“根負”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんま92.9%
こんまけ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兎に角あの女には根負(こんま)けがする。たとひ逢ふと云はないまでも、おれと一度話さへすれば、きつと手に入れて見せるのだがな。
好色 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
所長もとうとう根負(こんま)けして、それでは調べて見るもよかろう。漢方の薬でも効くのがあるからと、やっとのことでお許しが出たのであった。
地震なまず (新字新仮名) / 武者金吉(著)
併(しか)しこんな不安の状態(ありさま)で何時(いつ)までも続いていたら、結局自分は根負(こんまけ)がして了(しま)うに決(きま)っている。先刻(さっき)から余(よ)ほど時間も経っているだろうのに、救いの人々はまだ見えぬ。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
二三人の消防夫も続いて登った。斯(こ)う肉薄して来られては堪(たま)らぬ。重太郎も流石(さすが)に根負(こんまけ)がして、遂に屋根から飛び降りた。但(ただ)し往来の方へ出るのを避けて、彼は裏手の方(かた)へ飛んだ。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)