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道樂
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だうらく
ふりがな文庫
“
道樂
(
だうらく
)” の例文
新字:
道楽
處
(
ところ
)
が
此
(
この
)
アルゼリヤ
國
(
こく
)
の
中
(
うち
)
でブリダアといふ
市府
(
まち
)
の
人
(
ひと
)
は
分
(
わけ
)
ても
怠惰
(
なまけ
)
ることが
好
(
す
)
き、
道樂
(
だうらく
)
をして
日
(
ひ
)
を
送
(
おく
)
ることが好きといふ次第である。
怠惰屋の弟子入り
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
「
氣樂
(
きらく
)
では
不可
(
いけ
)
ません。
道樂
(
だうらく
)
に
出來
(
でき
)
るものなら、二十
年
(
ねん
)
も三十
年
(
ねん
)
も
雲水
(
うんすゐ
)
をして
苦
(
くる
)
しむものはありません」と
宜道
(
ぎだう
)
は
云
(
い
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
これから
身
(
み
)
一つになつて
仕
(
し
)
たいまゝの
道樂
(
だうらく
)
なり
何
(
なに
)
なりお
盡
(
つく
)
しなされ、
最
(
も
)
ういくら
此子
(
このこ
)
を
欲
(
ほ
)
しいと
言
(
い
)
つても
返
(
かへ
)
す
事
(
こと
)
では
御座
(
ござ
)
んせぬぞ、
返
(
かへ
)
しはしませぬぞと
念
(
ねん
)
を
押
(
お
)
して
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
牛込築土前
(
うしごめつくどまへ
)
の、
此
(
こ
)
の
大勝棟梁
(
だいかつとうりやう
)
のうちへ
出入
(
でい
)
りをする、
一寸
(
ちよつと
)
使
(
つか
)
へる、
岩次
(
いはじ
)
と
云
(
い
)
つて、
女房持
(
にようばうもち
)
、
小兒
(
こども
)
の
二人
(
ふたり
)
あるのが
居
(
ゐ
)
た。
飮
(
の
)
む、
買
(
か
)
ふ、
摶
(
ぶ
)
つ、
道樂
(
だうらく
)
は
少
(
すこし
)
もないが、たゞ
性來
(
しやうらい
)
の
釣好
(
つりず
)
きであつた。
夜釣
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
私は
生來
(
しやうらい
)
の
性癖
(
せいへき
)
といふよりは寧ろ環境の爲めに、金持ちやくだらない奴等が、生活を刺㦸する爲めにやるつまらない
道樂
(
だうらく
)
に馴れつこになつて、飽き/\してゐる至つて平凡な
道樂者
(
だうらくもの
)
なんです。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
尋るに本多長門守
領分
(
りやうぶん
)
遠州
榛原
(
はいばら
)
郡水呑村千五百石の
村名主
(
むらなぬし
)
九郎右衞門が實の弟に九郎兵衞と云者
有
(
あり
)
平生
(
へいぜい
)
より
心
(
こゝろ
)
正
(
たゞ
)
しからず其が
菩提
(
ぼだい
)
所に
眞言宗
(
しんごんしう
)
大石山不動院と云寺
有
(
あり
)
此住寺も又大の
道樂
(
だうらく
)
者にて同氣相求るの
諺
(
ことわざ
)
に
泄
(
もれ
)
ず九郎兵衞と
平生
(
つね
)
に親しくなしけるが九郎兵衞は豫て
袋井宿
(
ふくろゐじゆく
)
三笠屋
(
みかさや
)
甚
(
じん
)
右衞門が
抱
(
かゝ
)
へ遊女お芳を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
客
(
きやく
)
は
結城朝之助
(
ゆふきとものすけ
)
とて、
自
(
みづか
)
ら
道樂
(
だうらく
)
ものとは
名
(
な
)
のれども
實体
(
じつてい
)
なる
處
(
ところ
)
折々
(
をり/\
)
に
見
(
み
)
えて
身
(
み
)
は
無職業
(
むしよくげふ
)
妻子
(
さいし
)
なし、
遊
(
あそ
)
ぶに
屈強
(
くつきやう
)
なる
年頃
(
としごろ
)
なればにや
是
(
こ
)
れを
初
(
はじ
)
めに一
週
(
しゆう
)
には二三
度
(
ど
)
の
通
(
かよ
)
ひ
路
(
ぢ
)
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
私
(
わたし
)
などの
夜具
(
やぐ
)
は、むやみと
引張
(
ひつぱ
)
つたり、
被
(
かぶ
)
つたりだから、
胴中
(
どうなか
)
の
綿
(
わた
)
が
透切
(
すきぎ
)
れがして
寒
(
さむ
)
い、
裾
(
すそ
)
を
膝
(
ひざ
)
へ
引包
(
ひつくる
)
めて、
袖
(
そで
)
へ
頭
(
あたま
)
を
突込
(
つツこ
)
むで、こと/\
蟲
(
むし
)
の
形
(
かたち
)
に
成
(
な
)
るのに、この
女中
(
ぢよちう
)
は、また
妙
(
めう
)
な
道樂
(
だうらく
)
で
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
始
(
はじ
)
めて、
此
(
この
)
坂井
(
さかゐ
)
も
餘裕
(
よゆう
)
ある
人
(
ひと
)
に
共通
(
きようつう
)
な
好事
(
かうず
)
を
道樂
(
だうらく
)
にしてゐるのだと
心
(
こゝろ
)
付
(
づ
)
いた。さうして
此間
(
このあひだ
)
賣
(
う
)
り
拂
(
はら
)
つた
抱一
(
はういつ
)
の
屏風
(
びやうぶ
)
も、
最初
(
さいしよ
)
から
斯
(
か
)
う
云
(
い
)
ふ
人
(
ひと
)
に
見
(
み
)
せたら、
好
(
よ
)
かつたらうにと、
腹
(
はら
)
の
中
(
なか
)
で
考
(
かんが
)
へた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
唯
(
たゞ
)
亂暴
(
らんぼう
)
一
途
(
づ
)
に
品川
(
しながは
)
へも
足
(
あし
)
は
向
(
む
)
くれど
騷
(
さわ
)
ぎは
其座
(
そのざ
)
限
(
ぎ
)
り、
夜中
(
よなか
)
に
車
(
くるま
)
を
飛
(
と
)
ばして
車町
(
くるまゝち
)
の
破落戸
(
ごろ
)
がもとをたゝき
起
(
おこ
)
し、それ
酒
(
さけ
)
かへ
肴
(
さかな
)
と、
紙入
(
かみい
)
れの
底
(
そこ
)
をはたきて
無理
(
むり
)
を
徹
(
とほ
)
すが
道樂
(
だうらく
)
なりけり
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
着物
(
きもの
)
道樂
(
だうらく
)
で、
髮
(
かみ
)
の
毛
(
け
)
を
長
(
なが
)
くして
眞中
(
まんなか
)
から
分
(
わ
)
ける
癖
(
くせ
)
があつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
樂
部首:⽊
15画
“道樂”で始まる語句
道樂者
道樂氣