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ふりがな文庫
“
物事
(
ものごと
)” の例文
與
(
よ
)
四
郎
(
らう
)
心
(
こゝろ
)
をつけて
物事
(
ものごと
)
を
見
(
み
)
るに、さながら
戀
(
こひ
)
に
心
(
こゝろ
)
をうばゝれて
空虚
(
うつろ
)
に
成
(
なり
)
し
人
(
ひと
)
の
如
(
ごと
)
く、お
美尾
(
みを
)
お
美尾
(
みを
)
と
呼
(
よ
)
べば
何
(
なに
)
えと
答
(
こた
)
ゆる
詞
(
ことば
)
の
力
(
ちから
)
なさ
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
そして、
自分
(
じぶん
)
の
思
(
おも
)
ったように
物事
(
ものごと
)
がうまくゆけば、にこにことして、おじいさんは、きげんがよかったけれど、うまくゆかないときには
夏とおじいさん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
此
(
この
)
位
(
くらゐ
)
靜
(
しづ
)
かに
物事
(
ものごと
)
を
爲
(
す
)
るのが
法
(
ほふ
)
だとか
云
(
い
)
つた。
口
(
くち
)
を
利
(
き
)
かず、
音
(
おと
)
を
立
(
た
)
てないのは、
考
(
かんが
)
への
邪魔
(
じやま
)
になると
云
(
い
)
ふ
精神
(
せいしん
)
からださうであつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
都
(
すべ
)
て
人
(
ひと
)
たる
者
(
もの
)
は
常
(
つね
)
に
物事
(
ものごと
)
に
心
(
こゝろ
)
を
留
(
とゞ
)
め、
世
(
よ
)
に
新
(
あた
)
らしき
事
(
こと
)
の
起
(
おこ
)
ることあらば、
何故
(
なにゆゑ
)
ありて
斯
(
かゝ
)
る
事
(
こと
)
の
出來
(
でき
)
しやと、よく
其本
(
そのもと
)
を
詮索
(
せんさく
)
せざるべからず。
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
遠くから足の
尖
(
さき
)
を
爪立
(
つまだ
)
って、お殺しでない、
打棄
(
うっちゃ
)
っておくれ、
御新姐
(
ごしんぞ
)
は病気のせいで
物事
(
ものごと
)
気にしてなんねえから、と女中たちが口を
揃
(
そろ
)
えていうもんだでね、
芸
(
げえ
)
もねえ
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
その
點
(
てん
)
でとりわけ
物事
(
ものごと
)
に
縁起
(
えんぎ
)
を
擔
(
かつ
)
ぐ
支那人
(
しなじん
)
が
如何
(
いか
)
に
苦心
(
くしん
)
焦慮
(
せうりよ
)
するかはいろいろ
語
(
かた
)
られてゐることだが、
全
(
まつた
)
く
外
(
ほか
)
のことでは
如何
(
いか
)
なる
擔
(
かつ
)
ぎ
屋
(
や
)
でもない
僕
(
ぼく
)
が
麻雀
(
マージヤン
)
の
日
(
ひ
)
となると
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
含
(
ふく
)
み
物事
(
ものごと
)
柔和
(
やはらか
)
にして名にし負ふ大和詞なれば
人
(
ひと
)
愛
(
あい
)
ありて
朋輩
(
ほうばい
)
の中も
睦
(
むつま
)
しく
怜悧
(
れいり
)
ゆゑ
僅
(
わづ
)
かの中に
廓言葉
(
さとことば
)
外
(
そと
)
八文字の
踏樣迄
(
ふみやうまで
)
も覺えしかば松葉屋の
喜悦
(
よろこび
)
大方ならず近き中に
突出
(
つきだし
)
にせんとて名を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
その夜お京は兄の部屋で、かなり遅くまで話しこみ、十二時近くなって
寝
(
しん
)
についた。お京はおとなしい性質で、日本式の娘型。
物事
(
ものごと
)
内輪
(
うちわ
)
へ内輪へとひそめ、出しゃばることをひどく嫌った。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
『
然
(
さ
)
うとも』と
云
(
い
)
つて
公爵夫人
(
こうしやくふじん
)
は『なか/\
明瞭
(
はつきり
)
とお
前
(
まへ
)
は
物事
(
ものごと
)
を
判別
(
はんべつ
)
する!』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
魔法
(
まほう
)
の鏡のかけらで、その鏡にうつすと、大きくていいものも、ちいさく、いやなものに、みえるかわり、いけないわるいものほど、いっそうきわだってわるく見え、なんによらず、
物事
(
ものごと
)
のあらが
雪の女王:七つのお話でできているおとぎ物語
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
物事
(
ものごと
)
の終り味ひ
小曲二十篇
(新字旧仮名)
/
漢那浪笛
(著)
仕事屋
(
しごとや
)
のお
京
(
きやう
)
は
今年
(
ことし
)
の
春
(
はる
)
より
此裏
(
このうら
)
へと
越
(
こ
)
して
來
(
き
)
し
者
(
もの
)
なれど
物事
(
ものごと
)
に
氣才
(
きさい
)
の
利
(
き
)
きて
長屋中
(
ながやぢゆう
)
への
交際
(
つきあひ
)
もよく、
大屋
(
おほや
)
なれば
傘屋
(
かさや
)
の
者
(
もの
)
へは
殊更
(
ことさら
)
に
愛想
(
あいさう
)
を
見
(
み
)
せ
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
で、たとへば「
思
(
おも
)
はぬ
大利
(
たいり
)
あり」とか「
物事
(
ものごと
)
に
蹉跌
(
さてつ
)
あり、
西方
(
せいはう
)
凶
(
きやう
)
」などといふ、
考
(
かんが
)
へれば
馬鹿
(
ばか
)
らしい
暗示
(
あんじ
)
が
卓子
(
テーブル
)
を
圍
(
かこ
)
む
氣持
(
きもち
)
を
變
(
へん
)
に
動
(
うご
)
かすこと
我
(
われ
)
ながらをかしいくらゐだ。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
弟
(
おとうと
)
は、どちらかといえば、
気
(
き
)
のきかない、おんぼりとした
質
(
たち
)
で、
学校
(
がっこう
)
へ
行
(
い
)
っても、あまり
物事
(
ものごと
)
をよく
覚
(
おぼ
)
えませんでした。だから、
兄
(
あに
)
は
弟
(
おとうと
)
をば、つねにばか
者扱
(
ものあつか
)
いにしていたのであります。
白すみれとしいの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
物事
(
ものごと
)
の
道理
(
だうり
)
を
辨
(
べん
)
じてよく
其本
(
そのもと
)
を
尋
(
たづぬ
)
れば
少
(
すこ
)
しも
不思儀
(
ふしぎ
)
なる
事
(
こと
)
にあらず。
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
勿論
(
もちろん
)
、
何
(
なん
)
の
事
(
こと
)
もなく
疑
(
うたが
)
ひだけで
濟
(
す
)
んだのだが、一
夜
(
や
)
を
思
(
おも
)
はぬ
所
(
ところ
)
で
明
(
あ
)
かしてしまつた
誰彼
(
たれかれ
)
、あまり
寢覺
(
ねざ
)
めがよかつた
筈
(
はず
)
も
無
(
な
)
いが、
何
(
なん
)
でも
物事
(
ものごと
)
の
先驅者
(
せんくしや
)
の
受難
(
じゆなん
)
の
一卷
(
ひとまき
)
とすれば
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“物”で始まる語句
物
物凄
物語
物憂
物識
物怪
物騒
物置
物音
物思