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決
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きま
ふりがな文庫
“
決
(
きま
)” の例文
「ではあなたの意志一つであなたの運命も
決
(
きま
)
ります。」と彼は云つた。「私の手も、心も、所有物全部の
分前
(
わけまへ
)
もあなたに捧げます。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
天候其他に差支がなかったならば、更に金峰山まで縦走しようと相談が
決
(
きま
)
って、七月二十二日夜九時飯田町発の汽車で東京を出懸けた。
奥秩父の山旅日記
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
私
(
わたくし
)
が
自身
(
じしん
)
で
持参
(
じさん
)
したのはただ
母
(
はは
)
の
形見
(
かたみ
)
の
守刀
(
まもりがたな
)
だけで、いざ
出発
(
しゅっぱつ
)
と
決
(
きま
)
った
瞬間
(
しゅんかん
)
に、
今
(
いま
)
まで
住
(
す
)
んで
居
(
い
)
た
小屋
(
こや
)
も、
器具類
(
きぐるい
)
もすうっと
消
(
き
)
え
失
(
う
)
せ
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
子供のときから何かといえば
跣足
(
はだし
)
になりたがった。冬でも
足袋
(
たび
)
をはかず、夏はむろん、
洗濯
(
せんたく
)
などするときは
決
(
きま
)
っていそいそと下駄をぬいだ。
雨
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
万事が金銭上の義理ばかりでなくて
相方
(
そうほう
)
の好意から自然とお糸は葭町へ行くように
誰
(
た
)
れが
強
(
し
)
いるともなく
決
(
きま
)
っていたのである。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
『
矢
(
や
)
つ
張
(
ぱ
)
り稻の穗を噛むのが癖だすな。……東京に居やはると、稻もおますまいがなア。……春は麥の穗を拔いて、秋は稻の穗や。
決
(
きま
)
つてる。』
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
その頃の
掟
(
おきて
)
で、主殺しは
磔刑
(
はりつけ
)
と
決
(
きま
)
つて居り、伊與之助もこの極刑は免れなかつたのですが、それつ切りお
處刑
(
しよけい
)
がウヤムヤになつてしまひました。
銭形平次捕物控:295 万両息子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
一生かかって神学を勉強しても十分な説明のつかないことでありますが、しかしこれは理屈でわかるべき事柄でないんで、事実で
決
(
きま
)
ることなんです。
キリスト教入門
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
毎年秋風が立ちはじめると
決
(
きま
)
って漢の北辺には、
胡馬
(
こば
)
に
鞭
(
むち
)
うった
剽悍
(
ひょうかん
)
な侵略者の大部隊が現われる。辺吏が殺され、人民が
掠
(
かす
)
められ、家畜が奪略される。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
何時の
間
(
ま
)
にか、天気がよくて雪の降らぬ日はふりこ沢のあたりまでスキーに乗って、積雪上の波型を見に出かけるということに
決
(
きま
)
ってしまったのである。
雪の十勝:――雪の研究の生活――
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
これ、お
死
(
し
)
にゃったが
實
(
ぢゃう
)
ならば、
唯
(
あい
)
と
言
(
い
)
や。さうでなくば
否
(
いな
)
と
言
(
い
)
や。たった
一言
(
ひとこと
)
二言
(
ふたこと
)
で
此身
(
このみ
)
の
生死
(
しゃうし
)
が
決
(
きま
)
るのぢや。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
だが仮にシェストフが彼の手紙の写しを全部机上に備えていたにしても、やはりチェーホフにごつんごつんと頭をぶつけさせずには
措
(
お
)
かなかったに
決
(
きま
)
っている。
チェーホフ序説:――一つの反措定として――
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
将軍のところへ出入する情報局
蒐集官
(
しゅうしゅうかん
)
たちは、
決
(
きま
)
って、将軍から同じ
趣旨
(
しゅし
)
の質問を受けるのだった。
独本土上陸作戦:――金博士シリーズ・3――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「痛いよ。だッて、お前さん。角川の若旦那には
判然
(
ちゃん
)
とお嫁さんが
決
(
きま
)
ってると云うじゃアないか。」
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
したが、君の事は君さへ承知すれば直ぐ
決
(
きま
)
る位に話を進めて来た。無論現在よりは条件も可ささうだ。それに君は家族が小樽に居るんだから都合が可いだらうと思ふんだ。
札幌
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
宜
(
よろ
)
しい訳でしたが、どうも世の中というものはむずかしいもので、その人が良いから出世するという風には
決
(
きま
)
っていないもので、かえって
外
(
ほか
)
の者の
嫉
(
そね
)
みや憎みをも受けまして
幻談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
晩方になると、きっとお仕着せを飲ませることに
決
(
きま
)
っている父親への、酒の支度を
疎
(
おろそ
)
かにしたといって、小野田がその時も大病人のように二階に寝ていたお島に小言をいった。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
もう
尼
(
あま
)
の心に成つて居ますと云つて泣き伏したが、もう朗然和上と夫婦との間に縁談が
決
(
きま
)
つて居つた
後
(
あと
)
だから、親の心に従つて
終
(
つひ
)
に其年の十一月、娘は十五荷の
荷
(
に
)
で岡崎御坊へ
嫁入
(
よめい
)
つて来た。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
かかる
艱苦
(
かんく
)
の
旅路
(
たびじ
)
の
裡
(
うち
)
にありて、
姫
(
ひめ
)
の
心
(
こころ
)
を
支
(
ささ
)
うる
何
(
なに
)
よりの
誇
(
ほこ
)
りは、
御自分
(
ごじぶん
)
一人
(
ひとり
)
がいつも
命
(
みこと
)
のお
伴
(
とも
)
と
決
(
きま
)
って
居
(
い
)
ることのようでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
萬事
(
ばんじ
)
が金銭上の義理ばかりでなくて
相方
(
さうはう
)
の好意から自然とお
糸
(
いと
)
は
葭町
(
よしちやう
)
へ
行
(
ゆ
)
くやうに
誰
(
た
)
れが
強
(
し
)
ひるともなく
決
(
きま
)
つて
居
(
ゐ
)
たのである。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「そのお話は隨分急にお
決
(
きま
)
りになつたのね。あの方達は知り合つてから未ださう長くはない筈だわ。」とダイアナが云つた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
実験のやり方は
決
(
きま
)
っているのであるが、硝子管の太さと長さとを色々にかえ、混合気体の割合をまた色々かえて調べて行くので、やることはいくらでもあった。
寺田先生の追憶:――大学卒業前後の思い出――
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
併
(
しか
)
しこんな不安の
状態
(
ありさま
)
で
何時
(
いつ
)
までも続いていたら、結局自分は
根負
(
こんまけ
)
がして
了
(
しま
)
うに
決
(
きま
)
っている。
先刻
(
さっき
)
から
余
(
よ
)
ほど時間も経っているだろうのに、救いの人々はまだ見えぬ。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
大枚
(
たいまい
)
三百両の
支度金
(
したくきん
)
まで投げ出して、いよいよ明日の晩は、お君を伊賀井家に乗込ませると
決
(
きま
)
った——
昨夜
(
ゆうべ
)
になって、
肝心
(
かんじん
)
のお君は自分の家の裏口で、植木屋の女房のお滝は
銭形平次捕物控:211 遠眼鏡の殿様
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
交
(
まじ
)
らふ
者
(
もの
)
があれば
堰止
(
せきと
)
むることも
出來
(
でき
)
るものと、
舅御
(
しうとご
)
の
才覺
(
さいかく
)
にて、
急
(
きふ
)
に
婚禮
(
こんれい
)
と
事
(
こと
)
が
決
(
きま
)
った。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
其處へ道廳に勤めてゐる友人の立見君が公用旁々見舞に來て呉れたので、早速履歴書を書いて頼んで遣り、二三度手紙や電報の往復があつて、私は札幌の××新聞に行く事に
決
(
きま
)
つた。
札幌
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
明日をも知れぬ、今のやうな淺ましい身體になつて、自分の
決
(
きま
)
つた世界といふもののない、
紊
(
みだ
)
れ
縺
(
もつ
)
れた神經にでも、昔の折の鮮かな花嫁姿の誇りは、ハツキリと刻み込まれてゐるであらうか。
天満宮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
そして其の上でまあ
其処
(
そこ
)
いらが
落著
(
おちつき
)
どころと
決
(
きま
)
つたわけであつた。
復讐
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
『
御自分同志
(
ごじぶんどうし
)
が
良
(
よ
)
いのは
結構
(
けっこう
)
であるが、
斯
(
こ
)
ういうことは、
矢張
(
やは
)
り
御両親
(
ごりょうしん
)
のお
許諾
(
ゆるし
)
を
得
(
え
)
た
方
(
ほう
)
がよい……。』どうせ
私
(
わたくし
)
の
申
(
もう
)
すことはこんな
堅苦
(
かたぐる
)
しい
話
(
はなし
)
に
決
(
きま
)
って
居
(
お
)
ります。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
葉の落ちた木を少し離れて見た場合、梅か桜か
楓
(
かえで
)
かということは、枝ぶりですぐ分る。枝ぶりは、一個所から出る小枝の数とその角度、それに次ぎの小枝までの距離で
決
(
きま
)
る。
茶碗の曲線:――茶道精進の或る友人に――
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
「親分、
忌々
(
いまいま
)
しいじゃありませんか、下手人はあの亭主野郎に
決
(
きま
)
っているのに」
銭形平次捕物控:282 密室
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「勿論です、それはもう、すつかり、
決
(
きま
)
つてゐますわ。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
水蒸気を適当に、かつ結晶の
隅々
(
すみずみ
)
まで行き渡らすには自然対流を用いるのが一番良いことは考えて見れば何でもないことであった。自然の場合だって天は上に、地は下にと
決
(
きま
)
っている。
雪を作る話
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
水の温度を色々に変えて、水蒸気の供給を加減すると、それぞれに
決
(
きま
)
った形の結晶が得られる。例えば水蒸気が多いと羽毛状に発達した繊細な結晶になり、中ほど位にすると綺麗な角板になる。
雪を作る話
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
決
常用漢字
小3
部首:⽔
7画
“決”を含む語句
決定
決然
解決
決心
決闘
決断
裁決
決定的
決着
決潰
未決監
決行
決口
決死
石決明貝
決而
決定性
決勝点
一決
安心決定
...