“存生中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぞんしょうちゅう54.5%
ぞんじょうちゅう27.3%
ぞんしやうちゆう18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女のいわゆる夫というのは何でも、請負師うけおいしか何かで、存生中ぞんしょうちゅうにだいぶ金を使った代りに、相応の資産も残して行ったらしかった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
柳は夫半右衞門存生中ぞんじょうちゅう密夫みっぷを引入れ、姦通致せしかどばかりでも既に半右衞門の妻たる道を失ってる半右衞門において此の事を知ったならば軽うても離縁いたすであろう
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
幾度いくどけてもチヤンと、存生中ぞんしやうちゆう物言ものいとほり、音色おんしよくはつするのだから其人そのひとふたゝ蘇生よみかへつ対話たいわでもするやうな心持こゝろもちになるのだから、おほきにこれ追善つゐぜんためからうと考へられまする。
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)