“ひかず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
日数88.0%
日數12.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日数ひかずのたつに従い、しずかに考えて見ると、姉の家が居づらいのではなくて、それは別の事から起って来る感情の為である事に心づいて来た。
或夜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
わびたりとて肯くべきにあらず、しおしおと引返す本意ほいなき日数ひかずこそ積りたれ。忘れぬはわがために、この時嬉しかりし楓にこそ。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
うばひ酒色にふけいそがぬ道も日數ひかずやうやく江戸へ近づき神奈川宿の龜屋徳右衞門かめやとくゑもんといふ旅籠屋はたごやへ泊りとなり座敷を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
みぎ次第しだいにて大陰暦たいゝんれき春夏秋冬しゆんかしうとうせつかゝはらず、一年の日數ひかずさだむるものなれば去年きよねん何月何日なんぐわつなんにちと、今年ことし其日そのひとはたゞとなへのみ同樣どうやうなれども四季しきせつかなら相違さうゐせり。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)