“胡馬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こば80.0%
うま20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徒歩の兵は大部分討たれあるいは捕えられたようだったが、混戦に乗じて敵の馬を奪った数十人は、その胡馬こばむちうって南方へ走った。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
「なら、胡というのは、どうだ。胡馬こば北風にいななくの胡だ。しんを亡ぼすものは胡なり、の胡だ。これなら、貞任さだとう宗任むねとうの子孫らしいぞ」
胡堂百話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
『下学集』に胡馬うまの二字でウマなるを、日本で馬一字を胡馬うまというは無理に似たり、〈馬多く北胡にづ、故に胡馬というなり〉と説いたが、物茂卿が