植物しよくぶつ)” の例文
紅葉もみぢうつくしさは、植物しよくぶつそのものゝ種類しゆるいと、その發生はつせい状態じようたいとでそれ/″\ちがひますが、一面いちめんには附近ふきん景色けしきにも左右さゆうされるものです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
そのをかうへにはスエーデンの各地方かくちほう植物しよくぶつ移植いしよくし、また特有とくゆう動物どうぶつをも飼養しようしてゐるところは、ちょっと植物園しよくぶつえん動物園どうぶつえんのようでもあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
これだけんだので言葉ことば意義内容いぎないようわたしあたまなかにハツキリしてた。大和魂やまとだましい表象へうしやうする、朝日あさひにほ山櫻やまざくらがコスモポリタン植物しよくぶつでないこと無論むろんである。
『えゝ、つててよ!』とあいちやんがさけびました、この最後さいご言葉ことばには頓着とんちやくせずに。『それは植物しよくぶつだわ。ちつとも人間にんげんのやうな恰好かつかうをしちやなくつてよ』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
れいかつたのを今回こんくわい見出みだしたのだ。俵形ひやうけい土器どきから植物しよくぶつさがしたのは、じつである。あやう人夫にんぷてやうとしたのを、引取ひきとつて調しらべたからである。
すべての植物しよくぶつつて緑素りよくそ悉皆みんなそらつてるのだ。はるになるとそらはそれをあめ溶解ようかいしていてやるのだ。それだからうるほうたえだはどれでもあをいろどられねばならぬはずである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
實際じつさいまた熱帶國ねつたいこくには不思議ふしぎ動物どうぶつれば、不思議ふしぎ植物しよくぶつもある。これすこかたちへると化物ばけものになる。印度いんどじつ化物ばけもの本場ほんばであつて、神聖しんせいなる史詩ししラーマーヤナとうには化物ばけもの澤山たくさんる。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
これが きつと 火星の運河のある所にしげつてゐる植物しよくぶつに水をおくる管だ
(第三)植物しよくぶつ
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
かく緑色みどりいろ植物しよくぶつの、とく固有こゆういろで、われ/\はといへば、すぐにみどりいろおもさずにゐられないくらゐしたしいいろです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
そのほかおほきな動物どうぶつ標本ひようほんにはぞうくぢらもあり、鑛物こうぶつ植物しよくぶつ標本ひようほんもすっかりそろつてゐることはまをすまでもありません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
最後さいご此新横穴このしんよこあなからの發見物はつけんぶつつひて、もつと注意ちういすべきてん附記ふきしてく。それは、供物ぐぶつらしき魚骨ぎよこつ發見はつけんと、俵形土器ひやうけいどきなかから、植物しよくぶつらしきものた二である。
(これが想像さうざうした火星くわせい表面へうめんで一めん砂原すなはら植物しよくぶつもある。)
植物しよくぶつおよ動物どうぶつについてふ。
第一だいいちに、青々あを/\した、といふものは、植物しよくぶつにとつては一番いちばん大切たいせつで、ちょうどわれ/\の心臟しんぞうちようのような、生活上せいかつじよう必要ひつよう器官きかんです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
いままでは食物しよくもつることをらなかつた人間にんげんが、土器どきによつて動物どうぶつにくでも植物しよくぶつでも、自由じゆうることが出來できるようになつたので、いままでべられなかつた品物しなもの食物しよくもつ部分ぶぶん
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)