“くうちう”の漢字の書き方と例文
語句割合
空中100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふたはらへば、昏惘こんまうとして令史れいしあり。つま微醉ほろゑひおもて妖艷無比えうえんむひ令史れいしさらおどろかず、そんなものはお打棄うつちやりよと。令史れいし突出つきだし、大勢おほぜい一所いつしよに、あはゝ、おほゝ、とさら空中くうちう昇去のぼりさりぬ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
げんに斯かる法の行はるる所にては火の付きたるホクチ樣のものをくさつつ空中くうちうに於てはげしくうごかすなり。コロボツクルも此仕方このしかたを以てえ草に火焔くわえんうつし、此火焔をば再びたきぎてんぜしならん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
ラツカダイヴ諸島しよたうそら流星りうせいごとかけつて、それから何處いづくへ、如何いかくものやら、四晝夜しちうやあひだまつた夢中むちう空中くうちう飛走ひさうしたが、その五日目いつかめ午前ごぜんになつて、かぜやうやくをさまり