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勝負
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しょうぶ
ふりがな文庫
“
勝負
(
しょうぶ
)” の例文
これで
勝負
(
しょうぶ
)
はつきました。
芦屋
(
あしや
)
の
道満
(
どうまん
)
は
位
(
くらい
)
を
取
(
と
)
り
上
(
あ
)
げられて、
御殿
(
ごてん
)
から
追
(
お
)
い
出
(
だ
)
されました。そして
阿倍
(
あべ
)
の
晴明
(
せいめい
)
のお
弟子
(
でし
)
になりました。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「それじゃきょうじゅうに東京へいけばえい。二、三
席
(
せき
)
勝負
(
しょうぶ
)
してからでかけても
遅
(
おそ
)
くはない。うまくいって
逃
(
に
)
げようたってそうはいかない」
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
べいなら、その
負
(
ま
)
けたこまを、
勝
(
か
)
ったものが
取
(
と
)
るというふうに、
勝負
(
しょうぶ
)
の
後
(
あと
)
が、
品物
(
しなもの
)
のやりとりになるからいけないというのだ。
赤土へくる子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
小畑の
球
(
たま
)
はよく飛んだ。引きかえて、清三の球には力がなかった。二三度
勝負
(
しょうぶ
)
があった。清三の
額
(
ひたい
)
には汗が流れた。心臓の
鼓動
(
こどう
)
も高かった。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
世の中から
迫害
(
はくがい
)
されて、不満な親が種々の
勝負
(
しょうぶ
)
でウップンを晴らしている中で生れた子のことだから、こいつ
反抗心
(
はんこうしん
)
の強いものになるかも知れぬ
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
▼ もっと見る
さア、
來
(
き
)
やれ、
夜
(
よる
)
よ、
黒
(
くろ
)
づくめの
服
(
きもの
)
を
被
(
き
)
た、
見
(
み
)
るから
眞面目
(
まじめ
)
な、
嚴格
(
いかめ
)
しい
老女
(
らうぢょ
)
どの、
速
(
はや
)
う
來
(
き
)
て
教
(
をし
)
へてたも、
清淨無垢
(
しゃうじゃうむく
)
の
操
(
みさを
)
を
二
(
ふた
)
つ
賭
(
か
)
けた
此
(
この
)
勝負
(
しょうぶ
)
に
負
(
ま
)
ける
工夫
(
くふう
)
を
教
(
をし
)
へてたも。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
それからぼくたちの心がいいとかわるいとか
議論
(
ぎろん
)
するだろう。そして
勝負
(
しょうぶ
)
がつかないだろう。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
こんなもので世の中でいわゆる
勝負
(
しょうぶ
)
を
測
(
はか
)
る標準は、人の実力や
努力
(
どりょく
)
の標準とはちがう。ゆえに俗界を離れて高い立場よりこの世の競争
奮闘
(
ふんとう
)
のありさまを見れば、定めて
可笑
(
おか
)
しきことがたくさんあろう。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
今頃
(
いまごろ
)
はおおかた、どこぞお
大名屋敷
(
だいみょうやしき
)
のお
厩
(
うまや
)
で、
好
(
す
)
きな
勝負
(
しょうぶ
)
をしてでござんしょうが、
文
(
ふみ
)
を
御覧
(
ごらん
)
なすった
若旦那
(
わかだんな
)
が、まッことあたしからのお
願
(
ねが
)
いとお
思
(
おも
)
いなされて、
大枚
(
たいまい
)
のお
宝
(
たから
)
をお
貸
(
か
)
し
下
(
くだ
)
さいましたら
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
試合目付
(
しあいめつけ
)
を
通
(
つう
)
じて、
笹
(
ささ
)
の才蔵へもう一
勝負
(
しょうぶ
)
とある。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「春になったら、このけんかの
勝負
(
しょうぶ
)
をつける。」
二ひきの蛙
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
「ケンプ! きさまと
勝負
(
しょうぶ
)
だ」
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
今
(
いま
)
のは
勝負
(
しょうぶ
)
なしにすんだので、
又
(
また
)
、四五
人
(
にん
)
のお
役人
(
やくにん
)
が、大きなお
三方
(
さんぽう
)
に
何
(
なに
)
か
載
(
の
)
せて、その上に
厚
(
あつ
)
い
布
(
ぬの
)
をかけて
運
(
はこ
)
んで
来
(
き
)
ました。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
吉川先生
(
よしかわせんせい
)
は、
自分
(
じぶん
)
の
子供
(
こども
)
の
時分
(
じぶん
)
を
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
して、いまのようにものをかけずに、ただ
勝負
(
しょうぶ
)
をしただけで、それでもみんなが、
満足
(
まんぞく
)
したという
話
(
はなし
)
をなさいました。
赤土へくる子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
だが、これを
勝負
(
しょうぶ
)
の
前兆
(
ぜんちょう
)
とはみられない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そんな
卑怯
(
ひきょう
)
な
駆
(
か
)
け
引
(
ひ
)
きはできぬ。やはり
夜
(
よ
)
の
明
(
あ
)
けるのを
待
(
ま
)
って、
堂々
(
どうどう
)
と
勝負
(
しょうぶ
)
を
争
(
あらそ
)
う
外
(
ほか
)
はない。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「
先生
(
せんせい
)
そんなら、ただ、おたがいがこまをまわして、
勝負
(
しょうぶ
)
をするぶんなら、いいのですか。」
赤土へくる子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
勝負
(
しょうぶ
)
の
壇
(
だん
)
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
為朝
(
ためとも
)
はこの
様子
(
ようす
)
をこちらから
見
(
み
)
て、
大将
(
たいしょう
)
の
義朝
(
よしとも
)
をさえ
射落
(
いお
)
とせば、一
度
(
ど
)
に
勝負
(
しょうぶ
)
がついてしまうのだと
考
(
かんが
)
えました。そこで
弓
(
ゆみ
)
に
矢
(
や
)
をつがえて、
義朝
(
よしとも
)
の
方
(
ほう
)
にねらいをつけました。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「
世間
(
せけん
)
を
騒
(
さわ
)
がせる
悪
(
わる
)
いねこだ。いかほどの
神通力
(
じんずうりき
)
があるにせよ、
科学
(
かがく
)
の
力
(
ちから
)
にはかなうまい。
私
(
わたし
)
が
退治
(
たいじ
)
してやろう。」と、
電気
(
でんき
)
を
応用
(
おうよう
)
して、いよいよ、
赤
(
あか
)
トラと
勝負
(
しょうぶ
)
を
決
(
けっ
)
することになったのです。
花の咲く前
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それはもう
長
(
なが
)
い
長
(
なが
)
い九
年
(
ねん
)
の
戦
(
たたか
)
いもそろそろおしまいになろうという
時分
(
じぶん
)
のことでした。ある日はげしい
戦
(
いくさ
)
のあとで、
義家
(
よしいえ
)
は
敵
(
てき
)
の
大将
(
たいしょう
)
の
貞任
(
さだとう
)
とただ
二人
(
ふたり
)
、一
騎
(
き
)
打
(
う
)
ちの
勝負
(
しょうぶ
)
をいたしました。
八幡太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
二人
(
ふたり
)
の
小僧
(
こぞう
)
さんは、どちらも
力
(
ちから
)
があって、いい
勝負
(
しょうぶ
)
だったが、
炭屋
(
すみや
)
の
小僧
(
こぞう
)
さんのほうが
肥
(
ふと
)
っているだけに
体力
(
たいりょく
)
がつづくとみえて、
酒屋
(
さかや
)
の
小僧
(
こぞう
)
さんはへとへとになって、
石畳
(
いしだたみ
)
の
上
(
うえ
)
へ
倒
(
たお
)
れてしまいました。
日の当たる門
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それで
勝負
(
しょうぶ
)
がつかなくなって、どちらもごほうびがもらえませんでした。
金太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「いいかい、三
本
(
ぼん
)
勝負
(
しょうぶ
)
だよ。」と、
清
(
せい
)
ちゃんが、いいました。
仲よしがけんかした話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
まだくらいうちに
勝負
(
しょうぶ
)
はついてしまいましょう。
御安心
(
ごあんしん
)
下
(
くだ
)
さいまし。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「もう
止
(
よ
)
そう。
勝負
(
しょうぶ
)
がつかない。」
金太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
それで
虎
(
とら
)
も
勝負
(
しょうぶ
)
に
負
(
ま
)
けました。
物のいわれ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
“勝負”の解説
勝負 (しょうぶ、fight) とは、競争や対戦において、相手と競い合って勝敗を決することである。あるいは、より広い意味で、利益を追求したり心身の健康を保とうとするなど、とある目的を達成しようとする試みを全般的に指す場合もある。
人類史においては、古来から世界中で様々な分野で勝負が行われてきた。
(出典:Wikipedia)
勝
常用漢字
小3
部首:⼒
12画
負
常用漢字
小3
部首:⾙
9画
“勝負”で始まる語句
勝負事
勝負有
勝負木
勝負附