“兵糧方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひょうろうかた50.0%
ひょうろうがた50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
へえ、わたくしは正武隊付きで、兵糧方ひょうろうかたでございましたから、よくも存じませんが、重立った御仁ごじんで助けられたものは一人もございませんようです。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その堅い結び付きは、実際の戦闘力を有するものから、兵糧方ひょうろうかた賄方まかないかた雑兵ぞうひょう歩人ぶにん等を入れると、千人以上の人を動かした。軍馬百五十頭、それにたくさんな小荷駄こにだを従えた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
それを見て、水をすかしているふたりの士卒しそつがいった。大久保勢おおくぼぜい兵糧方ひょうろうがためししる煮炊にたきする身分のかるい兵である。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兵糧方ひょうろうがた足軽あしがるが、水面に目をみはっていた時だ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)