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空中
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くうちう
ふりがな文庫
“
空中
(
くうちう
)” の例文
土
(
つち
)
が
徹宵
(
よつぴて
)
さういふ
作用
(
さよう
)
を
營
(
いとな
)
んだばかりに、
日
(
ひ
)
は
拂曉
(
あけがた
)
の
空
(
そら
)
から
横
(
よこ
)
にさうして
斜
(
なゝめ
)
に
其
(
そ
)
の
霜
(
しも
)
を
解
(
と
)
かして、
西風
(
にしかぜ
)
は
直
(
たゞち
)
にそれを
乾
(
かわ
)
かして
残酷
(
ざんこく
)
に
表土
(
へうど
)
の
埃
(
ほこり
)
を
空中
(
くうちう
)
に
吹
(
ふ
)
き
捲
(
ま
)
くる。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
其爲
(
そのため
)
に
貴君等
(
きくんら
)
兩人
(
りやうにん
)
は
大佐
(
たいさ
)
と
袂別
(
わかれ
)
を
告
(
つ
)
げ、一
大
(
だい
)
使命
(
しめい
)
を
帶
(
お
)
びて
此
(
この
)
空中
(
くうちう
)
を
飛行
(
ひかう
)
して
來
(
き
)
たのではありませんか。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
害
(
がい
)
し
草履
(
ざうり
)
の
裏
(
うら
)
に血が付きしとて三十町
程
(
ほど
)
歩行
(
あるき
)
歸
(
かへ
)
らば必ず地を
踏
(
ふみ
)
付て
仕舞
(
しま
)
ふべきなり
空中
(
くうちう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
蓋
(
ふた
)
を
拂
(
はら
)
へば、
昏惘
(
こんまう
)
として
令史
(
れいし
)
あり。
妻
(
つま
)
、
微醉
(
ほろゑひ
)
の
面
(
おもて
)
、
妖艷無比
(
えうえんむひ
)
、
令史
(
れいし
)
を
見
(
み
)
て
更
(
さら
)
に
驚
(
おどろ
)
かず、そんなものはお
打棄
(
うつちや
)
りよと。
令史
(
れいし
)
を
突出
(
つきだ
)
し、
大勢
(
おほぜい
)
一所
(
いつしよ
)
に、あはゝ、おほゝ、と
更
(
さら
)
に
空中
(
くうちう
)
に
昇去
(
のぼりさ
)
りぬ。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
現
(
げん
)
に斯かる法の行はるる所にては火の付きたるホクチ樣のものを
枯
(
か
)
れ
草
(
くさ
)
に
裹
(
つつ
)
み
空中
(
くうちう
)
に於て
激
(
はげ
)
しく
振
(
ふ
)
り
動
(
うご
)
かすなり。コロボツクルも
此仕方
(
このしかた
)
を以て
燃
(
も
)
え草に
火焔
(
くわえん
)
を
移
(
うつ
)
し、此火焔をば再び
薪
(
たきぎ
)
に
轉
(
てん
)
ぜしならん。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
▼ もっと見る
ラツカダイヴ
諸島
(
しよたう
)
の
空
(
そら
)
を
流星
(
りうせい
)
の
如
(
ごと
)
く
驅
(
かけ
)
つて、それから
何處
(
いづく
)
へ、
如何
(
いか
)
に
行
(
ゆ
)
くものやら、
四晝夜
(
しちうや
)
の
間
(
あひだ
)
は
全
(
まつた
)
く
夢中
(
むちう
)
に
空中
(
くうちう
)
を
飛走
(
ひさう
)
したが、
其
(
その
)
五日目
(
いつかめ
)
の
午前
(
ごぜん
)
になつて、
風
(
かぜ
)
も
漸
(
やうや
)
くをさまり
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
一度
(
いちど
)
は、たとへば、
敦賀灣
(
つるがわん
)
でありました——
繪
(
ゑ
)
にかいた
雨龍
(
あまりよう
)
のぐる/\と
輪
(
わ
)
を
卷
(
ま
)
いて、
一條
(
ひとすぢ
)
、ゆつたりと
尾
(
を
)
を
下
(
した
)
に
垂
(
た
)
れたやうな
形
(
かたち
)
のものが、
降
(
ふ
)
りしきり、
吹煽
(
ふきあふ
)
つて
空中
(
くうちう
)
に
薄黒
(
うすぐろ
)
い
列
(
れつ
)
を
造
(
つく
)
ります。
雪霊続記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
勘次
(
かんじ
)
は
始
(
はじ
)
めて
心
(
こゝろ
)
づいて、
熱
(
ねつ
)
した
唐鍬
(
たうぐは
)
を
冷
(
ひや
)
さうとして
井戸端
(
ゐどばた
)
へ
走
(
はし
)
つた。
鍵
(
かぎ
)
の
手
(
て
)
を
離
(
はな
)
れた
釣瓶
(
つるべ
)
は
高
(
たか
)
く
空中
(
くうちう
)
に
浮
(
うか
)
んでゆつくりと
大
(
おほ
)
きく
動
(
うご
)
いて
居
(
ゐ
)
た。
彼
(
かれ
)
は
流
(
なが
)
し
尻
(
じり
)
にずぶりと
唐鍬
(
たうぐは
)
を
投
(
とう
)
じて
又
(
また
)
萬能
(
まんのう
)
を
執
(
と
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
頓
(
やが
)
て
氣球
(
ききゆう
)
はだん/\と
接近
(
せつきん
)
して、
丁度
(
ちやうど
)
鐵車
(
てつしや
)
の
直
(
すぐ
)
上
(
うへ
)
五十
呎
(
フヒート
)
ばかりになると、
空中
(
くうちう
)
から
大聲
(
たいせい
)
で
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
更
(
さら
)
に
俄
(
にはか
)
にごつと
立
(
た
)
つた
風
(
かぜ
)
に
森
(
もり
)
の
梢
(
こずゑ
)
の
葉
(
は
)
は
散亂
(
さんらん
)
して
鮮
(
あざや
)
かな
光
(
ひかり
)
を
保
(
たも
)
ちながら
空中
(
くうちう
)
に
閃
(
ひらめ
)
いた。
數分時
(
すうふんじ
)
の
後
(
のち
)
世間
(
せけん
)
は
忽
(
たちま
)
ちに
暗澹
(
あんたん
)
たる
光
(
ひかり
)
に
包
(
つゝ
)
まれて
時雨
(
しぐれ
)
がざあと
來
(
き
)
た。
村落
(
むら
)
の
何處
(
どこ
)
にも
晴衣
(
はれぎ
)
の
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
なく
成
(
な
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“空中”の意味
《名詞》
空 中(くうちゅう)
地面から離れている空間。
(出典:Wiktionary)
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“空中”で始まる語句
空中葬
空中飛行
空中塵
空中館
空中墳墓
空中旅行
空中楼閣
空中窒素
空中魚雷
空中旅行中