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士卒
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しそつ
ふりがな文庫
“
士卒
(
しそつ
)” の例文
今
(
いま
)
敵國
(
てきこく
)
深
(
ふか
)
く
侵
(
をか
)
して、
邦内
(
はうない
)
騷動
(
さうどう
)
し、
士卒
(
しそつ
)
、
境
(
さかひ
)
に
(一七)
暴露
(
ばくろ
)
す。
君
(
きみ
)
寢
(
い
)
ねて
席
(
せき
)
を
安
(
やす
)
んぜず、
食
(
くら
)
うて
味
(
あぢはひ
)
を
甘
(
あま
)
しとせず。百
姓
(
せい
)
の
命
(
めい
)
皆
(
みな
)
君
(
きみ
)
に
懸
(
か
)
かる。
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
されど
居
(
を
)
るにも
位列
(
ゐれつ
)
をなして
漫
(
みだり
)
ならず。
求食
(
あさる
)
時は
衆
(
みな
)
あさり、
遊
(
あそ
)
ぶ時はみなあそぶ。
雁中
(
がんちゆう
)
に一雁ありて
所為
(
なすところ
)
衆
(
みな
)
これに
随
(
したが
)
ふ、
大将
(
たいしやう
)
と
士卒
(
しそつ
)
とのごとし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
それを見て、水をすかしているふたりの
士卒
(
しそつ
)
がいった。
大久保勢
(
おおくぼぜい
)
の
兵糧方
(
ひょうろうがた
)
、
飯
(
めし
)
や
汁
(
しる
)
を
煮炊
(
にたき
)
する身分の
軽
(
かる
)
い兵である。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
旅順
(
りよじゆん
)
の
吉報
(
きつぱう
)
傳
(
つた
)
はるとともに
幾干
(
いくばく
)
の
猛將
(
まうしやう
)
勇士
(
ゆうし
)
、
或
(
あるひ
)
は
士卒
(
しそつ
)
——
或
(
あるひ
)
は
傷
(
きず
)
つき
骨
(
ほね
)
も
皮
(
かは
)
も
散々
(
ちり/″\
)
に、
影
(
かげ
)
も
留
(
とゞ
)
めぬさへある
中
(
なか
)
に
夫
(
をつと
)
は
天晴
(
あつぱれ
)
の
功名
(
こうみやう
)
して、
唯
(
たゞ
)
纔
(
わづか
)
に
左
(
ひだり
)
の
手
(
て
)
に
微傷
(
かすりきず
)
を
受
(
う
)
けたばかりと
聞
(
き
)
いた
時
(
とき
)
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
その合戦に彼は敵の
侍大将
(
さむらいだいしょう
)
堀田
(
ほった
)
三左衛門の首を討ち取ったばかりでなく、先頭に立って
塀
(
へい
)
を乗り越え城中に
跳
(
おど
)
り入ったので、「河内介を討たすな/\」と一閑斎が
士卒
(
しそつ
)
を励まして遂に城を陥れた。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
龐涓
(
はうけん
)
行
(
ゆ
)
くこと
三日
(
みつか
)
、
大
(
おほひ
)
に
喜
(
よろこ
)
んで
曰
(
いは
)
く、『
我
(
われ
)
固
(
もと
)
より
齊
(
せい
)
の
軍
(
ぐん
)
の
怯
(
けふ
)
なるを
知
(
し
)
る。
吾
(
わ
)
が
地
(
ち
)
に
入
(
い
)
りて
三日
(
みつか
)
、
士卒
(
しそつ
)
亡
(
に
)
ぐる
者
(
もの
)
、
半
(
なか
)
ばに
過
(
す
)
ぎたり』
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
さっきから、
士卒
(
しそつ
)
を八方にやって、その
行方
(
ゆくえ
)
をたずねさせていた
龍太郎
(
りゅうたろう
)
や
忍剣
(
にんけん
)
らは、
栄光
(
えいこう
)
の勇士を迎えるように手をとって、
狼煙
(
のろし
)
のてがらを
褒
(
ほ
)
めたたえた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
士卒
(
しそつ
)
未
(
いま
)
だ
附
(
つ
)
かず、百
姓
(
せい
)
信
(
しん
)
ぜず。
人
(
ひと
)
微
(
び
)
にして
權
(
けん
)
輕
(
かろ
)
し。
願
(
ねが
)
はくは
君
(
きみ
)
の
寵臣
(
ちようしん
)
・
國
(
くに
)
の
尊
(
たつと
)
ぶ
所
(
ところ
)
を
得
(
え
)
て
以
(
もつ
)
て
軍
(
ぐん
)
を
監
(
かん
)
せしめば、
乃
(
すなは
)
ち
可
(
か
)
ならん
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
武田の
士卒
(
しそつ
)
は、
呂宋兵衛
(
るそんべえ
)
らのために森にいましめられていた善良の民を第一に解放し、
衣
(
きぬ
)
なき者には
衣
(
きぬ
)
をあたえ、財は
家々
(
いえいえ
)
へかえしてやり、宝物は寺にはこび返し、老人には
慰安
(
いあん
)
を
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
起
(
き
)
曰
(
いは
)
く、『三
軍
(
ぐん
)
に
將
(
しやう
)
として
士卒
(
しそつ
)
をして
死
(
し
)
を
樂
(
たの
)
しましめ、
敵國
(
てきこく
)
をして
敢
(
あへ
)
て
謀
(
はか
)
らざらしむるは、
子
(
し
)
、
起
(
き
)
に
孰
(
いづ
)
れぞ』と。
文
(
ぶん
)
曰
(
いは
)
く、『
子
(
し
)
に
如
(
し
)
かず』と。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
士卒
(
しそつ
)
の
(二四)
次舍
(
じしや
)
・
(二五)
井竈
(
せいさう
)
・
飮食
(
いんしよく
)
より、
病
(
やまひ
)
を
問
(
と
)
ひ
醫藥
(
いやく
)
するにいたるまで、
身
(
み
)
自
(
みづか
)
ら
之
(
これ
)
を
(二六)
拊循
(
ふじゆん
)
し、
悉
(
ことごと
)
く
將軍
(
しやうぐん
)
の
(二七)
資粮
(
しりやう
)
を
取
(
と
)
つて
士卒
(
しそつ
)
に
(二八)
享
(
きやう
)
し、
身
(
み
)
は
士卒
(
しそつ
)
と
粮食
(
りやうしよく
)
を
平分
(
へいぶん
)
して
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
秦
(
しん
)
を
撃
(
う
)
ち五
城
(
じやう
)
を
拔
(
ぬ
)
けり、
起
(
き
)
の・
將
(
しやう
)
たる、
士卒
(
しそつ
)
の
最下
(
さいか
)
なる
者
(
もの
)
と
衣食
(
いしよく
)
を
同
(
おな
)
じうし、
臥
(
ぐわ
)
するに
席
(
せき
)
を
設
(
まう
)
けず、
行
(
ゆ
)
くに
(七〇)
騎乘
(
きじよう
)
せず、
親
(
みづか
)
ら
糧
(
かて
)
を
裹
(
つつ
)
み
贏
(
にな
)
ひ、
士卒
(
しそつ
)
と
勞苦
(
らうく
)
を
分
(
わか
)
つ。
卒
(
そつ
)
に
(七一)
疽
(
しよ
)
を
病
(
や
)
む
者
(
もの
)
有
(
あ
)
り。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
“士卒”の意味
《名詞》
士卒(しそつ)
士官と兵卒。
兵隊。兵士。
(出典:Wiktionary)
士
常用漢字
小5
部首:⼠
3画
卒
常用漢字
小4
部首:⼗
8画
“士”で始まる語句
士
士官
士族
士分
士君子
士人
士気
士元
士大夫
士官次室