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狩
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か
ふりがな文庫
“
狩
(
か
)” の例文
かりうどが、
狩
(
か
)
りにつかう
刀
(
かたな
)
をぬいて、なにも知らない白雪姫の
胸
(
むね
)
をつきさそうとしますと、お姫さまは泣いて、おっしゃいました。
白雪姫
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
さて
獣
(
けもの
)
はまへにもいへるごとく、
初雪
(
しよせつ
)
を見て山つたひに雪浅き国へ
去
(
さ
)
る、しかれども
行后
(
ゆきおく
)
れて雪になやむもあればこれを
狩
(
か
)
る事あり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
そして、
狩
(
か
)
りだされてきた里人や
郎党
(
ろうどう
)
は、多くの小船に乗りわかれて、湖水の底へ
鈎綱
(
かぎづな
)
をおろしながら、あちらこちらと
漕
(
こ
)
ぎまわった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
アザラシたちは、あらあらしい
狩
(
か
)
りの歌をうたっています。まるで、天と地とが、いまにも、くずれようとしているかのようです。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
間
(
ま
)
もなく
院
(
いん
)
さまは
三浦
(
みうら
)
の
介
(
すけ
)
と
千葉
(
ちば
)
の
介
(
すけ
)
と
二人
(
ふたり
)
の
武士
(
ぶし
)
においいつけになって、
何
(
なん
)
百
騎
(
き
)
の
侍
(
さむらい
)
で
那須野
(
なすの
)
の
原
(
はら
)
を
狩
(
か
)
り
立
(
た
)
ててわたしを
射
(
い
)
させました。
殺生石
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
▼ もっと見る
四五
峯
(
みね
)
の
温泉
(
ゆ
)
にや出で立ち給ふらん。かう
四六
すざましき
荒礒
(
ありそ
)
を何の見所ありて
四七
狩
(
か
)
りくらし給ふ。ここなんいにしへの人の
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
……
煙
(
けむり
)
の
遠
(
とほ
)
いのは
人
(
ひと
)
かと
見
(
み
)
ゆる、
山
(
やま
)
の
魂
(
たましひ
)
かと
見
(
み
)
ゆる、
峰
(
みね
)
の
妾
(
おもひもの
)
かと
見
(
み
)
ゆる、
狩
(
か
)
り
暮
(
く
)
らし
夕霧
(
ゆふぎり
)
に
薄
(
うす
)
く
成
(
な
)
り
行
(
ゆ
)
く、
里
(
さと
)
の
美女
(
たをやめ
)
の
影
(
かげ
)
かとも
視
(
なが
)
めらるゝ。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
竹腰と道家はそこから
己
(
じぶん
)
の
隠
(
かく
)
れ
家
(
が
)
に帰って、不思議な老人に教えられた時機の来るのを待っていた。二人はその間の
生計
(
たつき
)
に野へ出て
獣
(
けもの
)
を
狩
(
か
)
っていた。
赤い土の壺
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
それから
推
(
お
)
して
石器時代
(
せつきじだい
)
の
人間
(
にんげん
)
は
貝
(
かひ
)
や
魚
(
さかな
)
の
他
(
ほか
)
に、
主
(
おも
)
に
猪
(
ゐのしゝ
)
だとか
鹿
(
しか
)
だとかを
狩
(
か
)
りして
食料
(
しよくりよう
)
にしてゐたことが
知
(
し
)
られます。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
その背後には中学びいきの
大人
(
おとな
)
連が陣取っている、その中に光一の伯父さん
総兵衛
(
そうべえ
)
がその
肥
(
ふと
)
った胸を拡げて汗をふきふきさかんに応援者を
狩
(
か
)
り集めていた
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
そうして依然としてできるようなまたできないような地位を、元ほど
焦燥
(
あせ
)
らない程度ながらも、まず自分のやるべき第一の義務として、根気に
狩
(
か
)
り
歩
(
あ
)
るいていた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
固め、
蟻
(
あり
)
の這ひ出る
隙間
(
すきま
)
もなくした上、町内の人手を
狩
(
か
)
り集めて、一軒々々家搜しが始まりましたぜ
銭形平次捕物控:181 頬の疵
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
十七
世紀
(
せいき
)
には王さまたちがエーランド島へよく
狩
(
か
)
りにおいでになりましたが、そのころは、領地ぜんたいがシカの
猟苑
(
りょうえん
)
になっていました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
四日のあいだには、かならず兵三百を
狩
(
か
)
りあつめて、帰陣すると
誓
(
ちか
)
ってでた木隠龍太郎。ああ、かれの影はまだどこからも見えてこない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
木ぎが、ふたたびみずみずしい
若葉
(
わかば
)
をつけはじめたころのことでした。あるとき、この国の王さまが、森で
狩
(
か
)
りをして、シカを
追
(
お
)
っていきました。
マリアの子ども
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
するとある日
天羅国
(
てんらこく
)
の
班足王
(
はんそくおう
)
という
王
(
おう
)
さまが
狩
(
か
)
りの
帰
(
かえ
)
りにわたしを
見
(
み
)
つけて、
御殿
(
ごてん
)
に
連
(
つ
)
れ
帰
(
かえ
)
ってお
后
(
きさき
)
になさいました。
殺生石
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
本草
(
ほんざう
)
にも
食鑑
(
しよくかん
)
にも
御免
(
ごめん
)
蒙
(
かうむ
)
りたる
恐
(
おそ
)
ろしき
茸
(
きのこ
)
にも、
一
(
ひと
)
つ
一
(
ひと
)
つ
名
(
な
)
をつけて、
籠
(
かご
)
に
裝
(
も
)
り、
籠
(
こ
)
に
狩
(
か
)
る。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「直助が承知で
釣
(
つ
)
つたんだらう。——兎に角、あの男の
稼業
(
かげふ
)
をもつとよく知り度い。氣の毒だが下つ引を四五人
狩
(
か
)
り出して、直助の身許と身上と商賣のことを、もつとよく調べ拔いてくれ」
銭形平次捕物控:141 二枚の小判
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
ところがこの
面白
(
おもしろ
)
い
勾玉
(
まがたま
)
の
形
(
かたち
)
が、どうして
出來
(
でき
)
たのであるかといひますと、
昔
(
むかし
)
の
人
(
ひと
)
が
狩
(
か
)
りをして
獸
(
けだもの
)
をとり、その
牙
(
きば
)
や
齒
(
は
)
に
孔
(
あな
)
をあけて
飾
(
かざ
)
りにした
風習
(
ふうしゆう
)
が
傳
(
つた
)
はつて、その
牙
(
きば
)
や
齒
(
は
)
の
形
(
かたち
)
の
曲
(
まが
)
つたのをまねて
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
リスもテンも、キツネのいるのには気がつきませんでした。キツネはじっとして、木のあいだでおこなわれているこの
狩
(
か
)
りを
見物
(
けんぶつ
)
していました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
新府城
(
しんぷじょう
)
から
天目山
(
てんもくざん
)
へ追いつめて、ひとりのこさず
討
(
う
)
ちとってしまえと、きびしい
軍令
(
ぐんれい
)
のもとに、
残党
(
ざんとう
)
を
狩
(
か
)
りたてていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
で、
狩
(
か
)
りにでかけても、むかしのようにかけまわれやしない。だもんだから、
主人
(
しゅじん
)
がおれを
殺
(
ころ
)
そうとするんだ。
ブレーメンの音楽師
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
といいつけて、そこらの
野原
(
のはら
)
を
狩
(
か
)
りたてますと、
案
(
あん
)
の
定
(
じょう
)
たくさんの
伏兵
(
ふくへい
)
が
草
(
くさ
)
の中にかくれていました。そしてみんなみつかって
殺
(
ころ
)
されてしまいました。その
時
(
とき
)
義家
(
よしいえ
)
は
家来
(
けらい
)
たちに
向
(
む
)
かって
八幡太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
お
姫
(
ひめ
)
さまはいわれたとおりにしました。やがて、夜になりますと、ほかのにいさんたちが
狩
(
か
)
りからかえってきました。
食事
(
しょくじ
)
のしたくは、ちゃんとできていました。
十二人兄弟
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
いっぽう、
魔法使
(
まほうつか
)
いのまま母は、王さまが
狩
(
か
)
りにでかけて、るすなのを見すましますと、
侍女
(
じじょ
)
のすがたになって、お妃さまのねているへやにはいっていきました。
にいさんと妹
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
ところが、あるとき、この国の王さまが、この森のなかで大きな
狩
(
か
)
りをもよおしたことがありました。
にいさんと妹
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
けれども、けがはほんのかすり
傷
(
きず
)
でしたので、子ジカは朝になると、もうなんともなくなりました。そのうちに、
狩
(
か
)
りのさわぎがまたもやきこえてきますと、子ジカはいいました。
にいさんと妹
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
さて、あるときのこと、ひとりの王さまがこの森で
狩
(
か
)
りをしました。
十二人兄弟
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
“狩(
狩猟
)”の解説
狩猟(しゅりょう、en: hunting)とは、野生動物を捕獲する行為のことである。
捕獲後の目的(殺傷して利用、保護、タグ付けリリース)とは関係なく、捕獲行為を言う。
(出典:Wikipedia)
狩
常用漢字
中学
部首:⽝
9画
“狩”を含む語句
狩猟
茸狩
狩人
猪狩
狩野
汐干狩
御狩
狩獵
鷹狩
紅葉狩
狩野家
巻狩
蛍狩
兎狩
鳥狩
螢狩
狩集
小鷹狩
山狩
石狩川
...