“歩人”の読み方と例文
読み方割合
ぶにん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
深手ふかでに苦しむものは十人ばかりある。それも歩人ぶにんに下知して戸板に載せ介抱を与えた。こういう時になくてならないのは二人の従軍する医者の手だ。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その堅い結び付きは、実際の戦闘力を有するものから、兵糧方ひょうろうかた賄方まかないかた雑兵ぞうひょう歩人ぶにん等を入れると、千人以上の人を動かした。軍馬百五十頭、それにたくさんな小荷駄こにだを従えた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)