勝負しょうぶ)” の例文
これで勝負しょうぶはつきました。芦屋あしや道満どうまんくらいげられて、御殿ごてんからされました。そして阿倍あべ晴明せいめいのお弟子でしになりました。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「それじゃきょうじゅうに東京へいけばえい。二、三せき勝負しょうぶしてからでかけてもおそくはない。うまくいってげようたってそうはいかない」
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
べいなら、そのけたこまを、ったものがるというふうに、勝負しょうぶあとが、品物しなもののやりとりになるからいけないというのだ。
赤土へくる子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
小畑のたまはよく飛んだ。引きかえて、清三の球には力がなかった。二三度勝負しょうぶがあった。清三のひたいには汗が流れた。心臓の鼓動こどうも高かった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
世の中から迫害はくがいされて、不満な親が種々の勝負しょうぶでウップンを晴らしている中で生れた子のことだから、こいつ反抗心はんこうしんの強いものになるかも知れぬ
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
さア、やれ、よるよ、くろづくめのきものた、るから眞面目まじめな、嚴格いかめしい老女らうぢょどの、はやをしへてたも、清淨無垢しゃうじゃうむくみさをふたけたこの勝負しょうぶける工夫くふうをしへてたも。
それからぼくたちの心がいいとかわるいとか議論ぎろんするだろう。そして勝負しょうぶがつかないだろう。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
こんなもので世の中でいわゆる勝負しょうぶはかる標準は、人の実力や努力どりょくの標準とはちがう。ゆえに俗界を離れて高い立場よりこの世の競争奮闘ふんとうのありさまを見れば、定めて可笑おかしきことがたくさんあろう。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
今頃いまごろはおおかた、どこぞお大名屋敷だいみょうやしきのおうまやで、きな勝負しょうぶをしてでござんしょうが、ふみ御覧ごらんなすった若旦那わかだんなが、まッことあたしからのおねがいとおおもいなされて、大枚たいまいのおたからをおくださいましたら
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
試合目付しあいめつけつうじて、ささの才蔵へもう一勝負しょうぶとある。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「春になったら、このけんかの勝負しょうぶをつける。」
二ひきの蛙 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
「ケンプ! きさまと勝負しょうぶだ」
いまのは勝負しょうぶなしにすんだので、また、四五にんのお役人やくにんが、大きなお三方さんぽうなにせて、その上にあつぬのをかけてはこんでました。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
吉川先生よしかわせんせいは、自分じぶん子供こども時分じぶんおもして、いまのようにものをかけずに、ただ勝負しょうぶをしただけで、それでもみんなが、満足まんぞくしたというはなしをなさいました。
赤土へくる子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
だが、これを勝負しょうぶ前兆ぜんちょうとはみられない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そんな卑怯ひきょうきはできぬ。やはりけるのをって、堂々どうどう勝負しょうぶあらそほかはない。
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
先生せんせいそんなら、ただ、おたがいがこまをまわして、勝負しょうぶをするぶんなら、いいのですか。」
赤土へくる子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
勝負しょうぶだん
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
為朝ためともはこの様子ようすをこちらからて、大将たいしょう義朝よしともをさえ射落いおとせば、一勝負しょうぶがついてしまうのだとかんがえました。そこでゆみをつがえて、義朝よしともほうにねらいをつけました。
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
世間せけんさわがせるわるいねこだ。いかほどの神通力じんずうりきがあるにせよ、科学かがくちからにはかなうまい。わたし退治たいじしてやろう。」と、電気でんき応用おうようして、いよいよ、あかトラと勝負しょうぶけっすることになったのです。
花の咲く前 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それはもうながながい九ねんたたかいもそろそろおしまいになろうという時分じぶんのことでした。ある日はげしいいくさのあとで、義家よしいえてき大将たいしょう貞任さだとうとただ二人ふたり、一ちの勝負しょうぶをいたしました。
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
二人ふたり小僧こぞうさんは、どちらもちからがあって、いい勝負しょうぶだったが、炭屋すみや小僧こぞうさんのほうがふとっているだけに体力たいりょくがつづくとみえて、酒屋さかや小僧こぞうさんはへとへとになって、石畳いしだたみうえたおれてしまいました。
日の当たる門 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それで勝負しょうぶがつかなくなって、どちらもごほうびがもらえませんでした。
金太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「いいかい、三ぼん勝負しょうぶだよ。」と、せいちゃんが、いいました。
仲よしがけんかした話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
まだくらいうちに勝負しょうぶはついてしまいましょう。御安心ごあんしんくださいまし。
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「もうそう。勝負しょうぶがつかない。」
金太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
それでとら勝負しょうぶけました。
物のいわれ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)