“こんまけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
根負100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしこんな不安の状態ありさま何時いつまでも続いていたら、結局自分は根負こんまけがしてしまうにきまっている。先刻さっきからほど時間も経っているだろうのに、救いの人々はまだ見えぬ。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
二三人の消防夫も続いて登った。う肉薄して来られてはたまらぬ。重太郎も流石さすが根負こんまけがして、遂に屋根から飛び降りた。ただし往来の方へ出るのを避けて、彼は裏手のかたへ飛んだ。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)