“黒柄”の読み方と例文
読み方割合
くろえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さけぶやいな、第二段の浪人組ろうにんぐみ七人が、黒柄くろえしゃくやりさきを、サッと若僧わかそうの一しんにあつめ、リラッ、リラッ、リラッ、としごきをくれて八面をっとりかこんだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
せんとうに立ったのは三人の野武士のぶしである。さえぎるものあらばと、刀のつかに手をかけたまま歩いてくる。次には、黒柄くろえ九尺のやりを横にもち、するどい穂先ほさきをならべてくる者が七人。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)