“腰兵糧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こしがて40.0%
こしひょうろう40.0%
こしびょうろう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、そうしてはおられぬ身、しばし御門前を床几しょうぎの場に借用したい。そして馬に水飼みずかい、兵にも腰兵糧こしがての用意をさせなどしたら、すぐにもここは立ち申す」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
腰兵糧こしひょうろうはつけたか。いでたちは身軽がいいぞ。絶壁へとりついても、進退のさまたげられぬように。——馬。馬は無用だ、みんな徒歩かちで行く。おれも歩く」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
拙道せつどう煙草たばこ不調法ぶちょうほうぢや。らば相伴しょうばん腰兵糧こしびょうろうは使はうよ。」
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)