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垂衣
ふりがな文庫
“垂衣”の読み方と例文
読み方
割合
たれぎぬ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たれぎぬ
(逆引き)
大正八年一月五日の
黄昏時
(
たそがれどき
)
に私は郊外の家から
牛込
(
うしごめ
)
の奥へと来た。その一日二日の私の心には暗い
垂衣
(
たれぎぬ
)
がかかっていた。
松井須磨子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
京にのぼる供は二十人くらい、虫の
垂衣
(
たれぎぬ
)
で
蔽
(
おお
)
うた馬上の女のすがたは、遠目にも
朝涼
(
あさすず
)
の中で
清艶
(
せいえん
)
を極めたものであった。
舌を噛み切った女:またはすて姫
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
が、婆さんの行った後には、もう早立ちの旅人と見えて、
伴
(
とも
)
の
下人
(
げにん
)
に荷を負わせた虫の
垂衣
(
たれぎぬ
)
の女が一人、
市女笠
(
いちめがさ
)
の下から建札を読んで居るのでございます。
竜
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
垂衣(たれぎぬ)の例文をもっと
(6作品)
見る
垂
常用漢字
小6
部首:⼟
8画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
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