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しん
ふりがな文庫
“
身
(
しん
)” の例文
これ勝伯が一
身
(
しん
)
を以て
万死
(
ばんし
)
の途に
馳駆
(
ちく
)
し、その
危局
(
ききょく
)
を
拾収
(
しゅうしゅう
)
し、維新の大業を
完成
(
かんせい
)
せしむるに余力を
剰
(
あま
)
さざりし
所以
(
ゆえん
)
にあらずや
云々
(
うんぬん
)
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
B それで
其女
(
そのをんな
)
はね。
私
(
わたし
)
の一
身
(
しん
)
を
捧
(
さゝ
)
げる
人
(
ひと
)
はあなたより
外
(
ほか
)
にはないとか
何
(
なん
)
とか
云
(
い
)
つてね。
是非
(
ぜひ
)
この
哀
(
あは
)
れなる
悶
(
もだ
)
えの
子
(
こ
)
を
救
(
すく
)
つて
下
(
くだ
)
さいとか
何
(
なん
)
とか
書
(
か
)
いたものだ。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
さけぶやいな、第二段の
浪人組
(
ろうにんぐみ
)
七人が、
黒柄
(
くろえ
)
九
尺
(
しゃく
)
の
槍
(
やり
)
の
穂
(
ほ
)
さきを、サッと
若僧
(
わかそう
)
の一
身
(
しん
)
にあつめ、リラッ、リラッ、リラッ、としごきをくれて八面を
押
(
お
)
っとりかこんだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
考
(
かんが
)
えると、このときまで、
頭
(
あたま
)
の
中
(
なか
)
にあった、
商売上
(
しょうばいじょう
)
のことや、一
身
(
しん
)
の
損得
(
そんとく
)
などということが一しゅんに
落
(
お
)
ち
葉
(
ば
)
のごとく
吹
(
ふ
)
き
飛
(
と
)
んでしまって、ただ
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
の
明
(
あか
)
るくなるのが
とうげの茶屋
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
『倶舎論』に曰く、「
死有
(
しう
)
ののち、
生有
(
しょうう
)
の
前
(
さき
)
にありて、二者の
中間
(
ちゅうげん
)
に、
五蘊
(
ごうん
)
の起こるあり。
生処
(
しょうしょ
)
に至らんがためのゆえに、この
身
(
しん
)
を起こす。二
趣
(
しゅ
)
の中間なるがゆえに、
中有
(
ちゅうう
)
と名づく」
通俗講義 霊魂不滅論
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
▼ もっと見る
嗚呼
(
をこ
)
がましけれど
雪三
(
せつざう
)
が
生涯
(
しやうがい
)
の
企望
(
のぞみ
)
はお
前
(
まへ
)
さま
御
(
ご
)
一
身
(
しん
)
の
御幸福
(
ごかうふく
)
ばかりと、
言
(
い
)
ひさして
詞
(
ことば
)
を
切
(
き
)
りつ
糸子
(
いとこ
)
が
面
(
おもて
)
じつと
眺
(
なが
)
めぬ、
糸子
(
いとこ
)
何心
(
なにごゝろ
)
なく
見返
(
みかへ
)
して、
我
(
われ
)
は
花々
(
はな/″\
)
しき
身
(
み
)
にならんの
願
(
ねが
)
ひもなく
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
友人というのは、
某会社
(
ぼうかいしゃ
)
の
理事
(
りじ
)
安藤某
(
あんどうぼう
)
という
名刺
(
めいし
)
をだして、年ごろ四十五、六、
洋服
(
ようふく
)
の
風采
(
ふうさい
)
堂
(
どう
)
どうとしたる
紳士
(
しんし
)
であった。主人は
懇切
(
こんせつ
)
に
奥
(
おく
)
に
招
(
しょう
)
じて、花前の一
身
(
しん
)
につき、
問
(
と
)
いもし
語
(
かた
)
りもした。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
然
(
しか
)
しながら
遂
(
つひ
)
に
其
(
その
)
一
人
(
にん
)
が
彼等
(
かれら
)
の
間
(
あひだ
)
に
發見
(
はつけん
)
されなかつた。
彼等
(
かれら
)
の
怨恨
(
うらみ
)
が
凡
(
すべ
)
て
勘次
(
かんじ
)
の一
身
(
しん
)
に
聚
(
あつま
)
つた。それでも
淡白
(
たんぱく
)
な
彼等
(
かれら
)
の
怨恨
(
うらみ
)
は三
人
(
にん
)
以上
(
いじやう
)
が
聚
(
あつま
)
つて
口
(
くち
)
を
開
(
ひら
)
けば
必
(
かなら
)
ず
笑聲
(
せうせい
)
を
絶
(
た
)
たぬ
程
(
ほど
)
のものであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
まずそれまではご一
身
(
しん
)
こそなによりの大事、かならず早まったことをなさらぬがようござる
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
自分
(
じぶん
)
一
身
(
しん
)
のことより
外
(
ほか
)
は
何物
(
なにもの
)
も
其
(
そ
)
の
心
(
こゝろ
)
に
往來
(
わうらい
)
しては
居
(
ゐ
)
なかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
甲山
(
こうざん
)
に
鎮守
(
ちんじゅ
)
して二十七
世
(
せい
)
の
名家
(
めいか
)
、
武田菱
(
たけだびし
)
の
名聞
(
みょうもん
)
をなくし、あまたの一
族
(
ぞく
)
郎党
(
ろうどう
)
を討死させた責任をご一
身
(
しん
)
におい、
沙門遁世
(
しゃもんとんせい
)
のご
発心
(
ほっしん
)
! アア、それはよくわかっておりまする! お父上のご心中
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼
(
かれ
)
の一
身
(
しん
)
の
有無
(
うむ
)
は
少
(
すこ
)
しも
村落
(
むら
)
の
爲
(
ため
)
には
輕重
(
けいちよう
)
する
處
(
ところ
)
がなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
右敵
(
うてき
)
、左敵、前敵、これ以上に敵はない。
対手
(
あいて
)
の数はあってもただ一人へこれ以上の剣が一度にかかれる理由がない。さすれば三十人も三人の敵と同じ、四十人も同じこと。要は
身
(
しん
)
と
心
(
しん
)
の
据
(
す
)
え
方
(
かた
)
一つ。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“身(
体
)”の解説
体(體、躰、躯、身体、からだ)、身体(しんたい)は、生物学的かつ文化的に規定された、有機体としての人間や動物の構造を指す。人間は身体を通じて世界を経験し、世界を構成する。
(出典:Wikipedia)
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
“身”を含む語句
身上
身代
身長
身体
身装
生身
自身
身振
身辺
身性
正身
身動
独身
身丈
全身
刀身
身裝
御身
現身
総身
...