“水戸家”の読み方と例文
読み方割合
みとけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真志屋五郎作は神田新石町しんこくちょうの菓子商であった。水戸家みとけ賄方まかないかたを勤めた家で、ある時代からゆえあって世禄せいろく三百俵を給せられていた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
古井戸の前には見るから汚らしい古手拭ふるてぬぐいが落ちて居た。私は昔水戸家みとけへ出入りしたとか云うかしら清五郎せいごろうに手を引かれて、生れて始めて、この古庭の片隅、古井戸のほとりを歩いたのであった。
(新字新仮名) / 永井荷風(著)
飛退とびしさ低頭平身ていとうへいしんしてうやまひ私儀は赤川大膳とてもと水戸家みとけの藩中なれば紀伊家に此御短刀の傳はりし事は能々よく/\知れり斯る證據のある上は將軍の御落胤ごらくいんに相違なし斯る高貴かうきの御方とも存じ申さず無禮の段恐れ入り奉りぬ幾重いくへにも御免おんゆるしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)