旧字:條
竈山の条に清原元輔の連歌と細川幽斎の九州道の記とが引いてある。元輔連歌。「春はもえ秋はこがるゝかまど山霞も霧も烟とぞなる。」
当年——元弘三年三月に起った博多合戦とその前後のことは——もう先に“船上山”の条から“博多日記”のあたりで一おう書いておいた。
明治十八年『東京流行細見記』には府下一般芸者之部といふ条に、富士見町の部、小春、小ぎく、小とく、小すず、長吉の五名を出せるのみ。
“条”の意味
《名詞》
(おち) (古)いくつかに分かれている事項を数えるのに用いる語。箇条。
(おちおち)(古)一つ一つの箇条。件々。
(くだり) 文章や話の中の一定の部分。章。
(くだり) 前に述べた文の箇所。前に述べた事柄。くだん。
(ジョウ) 一つずつ書き分けた文章。箇条。
(ジョウ) 条坊制で、南北を九つに分けた一区画。
(ジョウ) 古代、条里制の耕地の一区画。
(ジョウ) (やや古)こと。かど。段。
(ジョウ) (古)(接続助詞的に)(「候条」の形で)~によって。~故に。候間。
(ジョウ) (やや古)(接続助詞的に)(「とは言い条」の形で)とは言うものの。とは言え。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)