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驛
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えき
ふりがな文庫
“
驛
(
えき
)” の例文
新字:
駅
故
(
わざ
)
と
下
(
お
)
りて
見
(
み
)
た
篠山
(
さゝやま
)
の
驛
(
えき
)
のプラツトホームを
歩行
(
ある
)
くのさへ、
重疊
(
ちようでふ
)
と
連
(
つらな
)
る
山
(
やま
)
を
見
(
み
)
れば、
熊
(
くま
)
の
背
(
せ
)
に
立
(
た
)
つ
思
(
おもひ
)
がした。
酒顛童子
(
しゆてんどうじ
)
の
大江山
(
おほえやま
)
。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
馬
(
うま
)
に
乘
(
の
)
るか、
籠
(
かご
)
に
乘
(
の
)
るか、さもなければ
歩
(
ある
)
いて
旅
(
たび
)
をした
以前
(
いぜん
)
の
木曾街道
(
きそかいだう
)
の
時分
(
じぶん
)
には、
父
(
とう
)
さんの
生
(
うま
)
れた
神坂村
(
みさかむら
)
も
驛
(
えき
)
の
名
(
な
)
を
馬籠
(
まごめ
)
と
言
(
い
)
ひました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
荷物はまとめて
驛
(
えき
)
に出してしまひ、まだ明るいけれど夕飯も風
呂
(
ろ
)
もすましてしまつた。これから二時間のあいだ、もう何もすることがない。
坂道
(旧字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
釋
(
しやく
)
の
字
(
じ
)
釈に
作
(
つくる
)
の外、
澤
(
たく
)
を沢、驛を
駅
(
えき
)
に
作
(
つくる
)
は
俗
(
ぞく
)
なり、しかれども巻中
驛
(
えき
)
澤
(
たく
)
の字多し。
姑
(
しばらく
)
俗
(
ぞく
)
に
从
(
したが
)
うて駅沢に作り、以
梓繁
(
しはん
)
を
省
(
はぶ
)
く。
余
(
よ
)
の
省字
(
せうじ
)
は皆
古法
(
こほふ
)
に
从
(
したが
)
ふ。
北越雪譜:05 北越雪譜二編凡例
(新字旧仮名)
/
山東京山
(著)
釋
(
しやく
)
の
字
(
じ
)
釈に
作
(
つくる
)
の外、
澤
(
たく
)
を沢、驛を
駅
(
えき
)
に
作
(
つくる
)
は
俗
(
ぞく
)
なり、しかれども巻中
驛
(
えき
)
澤
(
たく
)
の字多し。
姑
(
しばらく
)
俗
(
ぞく
)
に
从
(
したが
)
うて駅沢に作り、以
梓繁
(
しはん
)
を
省
(
はぶ
)
く。
余
(
よ
)
の
省字
(
せうじ
)
は皆
古法
(
こほふ
)
に
从
(
したが
)
ふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
米原
(
まいばら
)
は
北陸線
(
ほくりくせん
)
の
分岐道
(
ぶんきだう
)
とて、
喜多
(
きた
)
にはひとり
思出
(
おもひで
)
が
多
(
おほ
)
い。が、
戸
(
と
)
を
開
(
あ
)
けると
風
(
かぜ
)
が
冷
(
つめた
)
い。
氣
(
き
)
の
所爲
(
せゐ
)
か、
何爲
(
いつ
)
もそゞろ
寒
(
さむ
)
い
驛
(
えき
)
である。
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
馬籠
(
まごめ
)
の
驛
(
えき
)
まで
來
(
く
)
れば
御嶽山
(
おんたけさん
)
はもう
遠
(
とほ
)
くはない、そのよろこびが
皆
(
みんな
)
の
胸
(
むね
)
にあるのです。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
後
(
あと
)
の
宿
(
しゆく
)
あたりに
何
(
なに
)
か
催
(
もよほ
)
しがあつて、
其處
(
そこ
)
へ
呼
(
よ
)
ばれた、なにがし
町
(
まち
)
の
選
(
えり
)
ぬきとでも
言
(
い
)
ふのが、
一
(
ひと
)
つ
先
(
さき
)
か、それとも
次
(
つぎ
)
の
驛
(
えき
)
へ
歸
(
かへ
)
るのであらう。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
汽車
(
きしや
)
や
電車
(
でんしや
)
の
着
(
つ
)
くところが
今日
(
こんにち
)
のステエシヨンなら、
馬
(
うま
)
や
籠
(
かご
)
の
着
(
つ
)
いた
父
(
とう
)
さんの
村
(
むら
)
は
昔
(
むかし
)
の
木曾街道
(
きそかいだう
)
時分
(
じぶん
)
のステエシヨンのあつたところです。ほら、
何々
(
なに/\
)
の
驛
(
えき
)
といふことをよく
言
(
い
)
ふでは
有
(
あ
)
りませんか。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
と、
發着
(
はつちやく
)
の
驛
(
えき
)
を
靜岡
(
しづをか
)
へ
戻
(
もど
)
して
繰
(
く
)
ると、「や、
此奴
(
こいつ
)
は
弱
(
よわ
)
つた。」
思
(
おも
)
はず
聲
(
こゑ
)
を
出
(
だ
)
して
呟
(
つぶや
)
いた。
靜岡着
(
しづをかちやく
)
は
午前
(
ごぜん
)
まさに
四時
(
よじ
)
なのであつた。いや、
串戲
(
じようだん
)
ではない。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
確
(
たしか
)
に
驛
(
えき
)
の
名
(
な
)
を
認
(
みと
)
めたのは
最
(
も
)
う
國府津
(
こふづ
)
だつたのである。いつもは
大船
(
おほふな
)
で
座
(
ざ
)
を
直
(
なほ
)
して、かなたに
逗子
(
づし
)
の
巖山
(
いはやま
)
に、
湘南
(
しやうなん
)
の
海
(
うみ
)
の
渚
(
なぎさ
)
におはします、
岩殿
(
いはと
)
の
觀世音
(
くわんぜおん
)
に
禮
(
れい
)
し
參
(
まゐ
)
らす
習
(
ならひ
)
であるのに。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
十六七
年
(
ねん
)
を
過
(
す
)
ぎました。——
唯今
(
たゞいま
)
の
鯖江
(
さばえ
)
、
鯖波
(
さばなみ
)
、
今庄
(
いましやう
)
の
驛
(
えき
)
が、
例
(
れい
)
の
音
(
おと
)
に
聞
(
きこ
)
えた、
中
(
なか
)
の
河内
(
かはち
)
、
木
(
き
)
の
芽峠
(
めたうげ
)
、
湯
(
ゆ
)
の
尾峠
(
をたうげ
)
を、
前後左右
(
ぜんごさいう
)
に、
高
(
たか
)
く
深
(
ふか
)
く
貫
(
つらぬ
)
くのでありまして、
汽車
(
きしや
)
は
雲
(
くも
)
の
上
(
うへ
)
を
馳
(
はし
)
ります。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「しますと、
次
(
つぎ
)
の
驛
(
えき
)
からだと
如何
(
いかゞ
)
なものでせう。」
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
伊那
(
いな
)
へは、
此
(
こ
)
の
驛
(
えき
)
から
何里
(
なんり
)
ですな。」
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
驛
部首:⾺
23画
“驛”を含む語句
驛路
驛員
驛遞
東京驛
驛吏曰
過憩驛亭相見
阿部川驛
馬籠驛
驛使
驛傳
驛傳馬車
驛前
驛名
蘭越驛
驛員等
驛外
驛夫
驛長
驛馬
鶴見驛
...