“乗出:のりだ” の例文
“乗出:のりだ”を含む作品の著者(上位)作品数
泉鏡花8
野村胡堂4
泉鏡太郎4
岡本綺堂2
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン1
“乗出:のりだ”を含む作品のジャンル比率
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語1.6%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸1.6%
歴史 > 伝記 > 個人伝記0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「むむ。」と、市郎も思わず蒲団から乗出のりだした。彼も𤢖に対して、ピジョン氏と同じような経験をっているからであった。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ただ飛来とびく弾丸たまに向い工合ぐあい、それのみを気にして、さて乗出のりだしていよいよ弾丸たまの的となったのだ。
「驚くな——たって、眼なんか据えて乗出のりだされちゃ大概肝を冷やすぜ、旦那、あまり結構な人相じゃねえ」
大江戸黄金狂 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
と弁当の用意を致し、酒を吸筒すいづゝへ詰込みまして、神田の昌平橋しょうへいばしの船宿から漁夫りょうしを雇い乗出のりだしましたれど、新三郎は釣はしたくはないが
と若い女が、ぢやぶ/\、ぢやぶ/\と乗出のりだす中に、おびえた声する。
光籃 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
あゝ風情ふぜいとも、甘味おいしさうとも——その乗出のりだして、銀杏返ゐてふがへし影法師かげばふし一寸ちよつとしづまつたのをばうとした。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
白襯衣君が、肩をそびやかして突立つったって、窓から半身はんしん乗出のりだしたと思うと、真赤な洋傘こうもりが一本、矢のように窓からスポリと飛込とびこんだ。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
つかまえて支えて、乗出のりだしても、溝に隔てられて手が届かなかった。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
銀貨狼藉さてそれから船が出てずっと北の方に乗出のりだした。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
お葉はいよいよ驚いて、縁から半身はんしん乗出のりだした。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
はなしはいよいよ本題にって来たから、私もいよいよ熱心に、「え、それはういう理屈だね、んな評判があるのだね」と、思わず身を乗出のりだして相手の顔を覗き込むと
画工と幽霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
いはあたま半身はんしん乗出のりだして、
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
みょう。」と、又乗出のりだした山伏やまぶしが、
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ひざずつ乗出のりだしたおせんは、ほほがすれすれになるまでに、菊之丞きくのじょうかおのぞんだが、やがてそのは、仏像ぶつぞうのようにすわってった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
皆まで聴かずに忠弘は乗出のりだします。
航海を学び始めたのは安政二年の事で、安政二年に長崎におい和蘭オランダ人から伝習したのがそもそも事の始まりで、そのぎょうなって外国に船を乗出のりだそうと云うことを決したのは安政六年の冬
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
奇岩怪石の上を拾って、五歩に一閣、十歩に一棧と言った恐ろしく洒落しゃれた建物ですが、一番上の母屋おもやとも言うべき高楼は、千尋ちひろの荒海の上に臨んだ、大岩石の上へ乗出のりだすように建てられたもので
大膳正は乗出のりだしました。
「おせんのはだかのぞこうッてえのは、まず立派りっぱ智恵ちえだがの。おのれをわすれて乗出のりだした挙句あげく垣根かきねくびんだんじゃ、折角せっかく趣向しゅこうだいなしだろうじゃねえか」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
少々せう/\怪我けがぐらゐはする覚悟かくごで、幻覚げんかく錯視さくしかとみづかあやしむ、そのみづいろどりに、一だんと、えだにのびて乗出のりだすと、あま奇麗きれいさに、くらんだのであらう。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
追取刀おっとりがたなやり薙刀なぎなた。そのうち騎馬で乗出のりだした。何と、紙屑買かみくずかい一人を、鉄砲づくめ、槍襖やりぶすまとらへたが、見ものであつたよ。——国持諸侯くにもちだいみょうしらみ合戦かっせんをするやうだ。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
みづつて、さつあみ乗出のりだしてひろげたなかへ、天守てんしゆかげが、かべ仄白ほのじろえるまで、三重さんぢうあたりをこずゑかこまれながら、歴然あり/\うつつてた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)