腰兵糧こしがて)” の例文
「いや、そうしてはおられぬ身、しばし御門前を床几しょうぎの場に借用したい。そして馬に水飼みずかい、兵にも腰兵糧こしがての用意をさせなどしたら、すぐにもここは立ち申す」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
またすでに暮色ぼしょくの頃なので、兵に腰兵糧こしがてらせようとする諸将もあったが
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)