“賄場”の読み方と例文
読み方割合
まかないば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして元来た道とは反対に、賄場まかないばの前の狭い廊下から、近道伝いに自分のへやに帰ると、急にガッカリして寝台の上に這い上った。
一足お先に (新字新仮名) / 夢野久作(著)
食堂からかぎの手に折れ曲った賄場まかないばにしみついた、むかむかするような脂ぎった臭い、もののすえたような臭いが、船内を流れているしめっぽい、得体の知れない風にのって強く鼻を刺すのが
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
「じゃあ、あの賄場まかないばは、船艙と何か関係があるんですか?」
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)