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外側
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そとがは
ふりがな文庫
“
外側
(
そとがは
)” の例文
落葉
(
おちば
)
には
灰際
(
はひぎは
)
から
其
(
そ
)
の
外側
(
そとがは
)
を
傳
(
つた
)
ひて
火
(
ひ
)
がべろ/\と
渡
(
わた
)
つた。
卯平
(
うへい
)
は
不自由
(
ふじいう
)
な
手
(
て
)
の
火箸
(
ひばし
)
で
落葉
(
おちば
)
を
透
(
すか
)
した。
火
(
ひ
)
は
迅速
(
じんそく
)
に
其
(
そ
)
の
生命
(
せいめい
)
を
恢復
(
くわいふく
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
斯
(
か
)
う云ふ時に代助は、
頭
(
あたま
)
の
内側
(
うちがは
)
と
外側
(
そとがは
)
が、
質
(
しつ
)
の
異
(
こと
)
なつた切り
組
(
く
)
み細工で
出来上
(
できあが
)
つてゐるとしか感じ得られない
癖
(
くせ
)
になつてゐた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
だが何事によらず、彼にすることは杯や皿の
外側
(
そとがは
)
に止まり、内の方には想像以上に彼の干渉の屆かないことを、彼も多分感づいてゐたであらう。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
公園
(
こうゑん
)
の
廣場
(
ひろば
)
は、
既
(
すで
)
に
幾萬
(
いくまん
)
の
人
(
ひと
)
で
滿
(
み
)
ちて
居
(
ゐ
)
た。
私
(
わたし
)
たちは、
其
(
そ
)
の
外側
(
そとがは
)
の
濠
(
ほり
)
に
向
(
むか
)
つた
道傍
(
みちばた
)
に、やう/\
地
(
ち
)
のまゝの
蓆
(
むしろ
)
を
得
(
え
)
た。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その
大
(
おほ
)
きいものになりますと、
周圍
(
しゆうい
)
が
十町以上
(
じつちよういじよう
)
のものもあり、
外側
(
そとがは
)
に、たいてい
堀
(
ほり
)
をめぐらしてあります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
▼ もっと見る
鎔岩
(
ようがん
)
の
大部分
(
だいぶぶん
)
は
火口底
(
かこうてい
)
から
次第
(
しだい
)
に
火口壁
(
かこうへき
)
の
上部
(
じようぶ
)
まで
盛
(
も
)
り
上
(
あが
)
つて
遂
(
つひ
)
に
外側
(
そとがは
)
に
溢
(
あふ
)
れ
出
(
いづ
)
るに
至
(
いた
)
ることがある。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
樗
(
あふち
)
の
咲
(
さ
)
いてゐる
家
(
いへ
)
の
外側
(
そとがは
)
の
木立
(
こだ
)
ちの
下蔭
(
したかげ
)
に、ぽた/\と
露
(
つゆ
)
が
落
(
お
)
ちる
程
(
ほど
)
に、
風
(
かぜ
)
が
吹
(
ふ
)
きとほる。それは、
幾日
(
いくにち
)
か
降
(
ふ
)
り
續
(
つゞ
)
いてをつた
梅雨
(
ばいう
)
が
上
(
あが
)
る
風
(
かぜ
)
である、といふ
意味
(
いみ
)
です。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ヴィルジリオは
臺
(
うてな
)
の
外側
(
そとがは
)
、
縁
(
ふち
)
高く
繞
(
めぐ
)
るにあらねば落下る恐れあるところを行けり 七九—八一
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
だん/\
燒
(
や
)
いて
膨
(
ふく
)
れても
外側
(
そとがは
)
は
齒齦
(
はぐき
)
を
痛
(
いた
)
める
程
(
ほど
)
硬
(
こは
)
ばつて
來
(
き
)
た。
卯平
(
うへい
)
は
其
(
そ
)
の一つさへ
滿足
(
まんぞく
)
に
嚥
(
の
)
み
下
(
くだ
)
さうとするには
寧
(
むし
)
ろ
粗剛
(
こは
)
いぼろ/\な
飯
(
めし
)
よりも
容易
(
ようい
)
でなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
また
籠
(
かご
)
の
外側
(
そとがは
)
とか
内側
(
うちがは
)
とかに
粘土
(
ねんど
)
を
塗
(
ぬ
)
り
込
(
こ
)
めて、
籠
(
かご
)
と
共
(
とも
)
に
火
(
ひ
)
で
燒
(
や
)
くといふ
製法
(
せいほう
)
もあつたようであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
ヴェスヴィオは
西暦
(
せいれき
)
七十九年
(
しちじゆうくねん
)
の
大噴火前
(
だいふんかぜん
)
までは、このソムマの
外側
(
そとがは
)
を
引
(
ひ
)
き
伸
(
のば
)
したほどの
一箇
(
いつこ
)
の
偉大
(
いだい
)
な
圓錐状
(
えんすいじよう
)
の
火山
(
かざん
)
であつたのが、あのをりの
大噴火
(
だいふんか
)
のために
東南側
(
とうなんがは
)
の
大半
(
たいはん
)
を
吹
(
ふ
)
き
飛
(
と
)
ばし
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
樗
(
あふち
)
は、
普通
(
ふつう
)
『せんだん』といつてゐる
木
(
き
)
で、
紫
(
むらさき
)
がゝつた
花
(
はな
)
が
夏頃
(
なつごろ
)
に
咲
(
さ
)
きます。それが
家
(
いへ
)
の
外側
(
そとがは
)
の
木立
(
こだ
)
ちの
中
(
なか
)
に、
交
(
まじ
)
つてゐるわけであります。それを
作者
(
さくしや
)
がさみだれの
頃
(
ころ
)
に
見
(
み
)
てゐる
歌
(
うた
)
で
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
古墳
(
こふん
)
の
形
(
かたち
)
と、それから
外側
(
そとがは
)
に
立
(
た
)
つてゐた
埴輪
(
はにわ
)
について、たゞいま
一通
(
ひととほ
)
りお
話
(
はなし
)
したのでありますが、これからは、
古墳
(
こふん
)
の
内部
(
ないぶ
)
にある
石棺
(
せきかん
)
と
石室
(
せきしつ
)
のお
話
(
はなし
)
をいたしませう。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
俄
(
にはか
)
に
空洞
(
からり
)
とした
燒趾
(
やけあと
)
を
限
(
かぎ
)
つて
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
る
後
(
うしろ
)
の
林
(
はやし
)
の
竹
(
たけ
)
は
外側
(
そとがは
)
がぐるりと
枯
(
か
)
れて、
焦
(
こ
)
げた
枝
(
えだ
)
が
青
(
あを
)
い
枝
(
えだ
)
を
掩
(
おほ
)
うて
幹
(
みき
)
は
火
(
ひ
)
の
近
(
ちか
)
かつた
部分
(
ぶゞん
)
は
油
(
あぶら
)
を
吹
(
ふ
)
いてきら/\と
滑
(
なめら
)
かに
變
(
かは
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“外側”の意味
《名詞》
そとがわ。
(出典:Wiktionary)
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
側
常用漢字
小4
部首:⼈
11画
“外”で始まる語句
外
外套
外面
外道
外出
外見
外国
外部
外聞
外濠