“総名”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうみやう50.0%
そうみょう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そも/\ちゞみとなふるは近来きんらいの事にて、むかしは此国にてもぬのとのみいへり。布はにてる物の総名そうみやうなればなるべし。
越後の頸城郡くびきこほり松の山は一庄いつしやう総名そうみやうにて、許多あまた村落むら併合あはしたる大庄也。いづれも山あひ村落むら/\にして一村の内といへども平地なし。たゞ松代といふ所のみ平地にて、農家のうかのきつらぬ。
西は西山、東は上野山、南は向山むこうやま、北は藤木山ふじきやまという山で囲まれている山間やまあいの村で、総名そうみょう本沢ほんざわと申して、藤木川、千歳川ちとせがわなどいう川が通っております。
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)