“胡摩塩”の読み方と例文
読み方割合
ごましお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この近辺を界して、南方の岩石は、藍色末に胡摩塩ごましおを少々振りかけたような斑点、藍灰色で堅緻だから、山稜も従って稜々ぎざぎざして、穂高の岩石と、形質がいささかも違わぬ。
穂高岳槍ヶ岳縦走記 (新字新仮名) / 鵜殿正雄(著)
南天なんてんの実の模様のついた胡摩塩ごましおの包紙、重たい縮緬ちりめん袱紗ふくさ、それをお婆さんの詰めてくれた重箱の上に載せ、風呂敷包にして、復た捨吉は河岸の樽屋まで配りに行って来た。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)