとりつき竹の根を
力草
(
ちからくさ
)
とし、一歩に一声を
発
(
はつ
)
しつゝ気を張り
汗
(
あせ
)
をながし、千
辛
(
しん
)
万
苦
(
く
)
しのぼりつくして馬の
背
(
せ
)
といふ所にいたる。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
命
(
いのち
)
たすかりたるのち
春暖
(
しゆんだん
)
にいたれば
腫
(
はれ
)
病
(
やまひ
)
となり
良医
(
りやうい
)
も
治
(
ぢ
)
しがたし。
凍死
(
こゞえしゝ
)
たるはまづ
塩
(
しほ
)
を
熬
(
いり
)
て
布
(
ぬの
)
に
包
(
つゝみ
)
しば/\
臍
(
へそ
)
をあたゝめ
稿火
(
わらび
)
の
弱
(
よわき
)
をもつて
次第
(
しだい
)
に
温
(
あたゝむ
)
べし、
助
(
たすか
)
りたるのち
病
(
やまひ
)
を
発
(
はつ
)
せず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“発”の解説
発(發、はつ)は、夏朝の第16代帝。『史記』などにあるように、一般には帝桀の父は帝発とされているが、一説には帝桀の兄という。
即位後、諸々の夷が発の門前に来て、舞を披露したという。
第16代
(出典:Wikipedia)
発
常用漢字
小3
部首:⽨
9画
“発”を含む語句
発見
出発
発生
発端
発足
発条
徴発
発覚
発句
発奮
発散
発程
発射
発条仕掛
発作
発矢
発止
発揮
発願
新発意
...