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ぐわいこく
日本人が
固有の
風習を
捨てゝ
外國の
慣習にならうは
如何にも
外國に
對して
柔順過ぎるといふ
怪訝の
感を
起さしむるに
過ぎぬと
思ふ。
僕は
不幸にして
外國に
留學することも
出來ず、
大學に
入ることも
出來ず、ですから
僕の
教育、
所謂教育なるものは
不完全なものでしよう。
父さんが
遠い
外國の
方から
歸つた
時、
太郎や
次郎への
土産話にと
思ひまして、いろ/\な
旅のお
話をまとめたのが、
父さんの『
幼きものに』でした。
然して
立ちながら、
外國や、
露西亞の
新聞雜誌に
書いてある
珍らしい
事、
現今は
恁云ふ
思想の
潮流が
認められるとかと
話を
進めたが、イワン、デミトリチは
頗る
注意して
聞いてゐた。
貴方はな、とそれ、
赫と
成る。あの
瞼の
紅と
云ふものが、
恰是、
醉へる
芙蓉の
如しさ。
自慢ぢやないが、
外國にも
類ひあるまい。
新婚當時の
含羞んだ
色合を
新しく
拜見などもお
安くない
奴。
此邊の
事は、
本國でも
人の
風評に
上り、
君にも
幾分の
御想像は
付いたらうが、
果して
如何なる
發明であるかは、
其物の
全く
竣成する
迄は、
誰も
知つて
居る
者はない、
私は
外國の
軍事探偵や
たなばたさまのお
祭に
飾る
竹は、あれは
外國の
田舍家で
飾るといふクリスマスの
木にも
比べて
見たいやうなものです。
然らば
第一
案の
外國で
日本は
金を
借りることが
出來るかと
云ふと、
遺憾ながら
外國では
金を
借りることが
出來ない。
日本固有の
地名を
外國になぞらへて
呼ぶことも
國辱である。
之に
對する
對策は
如何と
云ふと、
海外で
金を
借りて
在外資金の
補充を
圖るか、
外國から
買ふ
物を
減す、
即ち
輸入超過を
減すか二つに一つしかないのである。