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燒
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やけ
ふりがな文庫
“
燒
(
やけ
)” の例文
新字:
焼
此燒土
(
このやけつち
)
に
就
(
つい
)
て、
武内桂舟畫伯
(
たけうちけいしうぐわはく
)
の
説
(
せつ
)
がある。
氏
(
し
)
は
陶器通
(
たうきつう
)
の
立場
(
たちば
)
からして
考
(
かんが
)
へて
見
(
み
)
たので、
土
(
つち
)
が
燒
(
やけ
)
て
層
(
さう
)
を
成
(
な
)
すまで
火
(
ひ
)
を
焚
(
た
)
くといふのは、
容易
(
ようい
)
でない。
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
おつぎは
浴衣地
(
ゆかたぢ
)
へ
赤
(
あか
)
い
帶
(
おび
)
を
締
(
し
)
めた。
勘次
(
かんじ
)
は
紺
(
こん
)
の
筒袖
(
つゝそで
)
の
單衣
(
ひとへ
)
で
日
(
ひ
)
に
燒
(
やけ
)
た
足
(
あし
)
が
短
(
みじか
)
い
裾
(
すそ
)
から
出
(
で
)
て
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
引捕
(
ひきとら
)
へ大事の御預り者
何
(
いづ
)
れへ行るゝやと
咎
(
とが
)
むるにお政は南無三と思ひ無言にて
袖
(
そで
)
振拂
(
ふりはら
)
ひ
駈出
(
かけいだ
)
すをコレ/\
未
(
ま
)
だ
燒
(
やけ
)
ては
來
(
こ
)
ぬぞ
此騷
(
このさわ
)
ぎを幸ひに
逃
(
にげ
)
やうとて
逃
(
にが
)
しはせじと又引止るを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
やあ、えらい
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
りました。……
柳原
(
やなぎはら
)
の
燒
(
やけ
)
あとへ、
何
(
ど
)
うです。……
夜鷹
(
よたか
)
より
先
(
さき
)
に
幽靈
(
いうれい
)
が
出
(
で
)
ます。……
若
(
わか
)
い
女
(
をんな
)
の
眞白
(
まつしろ
)
なんで。——
自警隊
(
じけいたい
)
の
一豪傑
(
あるがうけつ
)
がつかまへて
見
(
み
)
ると、それが
婆
(
ばゞあ
)
だ。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一
日
(
じつ
)
又
(
また
)
一
日
(
じつ
)
、
彼
(
かれ
)
は
稼
(
かせ
)
ぎに
稼
(
かせ
)
ぎ、
百姓
(
ひやくしやう
)
は
勿論
(
もちろん
)
、
炭
(
すみ
)
も
燒
(
やけ
)
ば、
材木
(
ざいもく
)
も
切
(
き
)
り
出
(
だ
)
す、
養蠶
(
やうさん
)
もやり、
地木綿
(
ぢもめん
)
も
織
(
お
)
らし、
凡
(
およ
)
そ
農家
(
のうか
)
の
力
(
ちから
)
で
出來
(
でき
)
ることなら、
何
(
なん
)
でも
手當次第
(
てあたりしだい
)
、そして
一生懸命
(
いつしやうけんめい
)
にやりました。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
秋晴
(
あきばれ
)
やおしろい
燒
(
やけ
)
の
顏
(
かほ
)
の
皺
(
しわ
)
荷風翁の発句
(旧字旧仮名)
/
伊庭心猿
(著)
何
(
なん
)
の
祠
(
ほこら
)
の
巫女
(
みこ
)
は、
燒
(
やけ
)
のこつた
町家
(
まちや
)
が、
火
(
ひ
)
に
成
(
な
)
つたまゝ、あとからあとからスケートのやうに
駈𢌞
(
かけまは
)
る
夢
(
ゆめ
)
を
見
(
み
)
たなぞと、
聲
(
こゑ
)
を
密
(
ひそ
)
め、
小鼻
(
こばな
)
を
動
(
うご
)
かし、
眉毛
(
まゆげ
)
をびりゝと
舌
(
した
)
なめずりをして
言
(
い
)
ふのがある。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
長庵はつたとねめ
付
(
つけ
)
汝
(
おの
)
れ忠兵衞
貴樣
(
きさま
)
も
餘程
(
よほど
)
愚痴
(
ぐち
)
なる奴かな如何に女房に
未練
(
みれん
)
が有ればとて餘りに
憎
(
にく
)
き
仕方
(
しかた
)
なり此長庵が
生
(
いき
)
て居て心配なるとか又近所で
安心
(
あんしん
)
成
(
なら
)
ぬと思ふなら
何所
(
どこ
)
へ
成
(
なり
)
共
(
とも
)
引越
(
ひきこし
)
なば
仔細
(
しさい
)
は有るまじ
勿論
(
もちろん
)
燒
(
やけ
)
ぼつくいには火の
付
(
つき
)
安
(
やす
)
き
譬
(
たと
)
へも有れば不安心に思ふも
道理
(
もつとも
)
なり然し一
旦
(
たん
)
勘辨
(
かんべん
)
した事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
鐵
(
てつ
)
の
棒
(
ぼう
)
の
杖
(
つゑ
)
をガンといつて、
尻
(
しり
)
まくりの
逞
(
たくま
)
しい
一分刈
(
いちぶがり
)
の
凸頭
(
でこあたま
)
が「
麹町
(
かいぢまち
)
六丁目
(
ろくちやうめ
)
が
燒
(
やけ
)
とるで!
今
(
いま
)
ぱつと
火
(
ひ
)
を
吹
(
ふ
)
いた
處
(
ところ
)
だ、うむ。」と
炎天
(
えんてん
)
に、
赤黒
(
あかぐろ
)
い、
油
(
あぶら
)
ぎつた
顏
(
かほ
)
をして、
目
(
め
)
をきよろりと、
肩
(
かた
)
をゆがめて
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
聞居るお政の
辛
(
つら
)
さ
殘念
(
ざんねん
)
さ
辯解
(
いひわけ
)
なすとも
實
(
まこと
)
にせず
口惜涙
(
くやしなみだ
)
に
咽
(
むせ
)
返る心の中ぞ
哀
(
あは
)
れなり然るに天の助けにや
或夜
(
あるよ
)
戌刻
(
いつゝどき
)
とも思ふ頃下谷
車坂
(
くるまざか
)
より出火して火事よ/\と立騷ぎければ宅番の者ども大いに驚き皆々我家へ歸り見るに早火の紛は
破落々々
(
ばら/\
)
と來たり殊に風も
烈
(
はげ
)
しければ今にも
燒
(
やけ
)
て來るかと皆々
周章狼狽
(
あわてふためき
)
手に/\荷物を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
燒
部首:⽕
16画
“燒”を含む語句
燃燒
燒酎
丸燒
燒肉
燒死
素燒
火燒
燒饅頭
夕燒
燒痕
岡燒
霜燒
千住燒場
燒盡
燒餅
燒石
蒲燒
大燒痕
蒸燒
燒跡
...