増加ぞうか)” の例文
しかるも我國わがくに財源ざいげんにはかぎりあり、兵船へいせん増加ぞうかにも限度げんどあり、くにおもふの日夜にちや此事このこと憂慮ゆうりよし、えず此點このてんむかつてさくこうじてる。
此故このゆゑなまぐさにほひせて白粉おしろいかをりはな太平たいへい御代みよにては小説家せうせつか即ち文学者ぶんがくしやかず次第々々しだい/\増加ぞうかし、たひはなさともあれど、にしん北海ほつかい浜辺はまべ
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
研究者けんきゆうしや次第しだい増加ぞうか優秀ゆうしゆうわか學者がくしや出來できたので、最近さいきん二三年にさんねんあひだおいては此方面このほうめんにも次第しだいびてて、今日こんにちでは最早もはやかれおくれてゐようとはおもはれない。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
また一方いつぽうでは人口じんこう増加ぞうかにつれてこれまで食料しよくりようにしてゐたくさもだん/\りなくなり、それをおぎなふためにはたけをこしらへて、農作のうさくをする必要ひつようがおこるし、同時どうじにまた野獸やじゆう
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
勿論もちろん金解禁後きんかいきんご政府せいふ財政計劃ざいせいけいくわくふたゝ放漫はうまんなが國民こくみん緊張きんちやう弛緩ちかん消費節約せうひせつやくゆる輸入超過ゆにふてうくわ増加ぞうかするにいたればめにきん流出りうしゆつ餘儀よぎなくせられ通貨收縮つうくわしうしゆくきたすことあるべきも
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
追々おひ/\増加ぞうかするよし……其處そこで、東京府下とうきやうふか總數そうすう四萬餘よまんよおよぶ。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
冒険譚ばうけんだんおこなはれし十八世紀せいきには航海かうかい好奇心かうきしんもやし、京伝きやうでん洒落本しやれぼん流行りうかうせしとき勘当帳かんだうちやう紙数しすう増加ぞうかせしとかや。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
海底戰鬪艇かいていせんとうてい製造せいぞうには、きわめて細密さいみつなる設計せつけい出來できて、一人ひとり不足ふそくをもゆるさぬかはりに、一人ひとり増加ぞうかする必要ひつえうがないのです、ちやんと三十三めい水兵すいへいある年月ねんげつあひだはたらいて
近頃ちかごろわがくににはアメリカふう高層建築物こうそうけんちくぶつ段々だん/\増加ぞうかしつゝある。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
いま數年すうねんむかしきみ御記臆ごきをくですか、滊船きせん甲板かんぱんで、わたくし奇妙きめうなるぎんじ、また、歐洲をうしう列國れつこく海軍力かいぐんりよく増加ぞうかと、我國わがくに現况げんけうとを比較ひかくして、とみより、機械學きかいがく進歩上しんぽじやうより、我國わがくに今日こんにちごと