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生意氣
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なまいき
ふりがな文庫
“
生意氣
(
なまいき
)” の例文
新字:
生意気
手本
(
てほん
)
を
本
(
もと
)
にして
生意氣
(
なまいき
)
にも
實物
(
じつぶつ
)
の
寫生
(
しやせい
)
を
試
(
こゝろ
)
み、
幸
(
さいは
)
ひ
自分
(
じぶん
)
の
宅
(
たく
)
から一丁ばかり
離
(
はな
)
れた
桑園
(
くはゞたけ
)
の
中
(
なか
)
に
借馬屋
(
しやくばや
)
があるので、
幾度
(
いくたび
)
となく
其處
(
そこ
)
の
廐
(
うまや
)
に
通
(
かよ
)
つた。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
「
生意氣
(
なまいき
)
謂ツてゐら………」と
投出
(
なげだ
)
すやうに謂ツて、「して、何かえ。其の、お百度の
御利益
(
ごりやく
)
があツたのかえ。」
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
酒
(
さけ
)
も
呼
(
よ
)
んだが
醉
(
よ
)
ひません。むかしの
事
(
こと
)
を
考
(
かんが
)
へると、
病苦
(
びやうく
)
を
救
(
すく
)
はれたお
米
(
よね
)
さんに
對
(
たい
)
して、
生意氣
(
なまいき
)
らしく
恥
(
はづ
)
かしい。
雪霊続記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
だからあなたも自分を守つて、あなたのまるつきり知らない一般的なことを、
生意氣
(
なまいき
)
に云ふのはお止しなさい。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
そろひの
浴衣
(
ゆかた
)
は
言
(
い
)
はでものこと、
銘々
(
めい/\
)
に
申合
(
まをしあわ
)
せて
生意氣
(
なまいき
)
のありたけ、
聞
(
き
)
かば
膽
(
きも
)
もつぶれぬべし、
横町組
(
よこてうぐみ
)
と
自
(
みづか
)
らゆるしたる
亂暴
(
らんぼう
)
の
子供大將
(
こどもたいしやう
)
に
頭
(
かしら
)
の
長
(
ちやう
)
とて
歳
(
とし
)
も十六
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
(
新聞
(
しんぶん
)
には
講演
(
かうえん
)
の
梗概
(
かうがい
)
が
出
(
で
)
て
居
(
ゐ
)
たが、
余
(
よ
)
は
新聞
(
しんぶん
)
の
記事
(
きじ
)
には、
信用
(
しんよう
)
を
拂
(
はら
)
はぬ一
人
(
にん
)
であるので、
證
(
しよう
)
とせぬ)
余
(
よ
)
は
余
(
よ
)
として、
生意氣
(
なまいき
)
ながら
左
(
さ
)
の
如
(
ごと
)
き
説
(
せつ
)
を
持
(
じ
)
するのである。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
『
此奴
(
こやつ
)
、
生意氣
(
なまいき
)
!。』と
水兵
(
すいへい
)
は
叫
(
さけ
)
んだ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
有
(
あり
)
がたう
御座
(
ござ
)
いますと
澄
(
す
)
まして
行
(
ゆ
)
く
顏
(
かほ
)
つき
身長
(
せい
)
さへあれば
人
(
ひと
)
串戯
(
じようだん
)
とて
恕
(
ゆる
)
すまじけれど、
一寸法師
(
いつすんぼし
)
の
生意氣
(
なまいき
)
と
爪
(
つま
)
はじきして
好
(
い
)
い
嬲
(
なぶ
)
りものに
烟草休
(
たばこやす
)
みの
話
(
はな
)
しの
種
(
たね
)
なりき。
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
處
(
ところ
)
で
汽船
(
きせん
)
は——うそだの、
裏切
(
うらぎ
)
つたのと、
生意氣
(
なまいき
)
な
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
ふな。
直江津
(
なほえつ
)
まで、
一人前
(
いちにんまへ
)
九錢也
(
きうせんなり
)
。……
明治二十六七年頃
(
めいぢにじふろくしちねんごろ
)
の
事
(
こと
)
とこそいへ、それで、
午餉
(
ひる
)
の
辨當
(
べんたう
)
をくれたのである。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
天道樣
(
てんたうさま
)
は
是
(
ぜ
)
か
非
(
ひ
)
かなどゝいふ
事
(
こと
)
が、
私
(
わたし
)
の
生意氣
(
なまいき
)
の
心
(
こゝろ
)
からばかりでは
有
(
あり
)
ますまい、
必
(
かなら
)
ず、
屹度
(
きつと
)
、
何方
(
どなた
)
のお
口
(
くち
)
からも
洩
(
も
)
れずには
居
(
を
)
りますまい、
私
(
わたし
)
は
自分
(
じぶん
)
に
少
(
すこ
)
しも
惡
(
わる
)
い
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
い
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
生意氣
(
なまいき
)
に
杖
(
ステツキ
)
を
持
(
も
)
つて
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
るのが、
目
(
め
)
くるめくばかりに
思
(
おも
)
はれました。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
何時
(
いつ
)
通
(
とほ
)
つても
覗
(
のぞ
)
かれて、あゝ
高坂
(
かうさか
)
の
録
(
ろく
)
さんが
子供
(
こども
)
であつたころ、
學校
(
がくかう
)
の
行返
(
ゆきもど
)
りに
寄
(
よ
)
つては
卷烟草
(
まきたばこ
)
のこぼれを
貰
(
もら
)
ふて、
生意氣
(
なまいき
)
らしう
吸立
(
すいた
)
てた
物
(
もの
)
なれど、
今
(
いま
)
は
何處
(
どこ
)
に
何
(
なに
)
をして
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
と
舌打
(
したうち
)
、
生意氣
(
なまいき
)
なもの
言
(
い
)
ひで
山の手小景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
男
(
をとこ
)
は
塵塚
(
ちりづか
)
さがす
黒斑
(
くろぶち
)
の
尾
(
を
)
の、ありて
用
(
よう
)
なき
物
(
もの
)
とも
見
(
み
)
ゆべし、
此界隈
(
このかいわい
)
に
若
(
わか
)
い
衆
(
しゆ
)
と
呼
(
よ
)
ばるゝ
町並
(
まちなみ
)
の
息子
(
むすこ
)
、
生意氣
(
なまいき
)
ざかりの十七八より五
人
(
にん
)
組
(
ぐみ
)
七
人
(
にん
)
組
(
ぐみ
)
、
腰
(
こし
)
に
尺
(
しやく
)
八の
伊達
(
だて
)
はなけれど
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
と
背負
(
しよ
)
ひあるくさま、
年
(
とし
)
はと
問
(
と
)
へば
生意氣
(
なまいき
)
ざかりの十六にも
成
(
な
)
りながら
其大躰
(
そのづうたい
)
を
恥
(
はづ
)
かしげにもなく、
表町
(
おもてまち
)
へものこ/\と
出
(
で
)
かけるに、
何時
(
いつ
)
も
美登利
(
みどり
)
と
正太
(
しようた
)
が
嬲
(
なぶ
)
りものに
成
(
なつ
)
つて
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
諸慾
(
しよよく
)
が
沸
(
わ
)
くほど
出
(
で
)
て
參
(
まゐ
)
りますから、それは/\
不足
(
ふそく
)
だらけで、それに
私
(
わたし
)
が
生意氣
(
なまいき
)
ですものだからつひ/\
心安
(
こゝろやす
)
だてに
旦那
(
だんな
)
さまが
外
(
そと
)
で
遊
(
あそ
)
ばす
事
(
こと
)
にまで
口
(
くち
)
を
出
(
だ
)
して、
何
(
ど
)
うも
貴郎
(
あなた
)
は
私
(
わたし
)
にかくし
立
(
だて
)
を
遊
(
あそ
)
ばして
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
意
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
氣
部首:⽓
10画
“生意氣”で始まる語句
生意氣盛