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明箱
ふりがな文庫
“明箱”の読み方と例文
読み方
割合
あきばこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あきばこ
(逆引き)
手紙の反古を少し掻き
退
(
の
)
けて見ると、一方の隅には綺麗な
漆塗
(
うるしぬり
)
の小箱がいくつもある。開けて見れば、中は皆
虚
(
から
)
である。これは勲章の
明箱
(
あきばこ
)
であつた。
金貨
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
懐中
(
ふところ
)
を探ると、
燐寸
(
まっち
)
の箱は
既
(
も
)
う
空虚
(
から
)
であった。彼は
舌打
(
したうち
)
して
明箱
(
あきばこ
)
を
投
(
ほう
)
り出した。
此上
(
このうえ
)
は何とかして燐寸を求め得ねばならぬ。重太郎は思案して町の
方
(
かた
)
へ歩み去った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
狭い室内だから塵は
忽
(
たちま
)
ち室内に飛び廻って久しく下へ落付きません。ボーイは大きな
紙屑
(
かみくず
)
や
土瓶
(
どびん
)
の
毀
(
こわ
)
れや弁当と
鮨
(
すし
)
の
明箱
(
あきばこ
)
なんぞを室外へ掃き出しますが塵と細菌はそのまま
置土産
(
おきみやげ
)
にします。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
明箱(あきばこ)の例文をもっと
(5作品)
見る
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
箱
常用漢字
小3
部首:⽵
15画
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