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高価
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こうか
ふりがな文庫
“
高価
(
こうか
)” の例文
旧字:
高價
こんどのことで、いちばん
損
(
そん
)
をしたのは、
高価
(
こうか
)
な
銃
(
じゅう
)
をなくし、
世間
(
せけん
)
からわるく
思
(
おも
)
われた
家主
(
やぬし
)
であろうと、
考
(
かんが
)
えたので、
画家
(
がか
)
にそう
話
(
はな
)
すと
春はよみがえる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こういって、その男は、とけいにつけた
高価
(
こうか
)
なかぎたばを、がちゃがちゃと
鳴
(
な
)
らし、首のまわりにかけた、どっしりおもい金ぐさりのあいだに、手をつっこみました。
影
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
「ほうほう、だいぶん熱心じゃが、それもあるにはある。しかしこれを教えるには、大分
高価
(
こうか
)
につくが、いいかね。まずウィスキーならダース
入
(
いり
)
の
函単位
(
はこたんい
)
でないと取引が出来ないが……」
毒瓦斯発明官:――金博士シリーズ・5――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
呉服物
(
ごふくもの
)
なども、
良
(
よ
)
い
品物
(
しなもの
)
は
皆
(
みな
)
特別
(
とくべつ
)
に
織
(
お
)
らせたもので、
機織
(
はたおり
)
がなかなか
盛
(
さか
)
んでございました。
尤
(
もっと
)
もごく
高価
(
こうか
)
の
品
(
しな
)
は
鎌倉
(
かまくら
)
では
間
(
ま
)
に
合
(
あ
)
わず、
矢張
(
やは
)
りはるばる
京
(
きょう
)
に
誂
(
あつら
)
えたように
記憶
(
きおく
)
して
居
(
お
)
ります。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
日本
(
にっぽん
)
ではとても
高価
(
こうか
)
なじゅうたんが、
部屋
(
へや
)
いっぱいにしきつめてあって、アメリカ
人
(
じん
)
がその
上
(
うえ
)
をくつのまま、へいきであるいているのにもおどろきましたが、どの
家
(
いえ
)
にもガス
灯
(
とう
)
がついていて
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
▼ もっと見る
それとも
物質
(
ぶっしつ
)
の
変換
(
へんかん
)
……
物質
(
ぶっしつ
)
の
変換
(
へんかん
)
を
認
(
みと
)
めて、
直
(
すぐ
)
に
人間
(
にんげん
)
の
不死
(
ふし
)
と
為
(
な
)
すと
云
(
い
)
うのは、
恰
(
あだか
)
も
高価
(
こうか
)
なヴァイオリンが
破
(
こわ
)
れた
後
(
あと
)
で、その
明箱
(
あきばこ
)
が
換
(
かわ
)
って
立派
(
りっぱ
)
な
物
(
もの
)
となると
同
(
おな
)
じように、
誠
(
まこと
)
に
訳
(
わけ
)
の
解
(
わか
)
らぬことである。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
他国の
相場
(
そうば
)
より幾割の
高価
(
こうか
)
にて引受け申すべしとの事なり。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
彼女
(
かのじょ
)
は、
高価
(
こうか
)
な
金
(
かね
)
を
出
(
だ
)
して、そのオルガンをお
父
(
とう
)
さんから
買
(
か
)
ってもらうことにしました。それほど、お
嬢
(
じょう
)
さんは、このオルガンに
憧
(
あこが
)
れました。
楽器の生命
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そうして、
明
(
あ
)
くる
日
(
ひ
)
の
朝
(
あさ
)
、
目
(
め
)
を
開
(
あ
)
いてみますと、
不思議
(
ふしぎ
)
にも、
一人
(
ひとり
)
の
娘
(
むすめ
)
のまくらもとには、みごとなくしと、
光
(
ひか
)
った
高価
(
こうか
)
な
指輪
(
ゆびわ
)
がありました。
夕焼け物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
さらに、
奥
(
おく
)
の
間
(
ま
)
へ
目
(
め
)
を
向
(
む
)
けると、百
姓家
(
しょうや
)
にしては、ぜいたくすぎる
派手
(
はで
)
な
着物
(
きもの
)
が、
同
(
おな
)
じように
高価
(
こうか
)
な
帯
(
おび
)
といっしょに
衣桁
(
いこう
)
へかかっていました。
子供は悲しみを知らず
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
南
(
みなみ
)
の
国
(
くに
)
へさえ
持
(
も
)
ってゆけば、一つが
幾
(
いく
)
百
両
(
りょう
)
にもなる
品物
(
しなもの
)
ばかりだ。これをやるのは
惜
(
お
)
しい。こんなに
高価
(
こうか
)
なものをお
礼
(
れい
)
にする
必要
(
ひつよう
)
はないのだ。
宝石商
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そうして、
箱
(
はこ
)
の
中
(
なか
)
から、さんごや、
真珠
(
しんじゅ
)
や、めのうや、
水晶
(
すいしょう
)
や、その
他
(
た
)
、いろいろと
高価
(
こうか
)
な、
美
(
うつく
)
しい
宝石
(
ほうせき
)
を
出
(
だ
)
して、
薬売
(
くすりう
)
りに
示
(
しめ
)
しておりました。
薬売り
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかし、まだ
白
(
しろ
)
い
花
(
はな
)
を
見
(
み
)
なかったのであります。これらのらんには、いずれも
高価
(
こうか
)
の
札
(
ふだ
)
がついていました。
らんの花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
無名
(
むめい
)
の
音楽家
(
おんがくか
)
は、このりっぱな
発明
(
はつめい
)
によって、すでに
有名
(
ゆうめい
)
になっていました。そして、その
人
(
ひと
)
の
手
(
て
)
で
造
(
つく
)
られた、オルガンは、ひじょうな
高価
(
こうか
)
のものでありました。
楽器の生命
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
わたしの
大
(
だい
)
きらいな
風
(
かぜ
)
も
当
(
あ
)
たらないし、
人間
(
にんげん
)
が
万事
(
ばんじ
)
いいようにしてくれますからね。しかし、なにしろ
高価
(
こうか
)
なことをいいますから、ちょっとお
客
(
きゃく
)
がわたしには
手
(
て
)
が
出
(
だ
)
せないのです。
みつばちのきた日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
さだめし
高価
(
こうか
)
のものであろうと
思
(
おも
)
いながら
聞
(
き
)
いてみますと、はたして
相当
(
そうとう
)
な
値
(
あたい
)
でした。
さかずきの輪廻
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、それが
驚
(
おどろ
)
くほど
高価
(
こうか
)
に
取
(
と
)
り
引
(
ひ
)
きされたのを
記憶
(
きおく
)
していました。いま、この
珍貴
(
ちんき
)
な
曲玉
(
まがたま
)
が、
砂漠
(
さばく
)
の
中
(
なか
)
で
見
(
み
)
つかったというのは、
昔
(
むかし
)
、
隊商
(
たいしょう
)
の
群
(
む
)
れが、ここを
往来
(
おうらい
)
したからです。
トム吉と宝石
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「このお
茶
(
ちゃ
)
には、
蘭亭
(
らんてい
)
の
白
(
しろ
)
いらんの
花
(
はな
)
が
入
(
はい
)
っています。」といった、この
料理店
(
りょうりてん
)
の
主人
(
しゅじん
)
の
言葉
(
ことば
)
を
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
しました。
白
(
しろ
)
い
花
(
はな
)
は、もっと
珍
(
めずら
)
しいものにちがいない。そして、もっと
高価
(
こうか
)
なものにちがいない。
らんの花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
紳士
(
しんし
)
は、
高価
(
こうか
)
な
金
(
かね
)
を
払
(
はら
)
って、しんぱくを
車
(
くるま
)
の
中
(
なか
)
へ
持
(
も
)
ち
込
(
こ
)
みました。
しんぱくの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
価
常用漢字
小5
部首:⼈
8画
“高”で始まる語句
高
高輪
高尚
高麗
高野
高原
高嶺
高山
高邁
高鼾