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むかしばなし
ふりがな文庫
“
昔話
(
むかしばなし
)” の例文
昔話
(
むかしばなし
)
に、よくこれに
似
(
に
)
たことがあったのをききましたが、
彼
(
かれ
)
は、いまそれが
自分
(
じぶん
)
の
身
(
み
)
の
上
(
うえ
)
であることに
驚
(
おどろ
)
き、おそれたのであります。
銀のつえ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
『つい
昔話
(
むかしばなし
)
の
面白
(
おもしろ
)
さに
申遲
(
まうしおく
)
れたが、
實
(
じつ
)
は
早急
(
さつきふ
)
なのですよ、
今夜
(
こんや
)
十一
時
(
じ
)
半
(
はん
)
の
滊船
(
きせん
)
で
日本
(
くに
)
へ
皈
(
かへ
)
る
一方
(
いつぱう
)
なんです。』
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
それに
引
(
ひ
)
き
換
(
か
)
えあたしゃそこらに
履
(
は
)
き
捨
(
す
)
てた、
切
(
き
)
れた
草鞋
(
わらじ
)
もおんなじような、
水茶屋
(
みずぢゃや
)
の
茶汲
(
ちゃく
)
み
娘
(
むすめ
)
。
百夜
(
ももよ
)
の
路
(
みち
)
を
通
(
かよ
)
ったとて、お
前
(
まえ
)
に
逢
(
あ
)
って、
昔話
(
むかしばなし
)
もかなうまい。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
夫故
(
それゆゑ
)
箱書
(
はこがき
)
も
黙阿弥翁
(
もくあみをう
)
に
認
(
したゝ
)
めて
貰
(
もら
)
ひましたが、
此文中
(
このぶんちう
)
にもある
通
(
とほ
)
り十
有余年
(
いうよねん
)
昔話
(
むかしばなし
)
が
流行
(
はやつ
)
たことと見えまする。
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
七日前
(
なぬかぜん
)
に
東京驛
(
とうきやうえき
)
から
箱根越
(
はこねごし
)
の
東海道
(
とうかいだう
)
。——
分
(
わか
)
つた/\——
逗留
(
とうりう
)
した
大阪
(
おほさか
)
を、
今日
(
けふ
)
午頃
(
ひるごろ
)
に
立
(
た
)
つて、あゝ、
祖母
(
おばあ
)
さんの
懷
(
ふところ
)
で
昔話
(
むかしばなし
)
に
聞
(
き
)
いた、
栗
(
くり
)
がもの
言
(
い
)
ふ、たんばの
國
(
くに
)
。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
マーキュ
昔話
(
むかしばなし
)
の
猫王
(
チッバルト
)
ぢゃと
思
(
おも
)
うたら
當
(
あて
)
が
違
(
ちが
)
はう。
見事
(
みごと
)
武士道
(
ぶしだう
)
の
式作法
(
しきさはふ
)
に
精通
(
せいつう
)
遊
(
あそ
)
ばしたお
達人
(
たつじん
)
さまぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
するとお
寺
(
てら
)
の中から
腰
(
こし
)
の
曲
(
ま
)
がったおじいさんの
坊
(
ぼう
)
さんが三
人
(
にん
)
、ことこと
杖
(
つえ
)
をつきながら、さもうれしそうにやって
来
(
き
)
て、
太子
(
たいし
)
の
御様子
(
ごようす
)
をたずねるやら、
昔話
(
むかしばなし
)
をするやらしたあとで、
妹子
(
いもこ
)
のいうままに
夢殿
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
(
尤
(
もつと
)
も、これは
昔話
(
むかしばなし
)
である)
長谷川時雨が卅歳若かつたら
(旧字旧仮名)
/
直木三十五
(著)
「
見
(
み
)
たものは、この
世
(
よ
)
の
心配
(
しんぱい
)
や、
年
(
とし
)
を
忘
(
わす
)
れると、
昔話
(
むかしばなし
)
に
聞
(
き
)
いたが、まだだれも
見
(
み
)
たと
聞
(
き
)
かぬ
天女
(
てんにょ
)
の
舞
(
まい
)
でございますか。それはありがたい。」
羽衣物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかし、
何
(
ど
)
うも
済
(
す
)
みません、
第
(
だい
)
一
見
(
み
)
た
事
(
こと
)
もありませんのに、
奥州
(
おうしう
)
二
本松
(
ほんまつ
)
と
云
(
い
)
ふのは、
昔話
(
むかしばなし
)
や
何
(
なに
)
かで
耳
(
みゝ
)
について
居
(
ゐ
)
たものですから、
夢現
(
ゆめうつゝ
)
に
最
(
も
)
う
其処
(
そこ
)
を
通
(
とほ
)
つたやうに
思
(
おも
)
つたんです。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
事
(
こと
)
面倒
(
めんだう
)
と
思
(
おも
)
はゞ、
昔話
(
むかしばなし
)
に
聞
(
き
)
く
海賊船
(
かいぞくせん
)
の
戰術
(
せんじゆつ
)
を
其儘
(
そのまゝ
)
に、
鋭
(
するど
)
き
船首
(
せんしゆ
)
は
眞一文字
(
まいちもんじ
)
に
此方
(
こなた
)
に
突進
(
とつしん
)
し
來
(
きた
)
つて、
手
(
て
)
に/\
劍戟
(
けんげき
)
を
振翳
(
ふりかざ
)
せる
異形
(
ゐげう
)
の
海賊
(
かいぞく
)
輩
(
ども
)
は
亂雲
(
らんうん
)
の
如
(
ごと
)
く
我
(
わ
)
が
甲板
(
かんぱん
)
に
飛込
(
とびこ
)
んで
來
(
く
)
るかも
知
(
し
)
れぬ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「
這囘
(
このたび
)
向島
(
むかうじま
)
の
武蔵屋
(
むさしや
)
に
於
(
おい
)
て、
昔話
(
むかしばなし
)
の
会
(
くわい
)
が
権三
(
ごんざ
)
りやす」
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「じゅんさいがありますね、なかなか
古
(
ふる
)
い
池
(
いけ
)
とみえる。
君
(
きみ
)
は、なにかこの
池
(
いけ
)
について、おもしろい
昔話
(
むかしばなし
)
を
聞
(
き
)
いたことがありませんか。」と、
紳士
(
しんし
)
は、たずねました。
銀河の下の町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
黄金
(
こがね
)
の
箱
(
はこ
)
などというものは、そうたくさんあるものでないから、どこかの
倉
(
くら
)
に
宝物
(
ほうもつ
)
となって、そのまましまってあるか、もしくは、どこかの
地中
(
ちちゅう
)
にうずめられているという
昔話
(
むかしばなし
)
でも
三つのかぎ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
秀公
(
ひでこう
)
が、
小
(
ちい
)
さいとき、おばあさんから、
昔話
(
むかしばなし
)
をきいたんだって。
二少年の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
昔
常用漢字
小3
部首:⽇
8画
話
常用漢字
小2
部首:⾔
13画
“昔”で始まる語句
昔
昔日
昔時
昔気質
昔馴染
昔噺
昔語
昔者
昔風
昔年