“賄方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まかないかた72.7%
まかないがた18.2%
まかなひかた9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真志屋五郎作は神田新石町しんこくちょうの菓子商であった。水戸家みとけ賄方まかないかたを勤めた家で、ある時代からゆえあって世禄せいろく三百俵を給せられていた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
だがやっこさんそれでは満足しなかったので、賄方まかないがたに出世させてもらったんだ。まるで家の中は彼奴かやつの思うように左右されてるようなものなんだ。
それ以外には家塾の賄方まかなひかた、格之助の若党、中間ちゆうげん、瀬田済之助の若党、中間、大工が一人、猟師が一人ゐる位のものである。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)