“許多:あまた” の例文
“許多:あまた”を含む作品の著者(上位)作品数
森鴎外6
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ1
蒲原有明1
太安万侶1
黒岩涙香1
“許多:あまた”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > 戯曲50.0%
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学14.3%
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓12.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
菅茶山の書牘に許多あまたの人名の見えてゐることは、かみに写し出した此年文化十四年八月七日の書に於ても亦同じである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
詩人も樂人も、只管ひたすら觀客をして絶倒せしめ、兼ねて許多あまたの俳優に喝采を博する機會を與へんことを勉めたるなり。
そが上に我が臚列ろれつする所の許多あまたの小景は、われ自らこれを前後左右に排置して寄木の如くならしむるに由なし。
ここに兄はいなびて、弟に貢らしめたまひ、弟はまた兄に貢らしめて、相讓りたまふあひだに既に許多あまたの日を經つ。
しかも其原因が許多あまたの海山を隔てて、世界到る処のこの種族のすべての者に、共通であるということは考えさせられる。
どら猫観察記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
巨匠オオギュスト・ロダンの仕事場になっているオテル・ビロンでロダンは晴やかな顔つきをして、許多あまたの半成品を見渡している。
墓は正方形に近く、やや横の広い面の石に、上下二段に許多あまたの戒名がり附けてあって、下にはおのおの命日が註してある。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
多方面であった抽斎には、本業の医学に関するものをはじめとして、哲学に関するもの、芸術に関するもの等、許多あまたの著述がある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
王舎城耆闍崛山に、仏大比丘おおびく衆一千二百五十人及び許多あまたの聖衆と共に住んだ様を図したものである。
山越しの阿弥陀像の画因 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
安の夫になった宗右衛門は、同じ学校の諸生仲間で、しかもこの二人ふたりだけが許多あまたの士人の間にはさまっていた商家の子であった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
天を開きてその長きいましめを解きし平和(許多あまたの年の間、世の人泣いてこれを求めき)を告げしらせんとて地に臨める天使の 三四—三六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
これほど明らかに口に出さなくとも、これにけないほどの不合理な理由から、人の批評をしたり、歴史の事実を判断するものは許多あまたある。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
菅茶山が「かくて七十五にも相成候」と書した此年壬午三月九日の書牘にも、例の如く許多あまたの人名が見えてゐる。しかし此度は新しい名字は無い。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
周囲の壁に嵌めてある許多あまたの鏡から反射してゐる大勢の主人が物を言つてゐるやうにも思はれる。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)
忍んでこれを讀むとしたところで、許多あまたの敬語や慣用語が邪魔になつてその煩はしきに堪へない。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
臺石には金澤屋とり、墓には正面から向つて左の面に及んで、許多あまたの戒名が列記してある。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
たぶんこの知覚ちかくについてはわが輩と経験を同じくする人が許多あまたあることと信ずる。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
鶴見は鴎外の許多あまたの翻訳中でその物語をこの上なく愛誦あいしょうしている。
然るに、し子弟をして自から原書を読むの力を備えしめず、直に海外の事を究むるの便を欠くあらしめば、時に臨み事に触れ、許多あまたの遺憾をいだくあらしめん。
祝東京専門学校之開校 (新字新仮名) / 小野梓(著)
沢山に見ることが出来る。狭いあいだ許多あまたの恐怖がある。
しうとしうとめらぬきやく許多あまたあり。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
この許多あまたの景物目睫もくせふの間にあつまりたれば
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
さて許多あまたのめでたき影ども浮び出づ。10
この許多あまたの景物目睫の間に聚まりたれば
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
香以が浅草日輪寺で遊行上人に謁し、阿弥号許多あまたを貰い受けたのもこの頃の事である。香以自己は寿阿弥と号し、いくばくもなくこれを河竹新七に譲って、梅阿弥と更めた。この年香以は三十六歳であった。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
許多あまたの武士味方の大家に遣はすめでたき養子と喜ばで、一時和したる敵国に遣はす質子なりと思ひ做しし中にも、作左衛門特に此念強かるべく、許さぬ仇敵の詐術と見ては、たとひ戦国の世の習ひながらも、豪鋭の性いかで一冷笑に附し去るべき。
大久保湖州 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
詳しく言いますから先ずお聞き成さい、全体私は脳の働きが推理的に発達して居ると見え、許多あまたの事柄の中で似寄った点を見出し、此の事は彼の事の結果だとか、これはかれの変態だとか云う事を見破るのが極めて早いのです、夫ですから自然犯罪の記事などを読み自分一身の見解を作るが好きで
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)