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清艶
ふりがな文庫
“清艶”の読み方と例文
読み方
割合
せいえん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せいえん
(逆引き)
京にのぼる供は二十人くらい、虫の
垂衣
(
たれぎぬ
)
で
蔽
(
おお
)
うた馬上の女のすがたは、遠目にも
朝涼
(
あさすず
)
の中で
清艶
(
せいえん
)
を極めたものであった。
舌を噛み切った女:またはすて姫
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
この菜の花の平野に囲まれた
清艶
(
せいえん
)
な小都市に、復一は
滞在
(
たいざい
)
して、いろいろ専門学上の参考になる実地の経験を得たが、特に彼の心に響いたものは
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
落ちようとする月が一段明るくなった光の中を、
清艶
(
せいえん
)
な容姿で、物思いをしながら出て行く源氏を見ては、
虎
(
とら
)
も
狼
(
おおかみ
)
も泣かずにはいられないであろう。
源氏物語:12 須磨
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
清艶(せいえん)の例文をもっと
(5作品)
見る
清
常用漢字
小4
部首:⽔
11画
艶
常用漢字
中学
部首:⾊
19画
“清”で始まる語句
清
清々
清水
清浄
清冽
清楚
清潔
清元
清洲
清明
“清艶”のふりがなが多い著者
紫式部
岡本かの子
室生犀星