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手入
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てい
ふりがな文庫
“
手入
(
てい
)” の例文
誰もが知っている通り、春夏秋冬と、松の木
位
(
ぐらい
)
手入
(
てい
)
れに手数のかかる木は
尠
(
すくな
)
い。自然
物入
(
ものいり
)
もかさむ。全くやっかい至極な放蕩息子だ。
解説 趣味を通じての先生
(新字新仮名)
/
額田六福
(著)
『
明日
(
あす
)
は
大楠山
(
おおくすやま
)
の
巻狩
(
まきが
)
りじゃ』などと
布達
(
おふれ
)
が
出
(
で
)
ると、
乗馬
(
じょうば
)
の
手入
(
てい
)
れ、
兵糧
(
へいろう
)
の
準備
(
したく
)
、
狩子
(
かりこ
)
の
勢揃
(
せいぞろ
)
い、まるで
戦争
(
いくさ
)
のような
大騒
(
おおさわ
)
ぎでございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
おじいさんは、おさくを
静
(
しず
)
かな
高台
(
たかだい
)
の
門
(
もん
)
のある
家
(
うち
)
につれてきました。この
屋敷
(
やしき
)
へは、おじいさんが、ときどき、
植木
(
うえき
)
の
手入
(
てい
)
れにくるのであります。
おさくの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
修築
(
しゅうちく
)
手入
(
てい
)
れなどの
場合
(
ばあい
)
の
用意
(
ようい
)
に、
工匠
(
こうしょう
)
が
上下
(
じょうげ
)
する足がかりが
棟
(
むね
)
のコマ
詰
(
づめ
)
から
角垂木
(
かどたるき
)
の
間
(
あいだ
)
にかくしてあるもので、みんな上へ上へと気ばかりあせっていたので
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
扨
(
さて
)
は
園内
(
ゑんない
)
の
手入
(
てい
)
れを
賞
(
ほ
)
めなどして、
逍遙
(
そゞろあるき
)
の
端
(
はし
)
に
若
(
も
)
し
其人
(
そのひと
)
見
(
み
)
ゆるやと、
垣根
(
かきね
)
の
隣
(
となり
)
さしのぞけど、
園生
(
そのふ
)
廣
(
ひろ
)
くして
家
(
いへ
)
遠
(
とほ
)
く、
萱
(
かや
)
ぶきの
軒
(
のき
)
ば
半
(
なか
)
ば
掩
(
おほ
)
ふ
大樹
(
たいじゆ
)
の
松
(
まつ
)
の
滴
(
した
)
たる
如
(
ごと
)
き
緑
(
みどり
)
の
色
(
いろ
)
の
目
(
め
)
に
立
(
たち
)
て
見
(
み
)
ゆるばか
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
草
(
くさ
)
は
其
(
そ
)
のまゝです……
近頃
(
ちかごろ
)
までに、四五
度
(
ど
)
、
越
(
こ
)
して
來
(
き
)
た
人
(
ひと
)
がありましたけれども、
何
(
ど
)
う
云
(
い
)
ふものか
住着
(
すみつ
)
きませんから、
別
(
べつ
)
に
手入
(
てい
)
れもしないので、
貴女
(
あなた
)
のおもの
好
(
ずき
)
のまゝに
殘
(
のこ
)
つて
居
(
ゐ
)
ます、……
秋口
(
あきぐち
)
には
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
人
(
ひと
)
皆
(
みな
)
の
天壽
(
てんじゆ
)
の
蔓
(
つる
)
の
手入
(
てい
)
れ
時
(
どき
)
嚏
(
くさみ
)
だにせぬうちの
養生
(
やうじやう
)
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
そして、そのあくる
日
(
ひ
)
から、おじいさんは、はじめて、
常夏
(
とこなつ
)
を
芽
(
め
)
から
丹精
(
たんせい
)
したときのように、
自分
(
じぶん
)
が
気分
(
きぶん
)
の
悪
(
わる
)
いのを
忘
(
わす
)
れて、
手入
(
てい
)
れをしてやりました。
花と人間の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
三浦
(
みうら
)
へも
所中
(
しょっちゅう
)
泊
(
とま
)
りがけで
訪
(
たず
)
ねてまいり、よく
私
(
わたくし
)
の
愛馬
(
あいば
)
の
手入
(
てい
)
れなどをしてくれたものでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
二人
(
ふたり
)
は、りんご
樹
(
じゅ
)
の
手入
(
てい
)
れをしたり、
栽培
(
さいばい
)
をしたりして、そこでしばらくいっしょに
暮
(
く
)
らすことになりました。
二人
(
ふたり
)
のほかにも、いろいろな
人
(
ひと
)
が
雇
(
やと
)
われていました。
あほう鳥の鳴く日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
植木屋
(
うえきや
)
のおじいさんは、しばらくたってから、おさくの
奉公
(
ほうこう
)
した、お
家
(
うち
)
へいって、
植木
(
うえき
)
の
手入
(
てい
)
れをしていました。そのとき、
奥
(
おく
)
さまは、
出
(
で
)
てこられて、おじいさんに
おさくの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
さち
子
(
こ
)
は、
大事
(
だいじ
)
にして、ばらの
手入
(
てい
)
れをいたしました。ちょうど、三
年
(
ねん
)
めの
春
(
はる
)
の
終
(
お
)
わりころに、一
本
(
ぽん
)
のばらにだけ、一つつぼみがつきました。さち
子
(
こ
)
は、どんなに
喜
(
よろこ
)
んだかしれません。
花と少女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いつしか、
島
(
しま
)
の
中
(
なか
)
は、
諸国
(
しょこく
)
の
珍
(
めずら
)
しい
花
(
はな
)
で、みごとに
飾
(
かざ
)
られたのでした。みんなは、
自分
(
じぶん
)
たちの
庭園
(
ていえん
)
の
手入
(
てい
)
れをしました。だから、
果物
(
くだもの
)
は、ますますみごとに、
枝
(
えだ
)
もたわむばかりになりました。
花咲く島の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、まだ
鉄砲
(
てっぽう
)
の
手入
(
てい
)
れをしておかなかったのを、
迂濶
(
うかつ
)
であったと
気
(
き
)
づいたのです。その
翌日
(
よくじつ
)
、
昼
(
ひる
)
すぎごろのこと、
入
(
い
)
り
口
(
ぐち
)
へなにかきたけはいがしたので、
見
(
み
)
ると
怪物
(
かいぶつ
)
が
顔
(
かお
)
を
突
(
つ
)
き
出
(
だ
)
していました。
深山の秋
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あかりの
下
(
した
)
で、
冬
(
ふゆ
)
の
着物
(
きもの
)
の
手入
(
てい
)
れをしていた、
母親
(
ははおや
)
は
しいたげられた天才
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭