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日數
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ひかず
ふりがな文庫
“
日數
(
ひかず
)” の例文
新字:
日数
日數
(
ひかず
)
のたつに從ひ、靜に考へて見ると、姉の家が居づらいのではなくて、それは別の事から起つて來る感情の爲である事に心づいて來た。
或夜
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
勘次
(
かんじ
)
は
只
(
たゞ
)
お
品
(
しな
)
にのみ
焦
(
こが
)
れて
居
(
ゐ
)
たのであるが、
段々
(
だん/\
)
日數
(
ひかず
)
が
經
(
た
)
つて
不自由
(
ふじいう
)
を
感
(
かん
)
ずると
共
(
とも
)
に
耳
(
みゝ
)
を
聳
(
そばだ
)
てゝさういふ
噺
(
はなし
)
を
聞
(
き
)
くやうに
成
(
な
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
奪
(
うば
)
ひ酒色に
酖
(
ふけ
)
り
急
(
いそ
)
がぬ道も
日數
(
ひかず
)
經
(
へ
)
て
漸
(
やう
)
やく江戸へ近づき神奈川宿の
龜屋徳右衞門
(
かめやとくゑもん
)
といふ
旅籠屋
(
はたごや
)
へ泊り
隣
(
となり
)
座敷を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
右
(
みぎ
)
の
次第
(
しだい
)
にて
大陰暦
(
たいゝんれき
)
は
春夏秋冬
(
しゆんかしうとう
)
の
節
(
せつ
)
に
拘
(
かゝは
)
らず、一年の
日數
(
ひかず
)
を
定
(
さだむ
)
るものなれば
去年
(
きよねん
)
の
何月何日
(
なんぐわつなんにち
)
と、
今年
(
ことし
)
の
其日
(
そのひ
)
とは
唯
(
たゞ
)
唱
(
となへ
)
のみ
同樣
(
どうやう
)
なれども
四季
(
しき
)
の
節
(
せつ
)
は
必
(
かなら
)
ず
相違
(
さうゐ
)
せり。
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
奧州
(
あうしう
)
からこゝまで歸るには、道中の
日數
(
ひかず
)
がなかなかかゝりますからな。
能因法師
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
ネープルス
港
(
かう
)
を
出
(
い
)
づる
時
(
とき
)
には
笑
(
え
)
めるが
如
(
ごと
)
き
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
は
鮮明
(
あざやか
)
に
此
(
この
)
甲板
(
かんぱん
)
を
照
(
てら
)
して
居
(
を
)
つたが、
今
(
いま
)
は
日數
(
ひかず
)
も
二週
(
ふためぐり
)
あまりを
※
(
す
)
ぎて
眞
(
しん
)
の
闇
(
やみ
)
——
勿論
(
もちろん
)
先刻
(
せんこく
)
までは
新月
(
しんげつ
)
の
微
(
かす
)
かな
光
(
ひかり
)
は
天
(
てん
)
の
奈邊
(
いづく
)
にか
認
(
みと
)
められたのであらうが
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
日數
(
ひかず
)
重
(
かさ
)
ねて、
夜
(
よ
)
は
九夜
(
ここのよ
)
で
日
(
ひ
)
は
十日
(
とおか
)
でございます。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
そよそよ風の
手枕
(
たまくら
)
に、はや
日數
(
ひかず
)
經
(
へ
)
しけふの日や
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
定むるも掛りの男居ずして知れがたし先拂ひにして下されよとの事にそれにて頼みしが此等より東京へ出すには
一旦
(
いつたん
)
松本まで持ちかへるゆゑ
日數
(
ひかず
)
十四五日は掛るといふ果して東京へは二十日目に屆きたり雨は上りたれど
昨日
(
きのふ
)
よりの
降
(
ふり
)
に道は惡し
宿
(
しゆく
)
の中ほどに橋ありこれを
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
お
品
(
しな
)
は
僅
(
わづか
)
な
日數
(
ひかず
)
を
横
(
よこ
)
に
成
(
な
)
つて
居
(
ゐ
)
たばかりに
目
(
め
)
が
衰
(
おとろ
)
へたものか
日
(
ひ
)
の
稍
(
やゝ
)
眩
(
まぶし
)
いのを
感
(
かん
)
じつゝ
其
(
そ
)
の
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
を
全身
(
ぜんしん
)
に
浴
(
あ
)
びながら
二人
(
ふたり
)
のするのを
見
(
み
)
て
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
出立なし夫より
鰍澤
(
かぢかさわ
)
の御
關所
(
せきしよ
)
へ掛るが
路順
(
みちじゆん
)
なり都て甲州は
二重
(
ふたへ
)
の御關所あり土地は
御代官
(
ごだいくわん
)
の支配ゆゑ御關所手形を願ふべきなれども
日數
(
ひかず
)
も掛るにより御關所をば
拔道
(
ぬけみち
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
去年
(
きよねん
)
の
彼岸
(
ひがん
)
が三月の二十一日なれば
今年
(
ことし
)
の
彼岸
(
ひがん
)
も
丁度
(
ちやうど
)
其日
(
そのひ
)
なり。
且
(
かつ
)
毎年
(
まいねん
)
の
日數
(
ひかず
)
同樣
(
どうやう
)
なるゆゑ、一年と
定
(
さだ
)
めて
約條
(
やくでう
)
したる
事
(
こと
)
は
丁度
(
ちやうど
)
一年の
日數
(
ひかず
)
にて
閏月
(
しゆんげつ
)
の
爲
(
ため
)
に
一箇月
(
いつかつき
)
の
損徳
(
そんとく
)
あることなし。
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
永
(
なが
)
い
日
(
ひ
)
は
僅
(
わづか
)
な
日數
(
ひかず
)
の
内
(
うち
)
に
目
(
め
)
に
渺々
(
べうべう
)
たる
畑
(
はたけ
)
をからりとさせて、
暫
(
しばら
)
くすると
天候
(
てんこう
)
は
極
(
きはま
)
りない
變化
(
へんくわ
)
の
手
(
て
)
を一
杯
(
ぱい
)
に
擴
(
ひろ
)
げて
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
右
(
みぎ
)
の
如
(
ごと
)
く
大陽暦
(
たいやうれき
)
は
日輪
(
にちりん
)
と
地球
(
ちきう
)
とを
照
(
てら
)
し
合
(
あは
)
せて
其互
(
そのたがひ
)
に
釣合
(
つりあ
)
ふ
處
(
ところ
)
を
以
(
もつ
)
て一年の
日數
(
ひかず
)
を
定
(
さだめ
)
たるものゆへ、
春夏秋冬
(
しゆんかしうとう
)
、
寒暖
(
かんだん
)
の
差
(
さ
)
、
毎年
(
まいとし
)
異
(
こと
)
なることなく
何月何日
(
なんぐわつなんにち
)
といへば
丁度
(
ちやうど
)
去年
(
きよねん
)
の
其日
(
そのひ
)
と
同
(
おな
)
じ
時候
(
じこう
)
にて
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
運送
(
はこば
)
せ
引移
(
ひきうつ
)
らせけるに
日數
(
ひかず
)
立
(
たつ
)
に
隨
(
したが
)
ひお高は
熟々
(
つく/″\
)
思ふ樣幸之進殿盜賊の手に
掛
(
かゝ
)
り
果
(
はて
)
給ひしは
嘸
(
さぞ
)
御無念
(
ごむねん
)
に
在
(
おは
)
すらん
殊更
(
ことさら
)
武士に有るまじき事と
諸人
(
しよにん
)
に
笑
(
わらは
)
れ給ふ事如何にも
口惜
(
くちをし
)
き次第なり我も女には生れたれども
敵
(
かたき
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
數
部首:⽁
15画
“日”で始まる語句
日
日向
日本
日和
日光
日中
日々
日数
日暮
日毎