女中の、見ている前で、ふところから、大事そうに取り出して袱紗づつみ、それをほどいて、小さな、桐の箱を、雪之丞の前に置く。
恥かしくなった与惣次がやにわに駈け出そうとすると、重い袱紗包みが懐中から抜け落ちた。拾って開けると小判が五両に添手紙一封。
“袱紗”の意味
《名詞》
ふろしきより小さい四角の絹布で表裏二枚あわせた布。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)
“袱紗”の解説
袱紗(ふくさ)
絹、縮緬などで一重または表裏二重に作り、無地や吉祥柄などの刺繍を施したもの。物を包んだり(包み袱紗)、進物の上に掛けたりする(掛け袱紗)方形の儀礼用絹布。本項で説明。
茶道で茶道具を拭い清めたり、茶碗その他の器物を扱うのに用いるおよそ縦9寸、横9寸5分の絹布。帛紗。
糊を引いていない柔らかい絹。
他の語に冠して用いる、本式でないもののことを指す語。
和菓子の一種。つやふくさ。
料理用語。例として、袱紗仕立て(2種類の味噌を使った汁)。袱紗卵(具の入った柔らかな卵焼き)。本膳料理を簡略化したものを袱紗料理と呼ぶ。
袱紗(ふくさ)とは贈り物の金品などを包んだり、覆うのに使用する方形の布である。小さい物を帛紗(ふくさ)と表記する。
(出典:Wikipedia)
袱紗(ふくさ)とは贈り物の金品などを包んだり、覆うのに使用する方形の布である。小さい物を帛紗(ふくさ)と表記する。
(出典:Wikipedia)