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汝
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そち
ふりがな文庫
“
汝
(
そち
)” の例文
ヂュリ そのやうなことを
言
(
い
)
ふ
汝
(
そち
)
の
舌
(
した
)
こそ
腐
(
くさ
)
りをれ!
恥
(
はぢ
)
を
掻
(
か
)
かしゃる
身分
(
みぶん
)
かいの、
彼方
(
あのかた
)
の
額
(
ひたひ
)
には
恥
(
はぢ
)
などは
恥
(
はづ
)
かしがって
能
(
よ
)
う
坐
(
すわ
)
らぬ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
これから
俺
(
わし
)
の
申
(
もう
)
すところをきいて、十
分
(
ぶん
)
に
修行
(
しゅぎょう
)
を
積
(
つ
)
まねばならぬ。
俺
(
わし
)
は
産土
(
うぶすな
)
の
神
(
かみ
)
から
遣
(
つか
)
わされた
汝
(
そち
)
の
指導者
(
しどうしゃ
)
である、と
申
(
もう
)
しきかされた。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「何だ。今となってその説は、それは滝川
一益
(
かずます
)
などが大事を取って申した説で、
汝
(
そち
)
の策は、それに反対であったはずではないか」
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
けれど
汝
(
そち
)
は
卑
(
いや
)
しくも
魚族
(
ぎよぞく
)
の
王
(
わう
)
の、
此
(
こ
)
の
父
(
ちゝ
)
が
世
(
よ
)
をさつたらばその
後
(
あと
)
を
嗣
(
つ
)
ぐべき
尊嚴
(
たうと
)
い
身分
(
みぶん
)
じや。
决
(
けつ
)
して
輕々
(
かろ/″\
)
しいことをしてはならない。よいか
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
「ウ、ほざいたナ臙脂屋。小気味のよいことをぬかし居る。其儀ならば丹下右膳、
汝
(
そち
)
の所望を遂げさせて遣わそう。」
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
それ程に
汝
(
そち
)
がこのやうな靴を望むのならば、その望みを叶へてつかはすに造作はない。これよ、直ぐさまこの者に最も高価な、金絲の刺繍をした靴を
ディカーニカ近郷夜話 後篇:02 降誕祭の前夜
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
今更いふ事か、その為の
汝
(
そち
)
なれば、私が見たも同じ事。それは跡でも聞かふから、それよりは、今の手筈を
したゆく水
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
さりながら
徃日
(
いつぞや
)
の
御詞
(
おんことば
)
は
僞
(
いつは
)
りなりしか、
汝
(
そち
)
さへに
見捨
(
みすて
)
ずば
我
(
わ
)
が
生涯
(
しやうがい
)
の
幸福
(
かうふく
)
ぞと、
忝
(
かたじ
)
けなき
仰
(
おほ
)
せ
承
(
うけたま
)
はりてよりいとゞ
狂
(
くる
)
ふ
心
(
こゝろ
)
止
(
とめ
)
がたく、
口
(
くち
)
にするは
今日
(
けふ
)
始
(
はじ
)
めてなれど
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
おほよそ文にて知らるゝことは、その外にもいと多し。されど讀みおぼゆる初は、あまり樂しきものにはあらず。
汝
(
そち
)
は終日
榻
(
たふ
)
に坐して、文を手より
藉
(
お
)
かじと心掛くべし。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
確と
面体
(
めんてい
)
を認めてから静かに討たんければ成らぬ、殊に
汝
(
そち
)
は剣術が出来てもまだ年功がなし年も
往
(
い
)
かぬから其の
痩腕
(
やせうで
)
では
迚
(
とて
)
も又市には及ばぬ、
私
(
わし
)
も共に討たんでは成らぬ
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
都鳥もし
蘇生
(
よみがえ
)
らず、白妙なきものと成らば、大島守を其のまゝに
差置
(
さしお
)
かぬぞ、と
確
(
しか
)
と申せ。いや/\待て、必ず誓つて人には
洩
(
もら
)
すな。——拙道の手に働かせたれば、
最早
(
もは
)
や
汝
(
そち
)
は
差許
(
さしゆる
)
す。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
『
研究
(
けんきゅう
)
の
為
(
た
)
めに
汝
(
そち
)
に
見
(
み
)
せてやらねばならぬ
不思議
(
ふしぎ
)
な
世界
(
せかい
)
がまだ
残
(
のこ
)
っている。』と、
或
(
あ
)
る
日
(
ひ
)
指導役
(
しどうやく
)
のお
爺
(
じい
)
さんが
私
(
わたくし
)
に
申
(
もう
)
されました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
死罪
(
しざい
)
の
事
(
こと
)
を
追放
(
つゐはう
)
といはッしゃるは、
黄金
(
わうごん
)
の
斧鉞
(
まさかり
)
で
予
(
わし
)
の
首
(
くび
)
を
刎
(
は
)
ねておいて、
汝
(
そち
)
は
幸福
(
しあはせ
)
ぢゃと
笑
(
わら
)
うてござるやうなものぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
『あんなに話したのに、
汝
(
そち
)
にはまだ分らないのか。御領主内匠頭様が、御切腹なされたという事を』
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「聞き及ぶところでは、
汝
(
そち
)
たちセーチでは決して結婚をいたさぬとのことではないか。」
ディカーニカ近郷夜話 後篇:02 降誕祭の前夜
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
ハタと
睨
(
にら
)
んで
汝
(
そち
)
までが
同
(
おな
)
じやうに
何
(
なん
)
の
囈語
(
たはごと
)
最早
(
もはや
)
何事
(
なにごと
)
聞
(
き
)
く
耳
(
みゝ
)
もなし
汝
(
そち
)
が
追
(
お
)
ひ
出
(
だ
)
さずば
我
(
わ
)
れ
自身
(
じしん
)
にと
止
(
と
)
むる
妻
(
つま
)
を
突
(
つき
)
のけつゝ
病勞
(
やみつか
)
れても
老
(
おい
)
の
一徹
(
いつてつ
)
上
(
あが
)
りがまちに
泣頽
(
なきくづ
)
れしお
高
(
たか
)
が
細腕
(
ほそうで
)
むづと
取
(
と
)
りつ
力
(
ちから
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
何う云う訳か
他人
(
ひと
)
さまの物を盗み取りましたり、親の物を
引浚
(
ひっさら
)
って逃げますような悪い癖がございましたから勘当致しましたが、御維新
己来
(
このかた
)
汝
(
そち
)
の行方ばかり捜して居たが、
東京
(
とうけい
)
には居らんから
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「それが
解
(
わか
)
つたら、すべては
汝
(
そち
)
の
自由
(
じいう
)
に
委
(
まか
)
せる」
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
『それだから
今度
(
こんど
)
の
瀑布
(
たき
)
の
修行場
(
しゅぎょうば
)
となったのじゃ。
汝
(
そち
)
も
知
(
し
)
る
通
(
とお
)
り、こちらの
世界
(
せかい
)
の
掟
(
おきて
)
にはめったに
無理
(
むり
)
なところはない……。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ヂュリ おゝ、
運命神
(
うんめい
)
よ、
運命神
(
うんめい
)
よ!
皆
(
みな
)
が
汝
(
そち
)
を
浮氣者
(
うはきもの
)
ぢゃといふ。いかに
汝
(
そち
)
が
浮氣
(
うはき
)
であらうと、
世
(
よ
)
に
聞
(
きこ
)
えた
堅實
(
かたぎ
)
な
人
(
ひと
)
を
何
(
なん
)
とすることも
出來
(
でき
)
まい。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
それは定めし、
急加斎
(
きゅうかさい
)
という者であろう。いまは
汝
(
そち
)
の家の客臣となっておる。
剣の四君子:05 小野忠明
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「おお、
汝
(
そち
)
は
暇
(
いとま
)
をもらつて
何
(
なん
)
とするのか」
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
「
汝
(
そち
)
は
平常
(
へいぜい
)
、誰に剣を学んでいるか」と、たずねた。
剣の四君子:05 小野忠明
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「くわしいな、
汝
(
そち
)
は」
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
汝
漢検準1級
部首:⽔
6画
“汝”を含む語句
汝等
汝達
大汝
汝兄
汝曹
汝命
汝水
汝屋船
汝輩
汝南
爾汝
丁汝昌
汝陽
汝南圃史
汝所堅之美豆能小佩
汝寧
除汝
汝海
諾児汝
汝爾
...