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失敗
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しつぱい
ふりがな文庫
“
失敗
(
しつぱい
)” の例文
然
(
さ
)
うですね、
年少
(
としわか
)
な
田舍
(
ゐなか
)
の
大盡
(
だいじん
)
が、
相場
(
さうば
)
に
掛
(
かゝ
)
つて
失敗
(
しつぱい
)
でもしたか、
婦
(
をんな
)
に
引掛
(
ひつかゝ
)
つて
酷
(
ひど
)
く
費消
(
つかひ
)
過
(
す
)
ぎた……とでも
云
(
い
)
ふのかと
見
(
み
)
える
樣子
(
やうす
)
です。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ことに
今日
(
けふ
)
は
頭
(
あたま
)
の
具合
(
ぐあひ
)
が
好
(
よ
)
くないので、
膳
(
ぜん
)
に
向
(
むか
)
つても、
御米
(
およね
)
は
何時
(
いつ
)
もの
樣
(
やう
)
に
力
(
つと
)
めるのが
退儀
(
たいぎ
)
であつた。
力
(
つと
)
めて
失敗
(
しつぱい
)
するのは
猶
(
なほ
)
厭
(
いや
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
焦燥
(
あせ
)
つて
堀
(
ほり
)
を
飛
(
と
)
び
越
(
こ
)
えようとしては
野茨
(
のばら
)
の
刺
(
とげ
)
に
肌膚
(
はだ
)
を
傷
(
きずつ
)
けたり、
泥
(
どろ
)
に
衣物
(
きもの
)
を
汚
(
よご
)
したり
苦
(
にが
)
い
失敗
(
しつぱい
)
の
味
(
あぢ
)
を
嘗
(
な
)
めねばならぬ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
其の動機は事業の
失敗
(
しつぱい
)
で、
奈何
(
いか
)
に
辛辣
(
しんらつ
)
な
手腕
(
しゆわん
)
も、一度
逆運
(
ぎやくうん
)
に向ツては、それこそ
鉈
(
なた
)
の力を
苧売
(
おがら
)
で防ぐ
有様
(
ありさま
)
であつた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
失敗
(
しつぱい
)
あり、
喜怒
(
きど
)
有り
哀楽
(
あいらく
)
ありで、一部の
好小説
(
こうせうせつ
)
が出来るのです、で
又
(
また
)
今後の
硯友社
(
けんいうしや
)
は
如何
(
いかに
)
と
云
(
い
)
ふのも
面白
(
おもしろ
)
い問題で、九年の
平波
(
へいは
)
に
掉
(
さをさ
)
して
居
(
ゐ
)
た
私
(
わたし
)
の
気運
(
きうん
)
も
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
けれども、わざ/\
作
(
つく
)
りかへようといふ
考
(
かんが
)
へを
持
(
も
)
つた
時
(
とき
)
には、たいてい
失敗
(
しつぱい
)
して、
元
(
もと
)
の
歌
(
うた
)
から
獨立
(
どくりつ
)
したねうちのない、
文學的
(
ぶんがくてき
)
にはだめなものが
多
(
おほ
)
いのであります。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
それから十
町
(
ちやう
)
と
隔
(
へだ
)
たつて
居
(
を
)
らぬ
加瀬
(
かせ
)
の
貝塚
(
かひづか
)
に
廻
(
まは
)
つて、
小發掘
(
せうはつくつ
)
を
試
(
こゝろ
)
み、
相變
(
あひかは
)
らず
失敗
(
しつぱい
)
して
歸宅
(
きたく
)
した。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
で、
彼
(
かれ
)
はムキになればなるだけ
教練
(
けうれん
)
や
武術
(
ぶじゆつ
)
に
失敗
(
しつぱい
)
し、
上官達
(
じやうくわんたち
)
に
叱
(
しか
)
りつけられ、
戰友達
(
せんいうたち
)
にはなぶり
物
(
もの
)
にされるのだつた。——
氣
(
き
)
の
毒
(
どく
)
だな‥‥と、
思
(
おも
)
ふことが
私
(
わたし
)
も
度々
(
たび/\
)
あつた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
あなたにお
別
(
わか
)
れしてからの
電車
(
でんしや
)
の
中
(
なか
)
で、私は
今夜
(
こんや
)
はじめて
乘越
(
のりこ
)
しといふ
失敗
(
しつぱい
)
をしました。
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
あつ これはとんだ
失敗
(
しつぱい
)
だ あなたのお
父
(
とう
)
さんの大事なヒゲを
引
(
ひ
)
つぱつてしまつたわい
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
一人の知らるべき事は百人に、百人に知らるべき事は萬人の目の前に顯はして、不出來も
失敗
(
しつぱい
)
も功名も手柄も、
對手
(
あいて
)
を
多數
(
おほく
)
に取りて晴れの塲所にて爲すぞよき、
衆人
(
ひと
)
の讀むべき
書物
(
ほん
)
をよみ
花ごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
其所
(
そこ
)
で
何
(
なに
)
を
始
(
はじ
)
めるかと
思
(
おも
)
ふと、
遼河
(
れうが
)
を
利用
(
りよう
)
して、
豆粕大豆
(
まめかすだいづ
)
を
船
(
ふね
)
で
下
(
くだ
)
す、
大仕掛
(
おほじかけ
)
な
運送業
(
うんそうげふ
)
を
經營
(
けいえい
)
して、
忽
(
たちま
)
ち
失敗
(
しつぱい
)
してしまつたのださうである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
然
(
さ
)
うして
失敗
(
しつぱい
)
でもして、
一人
(
ひとり
)
寂
(
さび
)
しく
歩
(
ある
)
いて
居
(
ゐ
)
ると、あゝ、あの
時
(
とき
)
、
二人連
(
ふたりつれ
)
で
後
(
あと
)
から
來
(
き
)
た
活東
(
くわつとう
)
と
花舟
(
くわしう
)
と、あゝ、
二人共
(
ふたりとも
)
死
(
し
)
んで
了
(
しま
)
つた。
茶店
(
ちやみせ
)
の
息子
(
むすこ
)
も
能
(
よ
)
く
忠實
(
ちうじつ
)
に
働
(
はたら
)
いて
呉
(
く
)
れたが、あれも
死
(
し
)
んだ。
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
こりや
失敗
(
しつぱい
)
しかし
実験室
(
じつけんしつ
)
はまだ
零下
(
れいか
)
四十度そこそこなんだよ
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
叔父
(
をぢ
)
は
事業家
(
じげふか
)
で
色々
(
いろ/\
)
な
事
(
こと
)
に
手
(
て
)
を
出
(
だ
)
しては
失敗
(
しつぱい
)
する、
云
(
い
)
はゞ
山氣
(
やまぎ
)
の
多
(
おほ
)
い
男
(
をとこ
)
であつた。
宗助
(
そうすけ
)
が
東京
(
とうきやう
)
にゐる
時分
(
じぶん
)
も、よく
宗助
(
そうすけ
)
の
父
(
ちゝ
)
を
説
(
と
)
き
付
(
つ
)
けては、
旨
(
うま
)
い
事
(
こと
)
を
云
(
い
)
つて
金
(
かね
)
を
引
(
ひ
)
き
出
(
だ
)
したものである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
這
(
こ
)
んな
事
(
こと
)
で
第
(
だい
)
二
日目
(
かめ
)
も
失敗
(
しつぱい
)
。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
あつ これは
失敗
(
しつぱい
)
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
失敗
(
しつぱい
)
して
此日
(
このひ
)
は
切上
(
きりあ
)
げた。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
“失敗”の解説
失敗(しっぱい)
失敗
(出典:Wikipedia)
失
常用漢字
小4
部首:⼤
5画
敗
常用漢字
小4
部首:⽁
11画
“失敗”で始まる語句
失敗話
失敗者
失敗談
失敗譚
失敗箇所